●規制・制度改革に関する分科会(第3クール)の進め方
資料3 規制・制度改革に関する分科会(第3クール)の進め方 (pdf:138KB)
1.基本的な視点
規制・制度改革は、財源を使わずに社会経済を活性化する重要な取組である。
「規制・制度改革に関する分科会」(以下「分科会」という。)の第3クールの活動においては、東日本大震災後の新たな社会経済を構築し、震災以前よりも力強い新しい日本を再生するとの視点から、改革を進める。
2.具体的な進め方
(1)政府の優先課題に関する取組
政府の優先課題に対応して、規制・制度面における必要な改革を推進するため、2つのワーキンググループを設置し、具体的な改革事項の検討を行う。
a.第1ワーキンググループ(復旧・復興/日本再生)
・ 東日本大震災からの復旧・復興を支えるため、全国から被災地へのヒト・モノ・カネの動きの加速、全国ベースでの防災機能の強化に資するような規制・制度の見直しを検討する。
・ 日本の社会経済の再生に資するような規制・制度改革事項のうち分科会で取り組むべきもの(例えば、技術の進歩、長寿社会に資するイノベーションの推進、質の高い商品・サービスの拡大に関するもの)について検討する。
・ 「日本再生のための戦略に向けて」(平成23 年8 月5 日閣議決定)に掲げられているEU等との経済連携を通じた日本再生に資する観点から、貿易及び国際投資の促進に向けた規制・制度の見直しを検討する。
・ 具体的な改革事項の検討に当たっては、政府内の関係部局と必要な連携を行う。
b.第2ワーキンググループ(エネルギー)
・ 「政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン」(平成23 年11 月1日エネルギー・環境会議決定)を踏まえ、再生可能エネルギー及びそれに関連する規制・制度を中心に見直しを検討する。
・ 過去に決定した改革事項のうち関連するもののフォローアップを行うとともに、必要に応じ新たな改革事項についても検討する。
・ 具体的な改革事項の検討に当たっては、政府内の関係部局と必要な連携を行う。
(2)フォローアップ及び重点分野に関する取組
上記(1)以外の分野において改革を推進するため、分科会は、以下の取組を実施する。
a.フォローアップ
・ 過去に決定した改革事項について、未だ実現していないものは、実現していない理由の分析・検証が必要である。かかる観点からフォローアップの方針を策定し、同方針に基づき、フォローアップを先行して実施する。
b.重点分野
・ 分科会での議論を踏まえ、農業や医療、ITを中心に重点的に取り組むべき分野を定め、具体的な改革事項の検討を行う。
(3)「国民の声」・各種団体からの要望への対応等
上記に加え、分科会は、以下の取組を行う。
・ 「国民の声」や各種団体からの要望について、その内容を事務局にて整理し、分科会等で議論することが適当な案件は、分科会等で取り扱う。
・ 規制全般について、国際基準との整合性、規制と自己責任のバランス、規制の改廃手続の透明性向上・ルール化の視点を踏まえ、見直しに向けた考え方を検討する。
3.スケジュール
以上の取組について、成果の上がったものについては随時取りまとめを行うとともに、平成24 年6月を目途に最終取りまとめを行う。 |