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てらまち・ねっと



 以前、どこかの県で行政側がマスコミの取材を受けて記事になるとき、事前に議員に伝えていた、というヘンな話があった。
 先日は、和歌山でもそんな話が表面化したという。

 「『マスコミに出る』市議に和歌山市教委、取材内容提供」 
 和歌山市といえば、カレー事件の時、議員たちが視察にかこつけて青森のねぶたを見に行っていて、住民訴訟で返還命令が出ていたはず・・・気に病むのか

 ところで、1月20日に紹介した、鹿児島県阿久根市の市長と議員の対立。
 さらにエスカレートしている。

 こちらはといえば、今日30日(金)と明日31日(土)は、名古屋で議員の勉強会。
 ここのところ、ずっと、参加者からとどいた課題の点検をしていた。
 住民監査請求で採りあげられたテーマなど、興味深いものがたくさん。

 寄せられた各自の案のポイントにアンダーライン、最後には「監査委員に求める措置」としてこんな風に書いたらというところを私が書き込んだ。
 ほかの人とはずいぶん発想が違うと思うけど・・

 でも、当初の監査請求で何を請求するか、それは住民訴訟の最後の最高裁まで影響することだから。
 ということで、今日、明日は名古屋。

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  (参考) 7月22日 ◆「議員としてのスキルアップの連続講座」のご案内
      10月25日 ◆講座 / 第2回 / 「ウィルあいち」

第3回 「議員としてのスキルアップの連続講座」
●日時:2009年1月30日(金)31日(土)  
「一般質問と議案質疑のまとめ、情報公開、支出、予算審議など」

1月30日(金)    於 ウィルあいち 
   プレゼン ひとりずつ
      「前回から今回までの3か月のこと(講座との関連で)」

《セッション1》 「一般質問を深める」 
    議論の仕方。事実や争点の見極め。獲得目標の設定の必要性
    前回の「一般質問」の事後評価 (課題Cに即して)
    再質問、再々質問の手法

《セッション2》-1  「議案質疑を深める」 
    議案の争点、質疑の論点、獲得目標の設定の必要性 (課題A)
    「私のよくできた質疑、悪かった質疑」のどちらかについて、

  -2 「一般質問、質疑のまとめ」 
   「一般質問、質疑の苦手なところーその理由、総括」(課題B)
   ディスカッション。テーマ「私の問題を解決するために・・・」

《セッション3》-1  「3月議会にむけて=予算審議のために」
   総論~予算とは何か/行政における予算の流れ/議会における予算審議
   各論~予算書の読み方/予算審議の手法/事業、サービス、政策としての予算

 -2 「情報公開度を高めることは自分の仕事に返ってくる」 
  議員として情報を手に入れる。情報公開制度の理解。議案などの調査への利用
  情報を出させる迫力と実力。制度の広がりの結果は市民の利益
  非公開情報への異議申立てとその点検=立論・議論の実践 (課題=1例 計12例)

1月31日(土)
《セッション4》-1 「情報公開を広げるには」 
   (続) 非公開情報への異議申立てとその点検=立論・議論の実践

  -2 「まちの支出を斬る」 
   「私のまちの許せない支出」―実例を持ち寄り検討 (課題=2~4例 計27例)
   実際の住民監査請求の立論と展開の実習 

《セッション5》  「まとめ」
  「3回の講座に思うこと」
  「(仮定) 次に学びたいテーマや内容」

《オプション》    
     参加者から課題・テーマが出れば、まずそれ。
     その次は、支出の問題や住民監査請求、異議申し立てなど実例対応

●当日の持ち物
(A)『地方自治小六法』程度の辞書
(B)『議員必携』(学陽書房)
(C)『市民派議員になるための本』(学陽書房)
第一回、第二回の講座の資料は必ず持参してください。
 (今回【課題C】一般質問の「議事録」は配布しないので、ご自分の分をお持ちください)
最新の予算書


●「マスコミに出る」市議に和歌山市教委、取材内容提供 /和歌山  毎日新聞 2009年1月25日
 ◇取材の自由、妨害の恐れ--記者名、掲載予定日も 報道前になぜ
 報道機関から受けた取材内容を、報道前に市議に提供していた和歌山市教育委員会。取材した報道機関名や記者名、取材内容を書類にして議員に渡すなどし、記事の掲載予定日や取材時の印象まで伝えていたことが昨年、毎日新聞の情報公開請求で明らかになった。取材の自由を巡る問題など注目すべきケースだ。経過を報告する。【山下貴史】

 ◇市教委自ら提供「共有のため」
 岡山県教委が県議からの要請を受け、報道前に取材内容を提供したことが昨年11月初旬に発覚した。和歌山ではないのか。こう思い、和歌山市教委へ情報公開請求すると、同4日に3社が取材した「不適切会計」などに関する書類3枚が開示された。いずれも報道前に市議会経済文教委員らに内容を伝えていた。書類には「7日の○○(媒体名)にこの内容の記事を掲載する」「取材印象:業者側にたった印象で、意見の食い違いがあった」などとあった。

 開示には7、8人の幹部が集まった。沢井勉・学校教育部長は「報道されるので、先生方に報告する重要案件だった」と釈明したが、ある課長は当初、「何か問題があるのか」と話した。

 岡山県教委は県議の要請に基づくものだったが、和歌山市教委は自ら情報提供していた。「議員と情報共有するため」との理由だが、なぜ取材記者名などを教えなければいけないのか。沢井部長は「名前などを伝えたのは不適切だった。今後は文書だけでなく、口頭も含め提供しない」と改める考えを示した。

 12月15日の経済文教委員会。大江嘉幸教育長は「報道の自由を妨害する記者名(の提供)はプライバシーの関係もあり制約もある」とし、樫原義信・教育局長も「個人情報保護の観点から不適切だった」と述べた。

 行政と議会は権力分立の関係にある。互いに緊張関係を持ちながらチェックし合うのが正常な民主主義だ。特に教育委員会は、不当な支配に服することなく、独立・中立を保ちながら運営することが求められている。

 また、記者の動きを議員に報告することは、議員にとって不都合な取材をした場合、取材の自由を妨害することにもつながりかねない。ある市議は「『マスコミに出るかもわからない』と議員を回って報告することがあった」と明かす。取材内容が、知らぬ間に第三者に流れることは、報道機関にとってあってはならない。市教委は「この3件以外ない」というが、今後もチェックが必要だと考えている。

1月20日ブログ → ◆議員不人気投票を市長が呼びかけ/鹿児島県阿久根市/選挙中もブログを更新して市長に当選

●ブログ市長の不信任案提出 「資質ない」と阿久根市議  東奥日報 2009年1月23日(金)
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、自らのブログで全市議15人の実名を挙げ「辞めさせたい市議」のネット投票を呼び掛けたことなどを問題とし、市議4人が「市長の資質に欠ける」として23日、市長不信任決議案を京田道弘議長に提出した。市議15人のうち12人が不信任案に賛成する意向で、来月にも招集される臨時議会で可決の見通し。市長は辞職せずに議会を解散する考えを示している。

●阿久根市 市長不信任案提出へ 市議12人 市長は解散の意向  西日本  2009年1月22日(木)10:30
 人事や議員定数削減などをめぐり、市長と議会の対立が激化している鹿児島県阿久根市で、竹原信一市長(49)に反発する議員グループは21日、市長の不信任決議案を月内に京田道弘議長に提出することを決めた。グループは15市議のうち12人。2月上旬にも招集される臨時市議会で不信任案は可決される見通し。

 可決された場合、竹原市長は「議会を解散する」と公言しており、3月までに出直し市議選となるのは確実とみられる。

 反市長派の市議によると、21日の会合で不信任案の内容をまとめ、提出で合意した。不信任案では(1)竹原市長はインターネットのブログ(日記風サイト)で市議を誹謗(ひぼう)中傷するなど品位に欠ける書き込みを続けている(2)市長が教育総務課長に採用した人物は地方公務員法が禁じる「兼業」状態であった‐ことなどから、市長の資質に欠けると指摘する。

 昨年12月の市議会で、竹原市長は「議会は市長不信任案を可決して、解散してもらいたい」と挑発。市長が今月12日付のブログで「議会で最も辞めてもらいたい議員は? 」とアンケート投票を載せたほか、新年の市広報紙でも12市議が市政を妨害していると記載したことなどから、対立関係が決定的になった。

 市議の任期は今年12月までだが、グループは不信任案提出の時期を探っていた。竹原市長は「市民のことを考えない市議会を刷新するチャンス。喜んで解散する」と受けて立つ構えだ。

 竹原市長は市議を2年半務めて、昨年8月の市長選で初当選。市議時代から「議会は無駄」と批判していた。

 竹原市長をめぐっては、市長選告示後もブログを更新し続けた問題で、県議や同市議の一部などが22日、公職選挙法違反の疑いで阿久根署に告発する。

■反市長派の12人 全員賛成で可決 不信任案
 地方自治法では、不信任決議案は議員数の3分の2以上が出席した上で、そのうち4分の3以上が賛成すれば可決される。阿久根市議会では、反市長派の12人が全員賛成すれば可決される。その場合、市長は可決の通知から10日以内に議会を解散でき、解散しなければ失職する。

 竹原市長は市議会解散を選択する意向で、出直し市議選となる見通し。改選後の市議会に再び不信任決議案が提出され、議員数の3分の2以上が出席し、そのうち過半数が賛成すると可決される。今度は解散はできず、市長は失職する。

 反市長派が竹原市長を失職に追い込むには、出直し市議選(定数16)で9人以上の当選が必要となる。竹原市長を支援する市民グループも5人以上の新人を擁立する方針で、反市長派が思惑通りに当選者を確保できるかは分からない。市議選の結果が今後の展開に大きく影響する。=2009/01/22付 西日本新聞朝刊=

●「選挙中にブログ更新」市長を刑事告発 鹿児島県議ら  朝日 2009年1月22日20時45分
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が昨年8月の市長選期間中にインターネットの日記(ブログ)を更新し続けた問題で、県議や市議ら28人が22日、竹原氏を公職選挙法違反(文書図画の頒布)の疑いで阿久根署に刑事告発した。県警は近く受理する見通し。警察庁によると、これまでブログの更新によって同法違反容疑で逮捕、立件された例はないという。

 竹原氏はこの日、記者会見を開き、「ホームページの更新は文書図画の頒布にあたらず、法律に違反していない。捜査していただいてよろしいのではないですか」と述べた。

 市長選は昨年8月24日告示、同31日投開票の日程で実施された。
 県議らは告発状で、竹原氏は市選管から注意を受けたにもかかわらず、24日以降もブログを更新し続け、少なくとも29日まで自らの宣伝や政策を主張する場として使った、と主張。竹原氏が29日付のブログで「ホームページの公開は文書図画の頒布ではなく、いわば選挙事務所内の資料室の公開である」などと説明したことなどについて「現行法では告示後のホームページ更新は明確に禁止されており、その規制に従うのが義務」と指摘した。

●阿久根市長を告発 公選法違反容疑 市議ら28人 告示後ブログ更新  西日本 2009年1月23日(金)10:30
 昨年8月の鹿児島県阿久根市長選で初当選した竹原信一市長(49)が、市長選告示後もインターネットのブログ(日記風サイト)を更新し続けたのは公職選挙法違反に当たるとして、県議や市議、市民など28人が22日、竹原市長に対する告発状を阿久根署に提出した。同署は受理したかどうかについて明らかにしていない。ネットを利用した選挙運動の是非については国内で議論が続いており、告発の行方に注目が集まりそうだ。

 告発状によると、竹原市長は市長選告示後、ブログを更新。同市選管や鹿児島県警の警告を受けても、投票日の前々日まで更新を続け、政策を主張する場として使用した。県議らは「選挙期間中の法定外文書の頒布を禁じている公選法に違反する」と主張している。

 告発状を提出した県議会会派「県民連合」の二牟礼正博会長は「県選管は県議会でブログ更新は違法と明言した。司法の判断を問いたい」。竹原市長は「法律を読めばブログの更新が禁止されていないのは明らか」と反論している。同市では人事や議員定数などをめぐって竹原市長と市議会が対立。市議の大半が竹原市長の不信任決議案を提案することを決めている。=2009/01/23付 西日本新聞朝刊=

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