● 菅第ニ次改造内閣の発足 / 平成23年1月14日
平成23年1月14日、菅総理は内閣改造を行い、菅第ニ次改造内閣が発足しました。
午前の閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、午後、新任された枝野幸男内閣官房長官が新閣僚名簿を発表しました。その後、宮中において新閣僚の認証式が行われ、正式に菅第ニ次改造内閣が発足しました。
続いて、総理大臣官邸に戻り、記者会見を行いました。その後、初閣議を開催し、菅第ニ次改造内閣の基本方針を決定し、記念撮影に臨みました。
●第177回国会における菅内閣総理大臣施政方針演説
平成23年1月24日(月)
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第177回国会における菅内閣総理大臣施政方針演説
平成23年1月24日(月)
政府インターネットテレビ
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一 はじめに
発足から半年、私の内閣は、元気な日本の復活を目指し、「経済」「社会保障」「財政」の一体的強化に全力で取り組んでまいりました。これを推し進めた先に、どのような国をつくっていくのか。そのために国政はどうあるべきか。本日は、改めて、私の考えを国民の皆様、そして国会議員の皆さんに申し上げます。
私が掲げる国づくりの理念、それは、「平成の開国」、「最小不幸社会の実現」、そして「不条理をただす政治」の三つです。変化の時代の真っ直中にあって、世界中が新しい時代を生き抜くにはどうすればよいか模索しています。日本だけが、経済の閉塞、社会の不安にもがいている訳にはいかないのです。現実を冷静に見つめ、内向きの姿勢や従来の固定観念から脱却する。そして、勢いを増すアジアの成長を我が国に取り込み、国際社会と繁栄を共にする新しい公式を見付け出す。また、社会構造の変化の中で、この国に暮らす幸せの形を描く。今年こそ、こうした国づくりに向け舵を切る。私のこの決意の中身を、これから説明いたします。
二 平成の開国 ―第一の国づくりの理念―
(包括的な経済連携の推進)
(農林漁業の再生)
(国会における議論の提案)
(開国を成長と雇用につなげる新成長戦略の実践)
三 最小不幸社会の実現 ―第二の国づくりの理念―
(雇用対策の推進)
(社会保障の充実)
(社会保障制度改革の進め方)
(国民参加の議論に向けた提案)
(生き生きと暮らせる社会の形成)
(「新しい公共」の推進)
四 不条理をただす政治 ―第三の国づくりの理念―
(特命チームによる不条理の解消)
(「社会的孤立」の問題への取組)
(政治改革の推進)
五 地域主権改革の推進と行政刷新の強化・徹底
(地域主権改革の推進)
(行政刷新の強化・徹底)
六 平和創造に能動的に取り組む外交・安全保障政策
(日米同盟の深化)
(沖縄の振興強化と基地負担軽減)
(アジア太平洋諸国との関係強化)
(欧州・中南米諸国との関係強化)
(北朝鮮)
(平和創造に向けた貢献)
(防衛力や海上保安の強化)
七 結び
本日、国会が開会しました。この国会では、来年度予算と関連法案を成立させ、早期のデフレ脱却により、国民の皆様に安心と活気を届けなければなりません。また、前国会では、郵政改革法案や地球温暖化対策基本法案、日韓図書協定など、残念ながら、多くの法案・条約が廃案や継続審議となりました。これらの法案などについても十分な審議をお願いすることとなります。
国民の皆様は、国会に何を期待しているのでしょうか。今の危機を脱し、将来の日本をどう築いていくのか、建設的に議論することを求めていると思います。先送りせず、結論を出すことを求めていると思います。国会質疑や党首討論を通じ、その期待に応えようではありませんか。今度こそ、熟議の国会となるよう、国会議員の皆さんに呼びかけ、私の施政方針演説といたします。 |