昨日12日夜のテレビ・ニュースで、福島第一原発事故のあと初めて報道機関に現場が公開された、として映像を流していた。
無残に壊れた建屋や設備の映像が続く。
これが、「絶対、安全です」と宣伝され続けてきた「原子力発電所」かと思った人は少なくないだろう。
・・これでも、まだ、原発を続けようという人が信じられない。
ところで、文部科学省が11日、9月から10月にかけて岩手、静岡、長野、山梨、岐阜、富山の6県の上空で新たに実施した放射性セシウムの測定結果をまとめた地図を発表した。
これまで測定したものを含め、東日本18都県の汚染地図も新たに公表された。
ここ岐阜県の状況も加えられているので、見てみた。
改めて、距離との関係、特定エリアの著しさが一目瞭然と感ずる図。
なお、10月18日に公開されていたという「放射線量等分布マップ拡大サイト/文部科学省」は、「電子国土版」「PDF版」のいずれでも見れる。
電子版は、位置の選択や拡大縮小も簡単で見やすい。
電子国土版 放射線量等分布マップ拡大サイト/文部科学省
(↑ここの下段の「同意する」をクリックすると開く)
●人気ブログランキング = 今、3位あたり
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→ ←←このワン・クリックだけで10点
平成23年11月11日
文部科学省による、岩手県、静岡県、長野県、山梨県、岐阜県、及び富山県の航空機モニタリングの測定結果、並びに天然核種の影響をより考慮した、これまでの航空機モニタリング結果の改訂について
平成23年11月11日
●文部科学省がこれまでに測定してきた範囲及び岩手県、静岡県、長野県、山梨県、岐阜県、及び富山県内における地表面から1m高さの空間線量率

●文部科学省がこれまでに測定してきた範囲(改訂版)及び岩手県、静岡県、長野県、山梨県、岐阜県、及び富山県内の地表面へのセシウム134の沈着量

|
● 放射線量等分布マップ拡大サイト|文部科学省
この文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト(以下「本サイト」という。)は、平成23 年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」『放射性物質の分布状況等に関する調査研究』において、東京電力(株)福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の影響を詳細に確認できるようにすることを目的として、同研究で作成した放射線量等分布マップ及び、走行サーベイマップ並びに、文部科学省が実施している様々なモニタリングの結果をもとに、作成したものです。
放射線量等分布マップは、「電子国土版」または「PDF版」のいずれでもご覧いただけます。ご覧になりたいほうの画像をクリックしてください。

文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイトの開設について
「同意する」 「同意しない」
(↑ここの下段の「同意する」をクリックすると開く)
電子国土版 放射線量等分布マップ拡大サイト|文部科学省
「放射線量等分布マップは、東京電力(株)福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の影響について、詳細に確認いただけるようにすることを目的として文部科学省が実施している様々なモニタリングの結果をもとに、作成したものです」

|
●文科省がセシウム地図を公表…6県の上空で測定
(2011年11月11日19時30分 読売新聞)
文部科学省は11日、9月から10月にかけて岩手、静岡、長野、山梨、岐阜、富山の6県の上空で新たに実施した放射性セシウムの測定結果をまとめた地図を発表した。
今回、天然に存在する放射性物質の影響をのぞくデータの補正が行われ、これまで測定したものを含め、東日本18都県の汚染地図も新たに公表された。
同省では、福島第一原発事故を受け、航空機で、地上1メートルの空間の放射線量を測り、そのデータからセシウムの地表への沈着量を逆算している。しかし、長野県や岐阜県など山間部が多い地域で、カリウムやウランなどの天然の核種の影響を受けやすい。今回、この影響を除外したため新潟県北部や山形県東部などではセシウムの沈着量は減った。
●セシウム汚染地図、岩手・富山など6県追加
ibtimes 2011年11月12日
文部科学省は11日、岩手、静岡、長野、山梨、岐阜、富山の6県の放射性セシウムの測定結果を追加し、これまでの分と合わせて計18都県の汚染地図を公表した。
東日本各地の結果がこれでほぼ出揃った。文科省は、西は群馬・長野県境、北は岩手県南部で汚染の広がりが収まったとみている。
今回公表したのは、9月から10月にかけて放射線検出器を搭載したヘリコプターで6県のセシウム沈着量と放射線量を測定したもの。岩手県一関市と奥州市、長野県佐久市などの一部ではセシウム濃度が1平方メートル当たり6万~10万ベクレルと周辺より高い場所があったが、 長野、山梨両県から西の地域では、1平方メートル当たり1万ベクレル以下が大半だった。
福島第一原発事故を受け、文科省では航空機で地上1メートルの空間の放射線量を測り、そのデータからセシウムの地表への沈着量を逆算している。今回の地図改訂では、主に山間部で岩石に含まれる天然のウランやカリウムなどの影響を取り除いたため、新潟県や福島県西部などではセシウム沈着量が減った。
●セシウムの広がり、群馬県境まで 汚染マップ公表
朝日 2011年11月11日22時10分
東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の実態について、文部科学省は11日、航空機で測定した放射性セシウムの蓄積量を新たに6県分追加し、計18都県の汚染マップを公表した。これで東日本各地がほぼ出そろった。文科省は西側は群馬・長野県境、北側は岩手県南部で汚染の広がりはとどまったとみている。
追加されたのは岩手、富山、山梨、長野、岐阜、静岡の各県。セシウム134と137の蓄積量でみると、1平方メートルあたり3万ベクレルを超えた地域は岩手県南部(奥州市、平泉町、一関市、藤沢町)、長野県東部(軽井沢町、御代田町、佐久市、佐久穂町)の一部。奥州市と一関市の境、佐久市と佐久穂町の境では6万ベクレルを超える地域があった。
岩手県南部については、事故後に放射性プルーム(放射性雲)が流れ、そのとき宮城県北部にかけての範囲で雨が降っていたため、飛び地状に汚染地域ができた。長野県東部は群馬県から南下したプルームで汚染された可能性がある。
●東日本大震災:セシウム汚染マップ、蓄積量誤って計算 新潟、山形を修正
毎日新聞 2011年11月12日 東京朝刊
文部科学省は11日公表した放射性セシウムの汚染マップで、新潟、山形県の蓄積量を修正。除染を必要とするレベルの地域はなくなった。先月までに公表されていた両県のマップでは、天然の花こう岩などが出す放射線を誤って計算していた。
国は、放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト以上(年間1ミリシーベルト相当)の地域を、国が責任を持つ除染対象とする。文科省のマップでこれに該当するのは、おおむね3万ベクレル以上の地域。一方、健康への影響は放射線量に左右され、土壌蓄積量は目安に適さないという。渡辺格(いたる)・原子力安全監は「舞い上がる土などを吸い込む被ばくは、空間放射線からの被ばくの2%程度で、それほど大きくない」と話す。【野田武】
●東日本大震災:セシウムの土壌蓄積マップ改定 県内大半、低沈着量に /新潟
毎日新聞 2011年11月12日
文部科学省は11日、10月に発表した東京電力福島第1原発事故による新潟県の放射性セシウムの土壌蓄積量マップを改定し、新たなマップを発表した。改定前はセシウム134と137の1平方メートルあたりの合計沈着量が関川村で16万2000ベクレルとなるなど局所的に高い値が出ていたが、改定後は県内最大で6万ベクレルにとどまり、県域の大半が低い沈着量になった。
前の航空機調査で集めたデータを解析し、セシウムから出ているとみられる放射線の波長が観測されなかった地域について、セシウムの沈着はあまりないと考え、マップで示した基準で最低となる同1万ベクレル以下とみなした。
泉田裕彦知事は「沈着量を過大に見積もっている可能性を指摘してきたが、今回、改めて精緻な評価が行われ、より実態に近い評価になった」とコメントを出した。マップは同省のホームページで公表している。【畠山哲郎】
| Trackback ( )
|