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国立都市景観形成条例のある関口博・国立市長の話
「自治ネット」の視察・研修の初日は国立市。
JR国立駅には、課長と担当が出迎えてくれました。
ここから景観を見ながら、まちづくりの説明を聞き、
市役所まで、あるいて行く予定。
駅前ロータリー
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大学通り
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横断歩道を渡って駅のほうを振り返ると、
右奥が、問題になったという駅前マンション。
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道路の向こうは「国立文教地区」。
ヨーロッパのまちなみのような、落ち着いた景観。
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途中に歩道橋があったのですが、この歩道橋の設置についても、
推進、反対の住民運動が起きたとのこと。
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駅の反対側。右手が国立景観訴訟の舞台となったマンション。
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美しい町並みのなかにそそり立つマンションは異様です。
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駅を出発してから約一時間、マンションから5分くらいで、国立市役所に到着。
午後2時半から部長も参加してくださって、見てきたところなどの質疑応答。
3時からは一時間の予定で、関口博市長のお話です。
とってもおもしろく、ためになったので、以下に要約を紹介します。
自己紹介をかねてまちの説明
市長になる前に二期市議をしていて、三多摩議員ネットワークに入っていた。
子どもたちとの学びの広場というのをやっていた。市が都庁への交換便というのをやっていて、市のアルバイトにうかった。取り組んでいたのは、日米新ガイドライン、日本の方向性を決めてしまうということで要注意と思って勉強していた。そのことで市議会に陳情が出た。ガイドラインでは勉強していたが、議員が「めんどくさい」陳情が出たといったので、この人たちは真剣に考えているのか、こんな市議に任せるわけにいかないと思い、地方から平和の声をあげていく、ということで出た。次点と20票差で当選した。
(国立には)無所属議員が当選するという風土がある。あらゆることについて、それぞれ市民が意見を持っていて、市民が声をあげるまち。以前、合併問題があったが、国立と合併するとコンスタントに収入が入るが、うるさい人たちがいるので合併したくない、といわれた。
明和マンション訴訟の話を聞いたと思うが、人口73000人のまちで50000人の署名を集めてしまう、ようなまち。無防備地域宣言、の署名運動をして、あっという間に、法定数を達成して議員に提出。憲法を遵守した宣言であるということで住民発議。そのときにも、市民が立ち上がって署名を集めた。まちでは署名を集める姿がふつうにみられる。
重度のしょうがいしゃの比率も全国一だと思う。しょうがいしゃの活動がユニーク。社会で当たり前に暮らすことをのぞんでいる。「しょうがいしゃが当たり前に暮らすまち宣言」をしょうがいしゃグループはみずからが参加してつくる。介助者については市から補助が出るので、介助者付き参加ができている。そういうことが当たり前のまち。しょうがいしゃ自立支援法ができるとき、国会で座り込みをした中に、市民がたくさんいた。しょうがいしゃが国のレベルで施策をうごかしている。
景観についても、市民が動いて署名を集めた。最高裁は残念な結果になったが、司法で、「市民には景観利益がある」という言葉が使われた。景観法のきっかけになった。
住基ネットは、前市長の時に切って、切断をつづけている。議員の時からこの活動をしていて、前市長がつないだが、約7割の市民が不安をもっている、ということで強く迫り、漏えいの危険がある時は必要な措置を講じることがてできる、ということで切った。
情報が漏えいしたら大変なことになる。あっという間に、名寄せができてしまう。犯罪に使われる危険もある。個人情報の一元管理はこわい。昔から為政者がのぞんでいたこと。2000年の昔から、市民の情報を集めていた。
社会保障カードは、個人情報を一元管理する。便利だけど、危険なもの。国はカードを23年に導入すると計画しているようだ。国立市と矢祭町が切っているので、これを説得するという報道があった。総務省から東京都を通して説得されている。国の関与で強制的に接続しろ、という動きはありうる。国の関与はしたくないということで、そこまではいかないのでは。
住基ネットは、年金の本人確認が必要。こうれいしゃが葉書が出せないので、つないでほしいという声もある。つなぐときには、冗談じゃないという声がもっと大きくなる。
07年は4月の議員選挙の準備をしていた。2月下旬に上原さんがやめるといいびっくりした。まちじゅうが沸騰して3月20日には、上原さんの決起集会をするつもりだった。毎日のように市民があつまっていた。自公の対抗する人は、半年前からポスターを町中にはって、全戸訪問していた。
勝てる選挙じゃないということで、3月になっても決まらない。候補のひとりではあったが、きっかけは、しょうがい者の方から、毎朝「わたしたちの命を助けてください」と電話があった。小さな声を大事にしたいと思っていた。一番低い人に目線を置く、というのが、基本的な姿勢。3月17日にでる。と宣言をした。
演説を聞いてくれる人が、頑張れといってくれた。14000対13000、で1000票差で当選した。
・・・・・(質疑応答は省略)・・・・・(2009年1月 8日 国立市役所) |