WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

理想論だけど「国連」再構築するしかない

2022年02月27日 | このごろ思うこと

大陸のジャイアン、ロシアがついにウクライナに侵略を開始した。

今日の京都新聞の論調の基本は、
「『専制主義』勢力の横暴に対する『民主主義』勢力の正義の戦い」。
これには、日本人の中国への嫌悪(これだって誘導されたものだ)も脳裡に浮かんで、反中露感情と親米感情の相乗効果を上げるであろうことを、狡猾に意図的に想定されている。おそらく日本の全メディアとそれに誘導された大半の日本人の頭の中はこうだろう。米追随の頓珍漢で皮相な見方では、中東の混乱同様、紛争と戦争は永遠に無くならないだろう。

世界の現状は米中露3大国の主導権争いを中心に回されていることは、残念ながら間違いない。
3大国は、それぞれが我儘な駄々っ子悪童のように、子分の取り込み合いに狂奔している。衆目の一致する通り、本来、非武力調整の役目を担うはずの国連も3大国の主導権争いの場と化し、その役目を果たしてはいない。
今さら言うまでもないことだが、、国連を本来の機能を発揮できる組織にするためには、3大国の勢力争いに巻き込まれている「子分」諸国の「子分」からの脱却、NATO、日米安保はじめ全ての軍事同盟の解消と、3大国いずれにも組しない諸国との連携だ。理想論だろうがなんだろうが、安保理などという大国中心の組織体制は解体し、国連を各国対等の議論と評決の場とする以外に解決策はない。日本はそうした方向で努力すべきなのに、残念ながら現状は米のポチ以外の何ものでもない。
TVで自称ロシア問題専門家が「プーチンの目的はソ連の復活だ」とのたまわったのは笑止千万、バカさ加減に呆れた。

写真は、同じく今日の京都新聞。
少なくとも冒頭記の「『専制主義』勢力の横暴に対する『民主主義』勢力の正義の戦い」という、いかにも皮相な見方よりは、さすがに多少は外交の現場に携わった方のマシな論評で、参考にはなった。


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