●野田内閣支持率、10月より13ポイント余り急落し42.4% TPP交渉参加方針は6割支持
FNN フジテレビ (11/14 11:50)
FNNが12日と13日に行った世論調査で、野田内閣の支持率は、10月より13ポイント余り急落して、42.4%だった。またTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)について、野田首相の交渉参加方針を6割が支持する一方、政府の説明が十分でないと思う人は、9割を超えた。
13日までの2日間、全国の有権者1,000人から回答を得た電話調査によると、野田内閣の支持率は、10月より13.6ポイント下がり、42.4%。
不支持率は5.8ポイント増え、37.1%だった。
政党別の支持率では、自民党が20.9%、民主党が19.4%と、ともに2割前後で拮抗(きっこう)している。
野田首相がTPP交渉参加の方向を打ち出したことを、6割(60.7%)が評価する一方、「交渉に参加する」と明言しないことが混乱を招くと「思う」人は7割(71.0%)。
政府が、TPP参加の場合のメリットとデメリットを十分に説明していると「思わない」人は、9割(91.6%)を超えた。
TPP参加の場合に、期待感と不安感のどちらを抱くか聞いたところ、不安感が半数を超えた反面(56.1%)、TPPに参加した方がよいと「思う」人(46.5%)が、多数を占めている。
TPPに参加した方がよいと思う理由については、「さまざまな分野での規制緩和に期待できるから」が最も多く、「輸出増加が期待できるから」、「企業の海外移転が防げるから」と続いている。
TPPに参加しない方がよいと思う理由は、「農業が打撃を受けるから」が最も多く、「外国企業に国内市場を奪われかねないから」、「海外からの食品や製品に不安があるから」の順だった。
野田首相は、2012年の通常国会で消費税増税関連法案を成立させ、実際に税率を引き上げる前に衆議院の解散総選挙を行う方針だが、それを支持する人は2割にも満たず(17.5%)、4割を超える人(42.8%)が、消費税増税関連法案を提出する前に解散総選挙を実施すべきだと答えた。 |