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てらまち・ねっと



 1月11日のブログで、今年3月に行われる千葉県知事選の状況を見た。
 白石ますみさんが、12月に民主党と政策協定、自民公明はメドただずの状況。

 ところが、年明けて立候補表明した白石さん、民主党との政策協定の内容をほとんど採り入れておらず、民主党は「推薦取り消し」へ。
 その日会見のあと、白石さんは「連合」に推薦依頼へでかけたという。

 公表されたマニフェストを見ると、表現に公選法違反もあるからいずれ書き直すことにはなるのだろうけど、民主党の怒りは当然だろう。

 闇雲に思惑に走る候補者は、当選しても紆余曲折、主体性のない混迷状況を自ら生み出すことは経験則。
 早くも正体がバレたのかな。
 
 ともかく、1月11日のブログ ◆千葉県知事/市民オンブズマンいばらきを修正するいみでも、今日は、これを伝えないと・・・・
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●選挙:知事選 白石氏が正式表明 「産業」「雇用」最重要課題に /千葉  毎日新聞 2009年1月9日
 関西大教授で元県教育委員の白石真澄氏(50)が8日、県庁で会見し、次期知事選(3月12日告示、同29日投票)に立候補すると正式に表明した。白石氏はマニフェスト(選挙公約)を公表したが、推薦を決めている民主党県連との政策協定18項目のうち15項目が反映されなかった。これを受け、県連は来週にも臨時の総支部長会議を開き、推薦取り消しを決める見通しだ。【神足俊輔】

 白石氏は会見で「政治経験はゼロだが、これまで大学や企業、政府の公職で培ったノウハウを千葉の中で生かしてみたい。2期8年を任せてほしい」と述べた。
 千葉の現状について、「資源があるのに活用されていない」と分析。マニフェストでは、「成長創造」「安心」「教育」の三つのインフラ整備を挙げ、最重要課題として「産業振興、雇用促進」を挙げた。

 具体的な政策として、知事の任期を「3期まで」とする多選禁止条例の制定▽県議会の定数削減の検討▽東京湾アクアラインの通行料金を500円に引き下げ--などを盛り込んだ。
 次期知事選には、いずれも無所属で、県議の西尾憲一氏(58)と社会福祉法人理事長の八田英之氏(64)=共産推薦=が出馬を明らかにしている。元衆院議員で俳優の森田健作氏(59)も近く出馬表明する見通しで、堂本暁子知事(76)も意欲を見せている。

 ◇民主県連、推薦取り消しへ マニフェスト15項目、反映されず
 白石氏が発表したマニフェストについて、民主党県連は8日、総支部長会議を開き、推薦取り消しを検討すると決めた。来週にも臨時の総支部長会議を開き、対応を決める。
 県連と白石氏は昨年12月、政策協定を締結した。しかし発表されたマニフェストには、県連側が求めていた「一般競争入札枠の拡大」など15項目が反映されず、「公立病院の立て直し」など、わずか3項目しか盛り込まれなかった。

 今月初めにマニフェストの内容を伝えられた県連幹部らは、見直しを求め、推薦取り消しの可能性も白石氏に伝えていた。総支部長会議では全会一致で推薦についての対応を見直すことが決まった。

 河野俊紀幹事長は取材に対し、「大事な政策協定を反映しないマニフェストで、根幹を否定された。政策協定をほごにされ、推薦することはできない」と話した。白石氏は会見後、「まだ議論の余地があるのに非常に残念。コミュニケーションは取っていきたい。民主の推薦が取り消されても出馬する」と話した。

●民主、白石氏推薦取り消し 「政策協定反映されず」 候補者選び混迷  2009年1月9日 読売新聞
 民主党県連は8日、知事選(3月12日告示、29日投開票)で推薦を決めていた関西大教授の白石真澄氏(50)について、事実上の推薦取り消しを決めた。白石氏が同日の記者会見で発表した政策構想(マニフェスト)に、「県連と結んだ政策協定の中身が反映されていない」(河野俊紀幹事長)のが理由だ。県連は近く、臨時の総支部長会議を開き、推薦取り消しを正式決定するが、知事選まで約2か月に迫る中、振り出しに戻った候補者選びは難航しそうだ。

 県連はこの日、午前に県議団議員総会、午後からは総支部長会議を開き、白石氏の政策構想について協議した。県連によると、白石氏から政策構想の原案が電子メールで届いたのは、今月1日。河野幹事長は3日に内容を確認したが、昨年12月に県連と白石氏との間で締結した政策協定の18項目の内容のうち、15項目が含まれていなかったという。

 協定には「マニフェストに政策協定内容を反映させる」との一文に加え、「重要な政策決定については事前協議の機会を設け、十分その意見を反映するように努める」との文言もある。これを踏まえ、河野幹事長らは3日以降、内容の見直しを求めてきたが、白石氏は「すでに印刷に出しており不可能」と回答した。

 この日の総支部長会議では、出席者から「バカにされている」「信頼関係がなくなった」などと、白石氏の対応を批判する意見が相次いだ。その後、長浜博行・県連代表が「本日、マニフェストを公表した場合は推薦取り消しを検討する」とした要請書を白石氏に送付。会見直前にも河野幹事長が電話で翻意を試みたが、白石氏は公表に踏み切った。

 一方、白石氏は会見の中で、「年末に関係者に(原案を)メールで送っていた」と話すなど、県連側の説明との食い違いも明らかになった。白石氏は「民主党には『これは私のエッセンス。これから(告示の)3月12日に向けて、さらに政策協定の中身を反映したものにしていきたい』と説明した」とも述べ、今後見直しを検討することも伝えていたという。

 異例の推薦取り消しについて、河野幹事長は「非常に残念だ。これまで何十回と会って話もしてきたのに」と落胆した表情を浮かべた。一方、振り出しに戻った知事選の候補者選びに関しては、「白紙の状態。独自の候補者を立てるべく努力していく」と語った。
 
◆白石氏出馬会見「政策構想、直前まで改良」
白石氏は8日、県庁で行った出馬会見で、「大学で培った研究経験や、企業との付き合いの中で感じたこと、政府の様々な公職を通じて得たノウハウを、千葉で生かしてみたい」と述べ、知事選出馬への決意を披露した

 会見では「よみがえれ!ちば」と題したA4判10ページの政策構想(マニフェスト)を配布。この中で「危機への対応」として、〈1〉競争力のある産業の育成〈2〉医療・雇用の格差解消〈3〉教育改革と生涯教育の実施――の三つを柱に掲げた。

 白石氏は「千葉の緊急事態に、どう対応するかを主眼にまとめた」と説明。具体的には、空港関連企業の誘致や成長産業への投資、東京湾アクアラインの通行料金ワンコイン化(500円)などを挙げた。東京湾の三番瀬については、埋め立てをせずに環境を保全する考えを示した。

 行財政改革では、知事給与の2割カットや県議の議員定数削減などを盛り込んだ。知事の任期を3期までとする多選禁止条例の制定も明記したが、自らは「2期8年、全力疾走すれば燃え尽きると思う」と語り、最長でも2期で知事を退くとした。

 一方、民主党県連が明記を求めた八ッ場ダム(群馬県)の見直しや男女共同参画条例の制定などについては、「(民主党の主張と)180度違うことは書いていない」と説明。「このマニフェストは、いろいろな意見を反映して成長していく」と述べ、知事選直前まで改良していく考えを強調した。

●選挙:知事選 白石氏、連合千葉に推薦依頼 会長「自公候補なら無理」 /千葉  毎日新聞 2009年1月10日
 次期知事選(3月12日告示、同29日投票)に立候補を表明している、関西大教授で元県教育委員の白石真澄氏(50)が9日、連合千葉を訪れ、推薦を依頼した。黒河悟会長は依頼を受理、今後対応を協議する。

 白石氏を巡っては、マニフェストに民主党県連との政策協定の大部分を反映しなかったことで、県連が推薦の取り消しを検討している。白石氏は黒河会長に「ボタンの掛け違いを直したい」と話したという。黒河会長は取材に対し「民主との修復がなければ推薦は難しい。自公の候補となったら乗れない」と述べた。

 また、民主党県連の河野俊紀幹事長も同日、黒河会長と面談。推薦取り消しの検討に至る経緯を説明した。河野幹事長は取材に対し「状況が深刻なことは黒河会長に理解してもらえたと思う」と話した。【神足俊輔】

●白石真澄氏、民主が推薦取り消しの方針…千葉県知事選
    2009年1月9日(金)17時0分配信 夕刊フジ
 任期満了に伴う千葉県知事選(3月12日告示、同29日投開票)で、関西大教授の白石真澄氏(50)が8日、千葉県庁で会見し、出馬を正式表明した。しかし、推薦を決めていた民主党千葉県連は、近く推薦を取り消す方針を固めた。知名度があり自民・公明両党も相乗りを検討するなど「大本命」と目されていた同氏だが一転、逆境からのスタートとなった。

 白石氏は会見で、「経験はゼロだが、研究経験や政府の公職で得たノウハウを千葉で生かしたい」と立候補を表明。さらに「よみがえれ!ちば」と題したマニフェストを公表した。

 しかし、このマニフェストに、12月に民主党県連と交わした18項目の政策協定のうち15項目が盛り込まれていなかったため、両者の対立が表面化。党県連は週明けにも総支部長会議を開き、推薦取り消しを検討する。

 白石氏サイドは関係を修復したい考えだが、「民主党は県議を中心とする県連レベルで、自公両党との相乗りも想定して白石氏の推薦を決めていた。白石氏が自民党側と接触していたことに不信感もあり、これをよしとしない党本部側が介入し、押し切った形だ」(地元事情通)との複雑な事情もあり、難しい情勢だ。

 同知事選には県議の西尾憲一氏(58)と、共産党推薦の社会福祉法人理事長、八田英之氏(64)がすでに出馬を表明。俳優の森田健作氏(59)、現職の堂本暁子知事(76)も意欲をみせている。

 本命に暗雲が立ちこめ、超激戦の様相を呈してきた。

 白石ますみ後援会 公式Webページ から

千葉への思い
この度、3月29日の千葉県知事選挙にて、活動開始することにしました。
このマニフェストは私の千葉への思いをまとめたもので千葉県の難局を乗り切るための方策を盛り込んでいます。

マニフェストの概要
Ⅰ.「千葉ルネサンス!」3 つの目標

1 成長創造インフラの整備=未来の千葉経済への先行投資
* 電気自動車、燃料・太陽電池、リサイクル等、産業競争力に資する分野に積極的にグリーン投資を行い、地球環境、生活環境の安心にも役立てます。
* 成田空港のポテンシャルを最大活用し、成田、羽田の連携強化をはかるため、成田新高速鉄道や空港関連道路等のインフラ整備を行います。
* 東京、神奈川、埼玉との広域的連携をすすめ、産業の連関や交流人口の拡大につとめます。
そのためにまず、アクアラインのワンコイン(500円)化をめざします。

2 安心インフラの整備=いのちと健康を守る社会の実現
* 地域医療体制を充実させるために、医療情報ネットワークの整備を図ります。また、小児科・産科の医師確保に努めるほか、疾病予防対策の充実を図ります。
* 「子育てするなら千葉県が一番」をめざし、子どもの人権、安心して生活できる権利を盛り込んだ子ども条例を制定します

3 教育インフラの整備=未来を担う人『財』を育む「教育立県」
* 人『財』育成県民会議(仮称)を設置し、地域の意見・要望を教育行政に反映させます。
* 教育委員会に学校支援チーム・安全管理チームを設け、全面的に学校現場を支援し、教育の機会均等を保証するため奨学金を充実させます。

Ⅱ.「3つの目標」を実現するために

1. 困難に立ち向かうための県政改革
*「 前倒し投資・優先順位の設定・厳格な事業選定と評価」で、財政支出の切り詰めにつとめます。
* 県民・県職員とともに、意識改革と行財政改革を進めます。
* 知事の任期を3期までとした「多選禁止条例」を制定します。
* 行財政改革を進める象徴として、知事給与を2 割カットします。
* 議員定数の将来的削減の検討に着手して頂くよう議会に働きかけます。

2. 改革の進め方= 3 つの「わ」(輪、和、話)を大切に
* これまで県庁と県民が築いてきた成果を大切にしながら、次の段階や行動につなげるため県民、議会、職員との3つの「わ(輪)」と、対「話」を繰り返して「和」を維持していきます。

3. 対話を行動に変える知事宣言
* マニフェスト段階から県民の皆様との意見交換を実施し、積極的にご意見を伺います。県内 56 市町村、各学校現場、地域や企業を訪問し、地域や現場の現状を把握するとともに、県民の皆さんとの対話を推進します。

よみがえれ!ちば 千葉県の難局を乗り切るマニフェスト 私の約束 白石ますみ 2009 年 / 完全版 の冒頭は以下

よみがえれ!ちば 千葉県の難局を乗り切るマニフェスト
 米国に端を発した金融危機が、世界各地に飛び火し、わが国の生産や投資、雇用など実体経済に影響を及ぼしています。「100 年に1度」と呼ばれるこの不況によって、県内の企業倒産や雇用悪化が進み、県民生活はさらに深刻化する可能性があります。

 現在の県の借金は3 兆7300 億円。この借金に加え、今後の税収不足で歳入が減る一方、県政は高齢化に伴う社会保障費の増大や経済危機を乗り越える対策に取り組むという困難な課題を抱えることになります。

 私は今から12 年前、子育てしやすい環境を求め千葉に引っ越して参りました。これまで県教育委員や小中学校でのPTA 活動などを通じ、地域資源に恵まれた千葉の素晴らしさと、発展可能性を実感してきました。私の民間企業や大学教授としての経験、さらには政府・自治体の公職経験を活かし、このたび千葉に何らかの貢献と恩返しをしたいと考え、千葉県知事選挙に立候補する決心をいたしました。

 このマニフェスト(政権公約)は、経済危機をはじめとする千葉県の難局と困難に立ち向かうための基本方針を示したものです。今後、公示日まで県民のみなさまとの対話を繰り返し、頂戴したご意見をもとに、より具体化し、完成度を高めて参ります。そして、県民参画によって磨き上げられたマニフェストをたずさえ、3月29日投票の知事選挙で県民のみなさまの信を問いたいと考えます。
 
 このマニフェストでは、閉塞感を打ち破り、千葉をよみがえらせるための3 つの未来インフラ整備、つまり①成長創造インフラ(千葉発エコ・バイオ産業の育成と雇用創出)、②安心インフラ(いのちと健康を守る社会の実現)、③教育インフラ(未来を担う人『財』を育む「教育立県」)を主要な目標としています。 

 財政が厳しい中で、経済対策や少子高齢化対策を進めるために、県政の改革を自らの給与を2 割カットすることから進めます。政策の実行にあたっては、県民参画や情報公開につとめ、600 万県民の皆様や職員の叡智を結集し、県議会や県職員とともに汗をかき、無駄を省き『チーム千葉』全員参加型の県政運営をおこなって参ります。

 知事当選の暁には、誠実にこのマニフェストを実行していくことをお約束いたします。私に、「2期8年」をお任せください。
  2009 年1 月8 日


 民主党との  政策協定書  
  協定の書き出し、1月11日のブログ紹介したので(略)として、中身は以下
政策協定書
2008年12月15日
民主党千葉県総支部連合会 代表 長浜 博行 印
千葉県知事選挙立候補予定者 白石 真澄 印
           記
(基本姿勢)
1、白石真澄千葉県知事選挙立候補予定者は、日本国憲法・地方自治法を遵守し、環境・福祉・教育・平和・自治分権の施策を推進し、自由で安心な社会の実現をめざす。

2、千葉県政の執行にあたっては、県民の代表である議会を尊重するとともに、県民参加・情報公開を一層おしすすめ、県民に開かれた、公平で公正な透明度の高い、県民が主人公の県政を推進する。

3、具体的な行政の展開にあたっては、「民主党」の政策を十分に理解するとともに、「政策協定内容」に基づき、政策を企画・策定・実施するよう努める。そのため、千葉県知事選挙で配布される「候補者マニフェスト」に、「政策協定内容」を反映させる。また両者は日常的に連携を強め、特に重要な政策決定については事前協議の機会を設け、充分その意見を反映するように努める。

4、具体的な選挙協力については、今後必要に応じて協議する。

(政策協定内容)
1、行財政運営について
・予算要求の公開など、予算編成過程の透明化を図ること
・ 財政再建は借金総額の削減を目標とし、これを任期中に実現出来るように努める。
・県民負担の公平性と財源確保のために、収入未済金の実効ある回収策を図ること
・公社等外郭団体およびそれに準ずる出資法人の徹底的な見直しを図ること
・契約については本庁所管で一括管理し、かい執行入札を廃止すること。さらに一般競争入札を原則とし、1000万円以上へと拡大すること。加えて随意契約をさらに見直すこと

2、地方分権について
・県の役割を見直し、基礎自治体への権限移譲を推進するために、基礎自治体との常設の協議機関を設けること

3、公共事業について
・区画整理事業および都市計画道路を検証し、需要予測により規模の縮小できる事業は徹底的に見直しを図ること
・ 八ッ場ダム事業を含む公共事業の見直しを国に求めるよう努める。

4、環境について
・三番瀬保全条例を制定し、ラムサール条約に登録するよう努めるとともに、環境教育の場として活用すること
・残土・採石・砂利採取・産廃処理事業等の環境保全上十分配慮すべき事業について、現行の法律・条例に加えこれら事業を県土保全の視点から総合的に評価しより適正に実施する方策について検討すること
・企業および自治体に対し地球温暖化ガス排出権取引制度の導入を検討すること
・県内の里山および森林の保全(間伐や植林)を図ること

5、教育について
・少人数学級を推進するとともに、弾力ある運用を可能とすること
・特別支援学校の過密化の解消、および特別支援学級、普通学級における障害児への一層の支援を図ること

6、医療・福祉について
・自治体・公立病院の立て直しに全力で取組み、安心できる医療体制の構築を図ること。
・障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例の運用について、より実効性の高い見直しを図ること

7、その他
・非正規労働者の正規雇用化の拡大や、最低賃金の引き上げ、均等待遇の実現、長時間労働の是正を図り、派遣労働法の改正など公正・公平なワーク・ルールの実現を国に求めること
・男女共同参画社会基本法に則り、条例制定も視野に入れ、男女共同参画社会の推進に努めること
以上

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