昨夜のテレビ各社のニュース、「検察が石川議員に出頭を要請」を聞いて
「そのまま逮捕か」と思った。
今朝のニュースで逮捕が大きくとりあげられている。
続いて、今日16日には、「大久保秘書にも逮捕」とされ、NHKのニュースでは、警察に半ば連行されている様子も写されている。
他方で、16日は民主党の、政権後の実質的な最初の党大会。
18日から始まる、これも実質最初の国会。
その直前に「現職国会議員」「小沢一郎の元秘書」を逮捕したことのネライは、と当然に問われる。
インターネットのニュースの中には、
「鳩山首相の右腕”「借りたカネは返すな」著者が逮捕」
(スポニチ 16日)
そんな、報道も見えた。
昨日のブログでもとりあげたけど、検察の意図が疑われる。
「◆郵便不正:村木被告の初公判27日に 厚労省元局長 」
政権についた民主党は検察改革を進める。
例えば「取り調べの全面的な録音・録画(可視化)」
● 冤罪並びに取り調べの全面可視化に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書/提出者 鈴木宗男
⇒ 答弁書/内閣総理大臣 鳩山由紀夫
ところで、小沢氏の薦める選挙は独特の手法。
今回の逮捕劇と小沢選挙とを絡めた東京・中日新聞の報道から、順次記録した。
ちょうど私たちも、新年度、つまり来る4月からの「選挙講座」の相談を始めたところだから。
もちろん、小沢選挙とはまったく異なる手法の選挙の進め方の講座のこと。
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●『小沢流』の限界露呈 権限・カネ一手に
東京 中日2010年1月16日 07時03分
民主党の小沢一郎幹事長の政治資金に再び捜査のメスが入った。公共工事の受注業者をも左右できる政治力を背景に建設業界から資金を集め、党内の議員に効果的に配ることでさらに権勢の基盤を固める-。かつて師事した田中角栄元首相直伝の政治手法は、政治資金の透明性を求める時代の流れの中で、限界に近づきつつある。 (竹内洋一)
小沢氏ほどカネの使い方を熟知した政治家は、現在の政界にはいないともいわれる。
昨年の衆院選に際しては、党代表、その後は代表代行として候補者の公認、党の資金配分の権限を一手に握った。小沢氏の権限とカネの使い方は、あえて言えば「差別的」で、公平性を重視した歴代の代表とは異なった。
自身を支える党役員には党の資金を多く支出し、「反小沢」と目される議員には一切、出さなかった。自身を支持するグループの議員や自ら重点区に擁立した候補者には手厚くカネを配分してきた。
独自に実施した世論調査で出遅れていた候補者には、正式な党公認を出さず、公認に伴う百万円単位の資金も渡さなかった。麻生政権下で衆院選が先延ばしになり、活動資金が底をついた新人や元職は、小沢氏の眼鏡にかなうよう必死で選挙区を回った。
小沢氏の私設秘書だった石川知裕容疑者の逮捕容疑になった土地には、小沢氏の秘書の寮が立つ。小沢氏は公設三人のほかに「秘書軍団」と呼ばれる十数人の私設秘書を抱える。私設秘書の給与はすべて小沢氏の資金で賄われていることになる。
私設秘書は、国政選挙となれば担当地域に分かれ、小沢氏が担ぎ出した候補者に張り付き、「どぶ板選挙」の指導にあたる。演説の仕方や選挙カーから有権者に手を上げる角度まで細かく手ほどきする。こうして当選した新人は「小沢チルドレン」「ガールズ」と呼ばれるようになった。
小沢氏の現在の権勢は、党執行部の権限とカネをフル稼働させた結果だ。選挙の当落は資金力と必ずしも無関係ではない。ポスターを刷るにも、私設秘書を雇うにもカネがかかる。そんな事情を知り尽くした小沢氏だからこそなせる業だった。
西松献金事件を受けて、民主党が衆院選マニフェストに掲げた企業・団体献金を全面禁止する政治資金規正法は、通常国会では実現しない状況だ。さらに、規正法は政党から政治家個人への寄付に量的制限を設けていない。政治家個人とその他の政治団体の間の資金の移動も、上限は年間五千万円と多額だ。
党の実権や資金を握る実力者が、内閣の布陣や政策決定に強い影響力を持つという政治の実態は、自民党政権時代と何ら変わっていない。
事件の焦点になっている小沢氏の資金管理団体による土地購入の原資はまだ解明されていないが、規正法の抜本改正論議は与野党を問わず政界の急務だ。(東京新聞)
●石川議員逮捕 鈴木宗男氏「異常としか言えない」
朝日 2010年1月16日1時15分
石川議員の北海道帯広市内の事務所には15日午後9時半、男性秘書2人が到着し、明かりがともった。事務所を撮影しようとするマスコミに、秘書が「撮るな、撮るな」と叫ぶ場面も。「逮捕へ」のニュースが流れた直後、電話取材に「今、事実関係を確認中」とだけ答えた。
16日の民主党大会に出席するために上京中の佐野法充・民主党北海道幹事長は「在宅起訴かとの報道もあり、逮捕はないと思っていたので、こういう事態になって大変残念で、衝撃を受けている。事実の把握に努め、推移を慎重に見守りたい」と話した。
同じ足寄町出身で、自分自身も受託収賄罪などで有罪判決を受けて上告中の新党大地の鈴木宗男代表は、16日午前0時前、議員会館前で「15日昼に石川議員から電話があった。水谷建設(の元幹部)に会ったこともないし、金をもらったこともない。接待もないと訴えていた。検察は全く聞いてくれない、私自身大変つらいです、と泣きながら話した」と、様子を述べた。
「家宅捜索を受け、証拠隠滅の恐れもないのになぜ身柄をとる必要があるのか。異常としか言えない。官僚政治の打破を掲げて政権交代したが、検察も官僚組織の一部。このまま民主党政権が続けば自分たちがどうなるかわからないから暴走したのだろう。鳩山政権つぶしだと受け止めている」
自民党道連会長の伊東良孝衆院議員は「不明朗な会計処理だったので真相を明らかにすべきだ。逮捕は重大な問題。小沢さんは今、総理より偉いとさえ言われている。参考人聴取を拒否するのではなく、自分の口から説明してもらいたい」と語った。
一方、小沢氏の地元である岩手県では、民主党県連代表の工藤堅太郎参院議員が「信じられない思いだ。国会が始まる前だから逮捕したんだろうが、逮捕できるだけの証拠があるんだろうか。無実を信じている」と話した。
●実態解明へ方針一転 石川議員逮捕 検察、供述に不信感
日経 1月16日
●石川議員逮捕、一刻の猶予も許されぬと東京地検
(2010年1月16日03時05分 読売新聞)
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件は15日夜、現職国会議員らの逮捕に発展した。
「一刻の猶予も許されない緊急性があった」。国会開会を3日後に控えた時点での石川知裕衆院議員(36)の逮捕について、東京地検特捜部の佐久間達哉部長は記者会見で、厳しい表情を見せた。
一方、特捜部の事情聴取の要請に応じていない小沢氏は同日、出張先の大阪から帰京したが、報道陣からの「聴取には応じますか」という問いかけには無言のまま。“側近”の逮捕後も姿を見せなかった。
「石川、池田両容疑者を政治資金規正法違反容疑で逮捕しました」
午後10時50分過ぎ、東京・霞が関の検察合同庁舎11階の会議室で始まった東京地検の記者会見。谷川恒太次席検事は冒頭、集まった約40人の報道陣を前に、石川容疑者と、小沢氏の元私設秘書、池田光智容疑者(32)の逮捕を発表した。
「供述内容や態度を含めた証拠関係から判断した」
同席した佐久間達哉特捜部長は報道陣から「逮捕の理由」を問われると、そう答えた。18日の国会開会後は国会議員の逮捕に所属する議院の許諾が必要となる点については、「許諾は考慮していない」と強調し、「今、身柄を確保しないと捜査に大きな支障が出る。一刻の猶予もできない緊急性があった」と説明した。
ただ、「土地代に充てた4億円の原資」や「2人の認否」などの質問には、「どういう色のついた金なのかコメントを控える」などと明言を避けた。
一方の小沢氏は15日午前10時過ぎ、出張先から帰京するため大阪・伊丹空港に姿を現した。灰色のコート姿で、待ち構えていた報道陣からの問いかけには一切答えなかった。
羽田空港に到着後は、東京・港区の事務所に立ち寄った後、午後3時頃、国会内の同党幹事長室に笑顔を見せながら入り、同党所属議員ら約10人と相次いで面会。午後4時頃に幹事長室を出ると、カメラのフラッシュが一斉にたかれる中、取り囲んだ報道陣から「事情聴取には応じますか」という質問を受けたが、この時も一切答えず、無表情のまま立ち去った。その後は、千代田区内のホテルに立ち寄り、午後5時過ぎから再び自身の事務所に入ったが、石川容疑者の逮捕後はコメントなどは出さず、公の場に姿を見せることもなかった。
◆身柄の確保必要と判断…検察会見◆
東京地検で行われた記者会見の主なやり取りは次の通り。
――石川容疑者を逮捕したのは、任意捜査段階で虚偽の説明をしたためか
「供述の中身や態度、言動、証拠関係を総合的にみて、身柄を確保する必要があると判断した」
――通常国会が開会すると国会議員の不逮捕特権が生じる。それについては配慮したか
「今、身柄を確保しなければ、捜査に支障が出ると判断した。(不逮捕特権への)考慮はない」
――小沢氏が聴取に応じない姿勢を見せていることと、逮捕は関係があるか
「あくまで両容疑者について、全体の証拠関係から判断した」
――土地代金に充てた4億円の提供元は特定したか
「コメントしない」
●「大変ショック」「異常」=石川議員の地元-北海道
時事 1月16日
●石川議員逮捕で勢いづく自民 「その先にある大きな闇の解明を」
サンケイ 2010.1.16 02:09
民主党の小沢一郎幹事長の秘書も務めた石川知裕容疑者が逮捕されたことを受け、自民党の谷垣禎一総裁は15日夜、「今後、さらにその先にある大きな闇の解明がなされることを期待する」とコメントした。18日召集の通常国会直前という絶好のタイミングでの“敵失”に自民党など野党側は俄(が)然(ぜん)、勢いづいている。
谷垣氏は「報道によれば、(石川容疑者の逮捕容疑にからむ)不動産購入の経緯には、小沢幹事長の関与があるとされている」と指摘したうえで、“大きな闇”の存在を示唆。平成21年度第2次補正予算案の審議から始まる通常国会を見据え、「政府与党は、審議に応じられる前提として、十分な説明を果たすべきだ」とクギを刺した。
大島理森幹事長は「石川議員は小沢幹事長の(資金管理団体の)会計責任者としての逮捕なので、(小沢氏は)監督責任について明確な責任と説明を果たさなければならない。鳩山首相も小沢氏から事情を聴き、代表としての説明責任、倫理責任を果たすべきだ」とコメント。疑惑追及のターゲットを、民主党最大の実力者である小沢氏の問題に絞ろうとしている。
●“小沢氏の右腕”逮捕!地検攻撃で民主大ダメージ
スポニチ 2010年01月16
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題
●小沢氏団体不透明会計:石川衆院議員逮捕 期待踏みにじる小沢氏=社会部長・小泉敬太
毎日新聞 2010年1月16日
検察から参考人聴取の要請を受けても、何ら応答せずに囲碁を打つ。記者会見で「いっぺんに答えますから」と記者8人に次々と事件の質問をさせながら、「個別のことを申し上げるのは差し控える」と口をつぐむ--。
土地取引に絡む問題が大きく報じられた昨年暮れ以降、際立ったのは、自ら進んで説明し、疑惑を晴らそうとする姿勢とはあまりにもかけ離れた小沢一郎民主党幹事長の言動だった。検察の捜査に非協力的な小沢氏の行動が、側近たちの逮捕を招いたように映る。
田中角栄元首相、金丸信元自民党副総裁と、小沢氏はかつて師事した政界最高実力者がいずれも検察に逮捕される姿を目の当たりにしてきた。いま自ら政界トップの座に上り詰めたが、09年3月の公設秘書逮捕も加わって検察不信は膨らみ続け、全面対決の道を選んだかのようだ。
「政治資金規正法にのっとり、収支は全部オープンにしている」と小沢氏は強調してきた。田中、金丸両氏が企業から巨額の裏金を受領し、それが逮捕容疑につながったことを「教訓」としていたはずだった。しかし、今回の事件は小沢氏側が4億円を政治資金収支報告書に記載せず、「表のカネ」と「裏のカネ」を使い分けていた実態を明らかにした。ゼネコンからの裏献金の疑惑も浮かんでいる。
小沢氏は「計算上のミスはあったかもしれないが、意図的に法律に反する行為はしていないと信じている」と釈明している。そうであるなら堂々と聴取に応じればいいはずだ。そして一刻も早く国民に真相を語るべきだ。
鳩山由紀夫首相の偽装献金事件に続く今回の事件で、民主党政権が誕生しても、政治家たちに「政治とカネ」の問題がつきまとう現実を国民は見せつけられている。この根深い政治不信を払拭(ふっしょく)するのは容易ではない。「国民は理解してくれたからこそ政権を与えてくれた」とも語った小沢氏。しかし、政権交代への国民の期待を踏みにじった責任はあまりに重い。
●東京地検、石川議員ら逮捕 大久保秘書にも逮捕状
朝日 2010年1月16日1時13分
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない事件で、東京地検特捜部は15日夜、いずれも小沢氏の元秘書で同会の事務担当者だった、衆院議員の石川知裕(ともひろ)容疑者(36)=同党、北海道11区=と池田光智容疑者(32)を、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。
会計責任者だった公設第1秘書・大久保隆規(たかのり)被告(48)についても同容疑で逮捕状を取っており、16日以降に逮捕する方針。
特捜部は、石川議員に自殺の恐れが生じたことや、説明に虚偽が多く証拠隠滅の可能性があることを考慮。任意捜査の方針から一転して逮捕に踏み切った。また、国会会期中の国会議員逮捕には、国会に逮捕許諾請求を提出して議決を得る必要があることから、検察当局は18日からの国会審議への影響を配慮し、土日を除いて最後の機会となる15日に決断した。
西松建設の違法献金事件で大久保秘書が昨年3月に逮捕・起訴されてから10カ月。小沢氏側の政治資金をめぐる捜査は現職国会議員の逮捕に及んだ。同法違反容疑での国会議員の逮捕は、03年の坂井隆憲元衆院議員以来7年ぶり。
特捜部の調べでは、石川議員は大久保秘書と共謀のうえ、04年10月29日、陸山会に分散入金した小沢氏の資金4億円で、東京都内の宅地を約3億5千万円で購入したが、04年分の同会の収支報告書には4億円の収入と土地代金の支出を、ともに記載しなかった疑いが持たれている。
また、池田元秘書は大久保秘書と共謀し、土地は05年に取得したと偽って05年分の収支報告書に虚偽の支出を計上。さらに07年に小沢氏に4億円を返済したが支出として記載しなかった疑いがある。
石川議員は昨年末以降の聴取に4億円の不記載は認めたが、原資については「小沢氏の個人資産」と述べ、資金を分散入金した理由も明らかにしなかった。だが、特捜部は、石川議員が「胆沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)工事の受注に絡んで中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から裏金5千万円を受領し、4億円の一部に充てた疑いが強いとみている。
特捜部は小沢氏本人にも聴取を要請したが、小沢氏側は拒否。特捜部は13日、陸山会や石川議員の事務所、胆沢ダム本体工事を元請け受注した大手ゼネコン「鹿島」などを一斉に家宅捜索した。
石川議員からは14日にも聴取を行ったが、ゼネコン資金の受領は一貫して否定。一方で「小沢先生に申し訳なくて生きていられない」と話していたという。
水谷建設の元幹部は特捜部の聴取に、胆沢ダム関連工事を下請け受注した時期と重なる04年10月と05年4月に、5千万円ずつ計1億円の現金を石川議員と大久保秘書に渡したと供述。特捜部は信用性は高いとみており、今後の最大の焦点として石川議員らを追及する方針だ。
●大久保秘書 16日にも逮捕へ
NHK 01月16日 06時37分
民主党の小沢幹事長の資金管理団体による土地購入をめぐる事件で、東京地検特捜部は、15日夜、会計事務を担当していた石川知裕衆議院議員ら2人が、購入代金に充てた資金などを収支報告書に記入せず、うその記載をしたとして、政治資金規正法違反の疑いで逮捕しました。特捜部は、会計責任者だった大久保隆規公設秘書についても逮捕状を用意しており、16日早く、岩手県の自宅にいた大久保秘書に同行を求めました。16日にも逮捕する方針です。
●鳩山首相の右腕”「借りたカネは返すな」著者が逮捕
スポニチ 2010年01月16日
さいたま地検は15日までに、所得税法違反(脱税)の疑いでセントラル総合研究所(東京都千代田区)の社長八木宏之容疑者(50)=文京区=と元専務森田耕一郎容疑者(54)=台東区=を逮捕した。同社は中小企業向けの経営コンサルティング会社。
八木容疑者はシリーズで50万部を突破した「借りたカネは返すな!」の著者として知られている。
逮捕容疑は07年に不動産を売却した千葉県習志野市のゴルフ練習場経営者に所得隠しを指南し、同年の所得約2億3000万円を申告せず、所得税約3400万円を免れさせた疑い。地検は経営者についても所得税法違反容疑で捜査。八木容疑者は容疑を否認、森田容疑者は認めている。
政治資金収支報告書によると、同社は07~08年に、中山義活首相補佐官が代表を務める民主党東京都第2区総支部に計24万円を寄付している。
八木容疑者は近く鳩山由紀夫首相直属の諮問機関「中小企業支援会議」の作業部会メンバーにも起用される見通しだった。
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昨年から刑事事件になっている「郵便不正」。
その中に、国の女性幹部が犯人にされている部分がある。
(関連) 2009年7月10日ブログ
⇒ ◆厚労省局長を逮捕 その背後にあるものは/事件構図に疑問も /厚労省前局長を起訴 完全否認のまま
元厚労省女性局長は、
「女は一生に一度理不尽な目にあうもの」
という。
そして、裁判に向けては、
「真実を曲げずしっかりと主張をして、無実を証明したいと思います。
がんばります」。
検察の意図が疑われるような、おかしなケースだと私には映る。
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上記とは別に、私が記録していた記事など。
●郵便不正:村木被告の初公判27日に 厚労省元局長
毎日新聞 2010年1月5日 19時51分
障害者団体向け割引制度を悪用した郵便不正事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴された厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)=官房付=の初公判が27日、大阪地裁で開かれることが決まった。
村木被告は09年11月、保釈直後の記者会見で、事件への関与を全面否定しており、公判でも無罪を主張する見通し。公判は集中審理で、4月末までに少なくとも20回の期日が予定されている。
●【郵便不正】村木元局長の初公判は27日 厚労省の公文書偽造事件
サンケイ 2010.1.5 16:13
郵便制度悪用に絡む厚生労働省の公文書偽造事件で、大阪地裁は5日、虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴された同省の元局長村木厚子被告(54)=官房付、休職中=の初公判を27日に開くことを決めた。
村木被告は保釈中。捜査段階から一貫して起訴状の内容を否認し、初公判でも無罪を主張する。
起訴状によると、村木被告は障害保健福祉部企画課長だった平成16年6月上旬、実体のない「凛の会」を障害者団体と認める課長の公印入りの証明書を部下に偽造させ、凛の会会員らが旧日本郵政公社に提出したとしている。
●厚労省元局長の指示を否定 郵便不正事件で元係長側(1/2ページ)
朝日 2010年1月6日4時2分
厚生労働省から偽の証明書が障害者団体を自称する組織に発行され、郵便割引制度が悪用された事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪で起訴された厚労省の担当係長だった上村(かみむら)勉被告(40)=現・主査=側が、「偽の証明書は独断で作った」という趣旨の主張をし、当時の上司で元雇用均等・児童家庭局長の村木厚子被告(54)=同罪の共犯で起訴、休職中=の指示を否定していることが5日、関係者の話でわかった。
弁護側と検察側、裁判所の間で争点を話し合う公判前整理手続きの中で、そうした主張が明らかにされたという。
大阪地検特捜部の調べでは、上村元係長は捜査段階で、村木元局長の指示で証明書を作ったことを認めたとされ、検察側は元局長の関与を示す重要な証拠と位置づけている。検察側は今後、ほかの厚労省関係者の証言も踏まえ、公判で元局長の共犯性を立証する方針だが、元係長側が指示を否定したことは、大きな争点になりそうだ。
村木元局長の初公判は、27日に大阪地裁で開かれることが決まった。元局長側は全面無罪を主張する方針。
検察側の構図では、上村元係長は障害保健福祉部企画課係長当時の2004年、企画課長だった村木元局長の指示で、自称障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会、東京)を郵便割引制度の適用団体と認める偽の証明書を作成。元局長は、凛の会元会長の倉沢邦夫被告(74)=同罪の共犯などで起訴=の依頼で国会議員が口添えの電話をした当時の部長(退職)から、発行を指示されたとされている。
倉沢元会長の公判で明らかにされた元係長の捜査段階の供述調書や検察側の冒頭陳述によると、元係長は、元局長から「部長から下りてきた話でもあるから、すぐに証明書を作って下さい」と催促され、完成した際には「あとは私に任せて下さい」と言われた、とされている。
●郵便不正「元局長の指示」否定へ…厚労省元係長
(2010年1月6日03時03分 読売新聞)
郵便不正に絡む偽証明書発行事件で起訴された厚生労働省元雇用均等・児童家庭局長の村木厚子被告(54)(起訴休職)の公判に、共犯とされる当時の部下の厚労省元係長、上村(かみむら)勉被告(40)(同)が証人出廷し、「村木被告から指示を受けた」とする捜査段階の供述を覆し、元局長の関与を否定する方針であることが関係者への取材でわかった。
自らの関与は認めるという。村木被告は27日から大阪地裁で始まる公判で無罪を主張する方針で、上村被告の証言は公判に大きな影響を与えるとみられる。
村木被告は、厚労省障害保健福祉部企画課長だった2004年6月、上村被告や自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長、倉沢邦夫被告(74)(公判中)らと共謀。実体のない同会を障害者団体と認める偽の証明書を発行したなどとして、虚偽公文書作成などの罪で起訴された。
検察側は、昨秋に始まった倉沢被告の公判で、倉沢被告から依頼を受けたとされる民主党の石井一参院議員(75)が、村木被告の上司だった当時の障害保健福祉部長に協力を要請、元部長から指示を受けた村木被告が倉沢被告と共謀し、部下の上村被告に偽の証明書を発行させた、という構図を明らかにした。
村木被告の公判では、石井議員も証人採用された。
●郵便不正・厚労省元係長、村木元局長の関与否認へ
(2010年1月6日 読売新聞)
27日初公判
郵便不正に絡む偽証明書発行事件で起訴された厚生労働省元雇用均等・児童家庭局長の村木厚子被告(54)(起訴休職)の公判に、共犯とされる当時の部下の厚労省元係長、上村(かみむら)勉被告(40)(同)が証人出廷し、「村木被告から指示を受けた」とする捜査段階の供述を覆し、元局長の関与を否定する方針であることが関係者への取材でわかった。自らの関与は認めるという。村木被告は27日から大阪地裁で始まる公判で無罪を主張する方針で、上村被告の証言は公判に大きな影響を与えるとみられる。
捜査段階の供述覆す
村木被告は、厚労省障害保健福祉部企画課長だった2004年6月、上村被告や自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長、倉沢邦夫被告(74)(公判中)らと共謀。実体のない同会を障害者団体と認める偽の証明書を発行したなどとして、虚偽公文書作成などの罪で起訴された。
昨年5月、大阪地検特捜部に逮捕された上村被告は調べに対し、「(上司である)村木被告から『決裁なんかいいんで、すぐに証明書を作ってください。上村さんは心配しなくていいから』と指示された」「偽の証明書は村木被告に直接、渡した」などと供述した。
ところが、関係者によると、上村被告は自らの公判前整理手続きの中で、自分が証明書偽造にかかわったことは認めたが、村木被告の指示や、同被告に偽証明書を渡したことを含め、村木被告の関与を否定したとされる。
検察・弁護側双方が上村被告を大阪地裁に証人申請していた。
石井一議員も証人採用
上村被告が村木被告の関与を否定すれば、情状面で自身に不利に働くだけに、証言の信用性は高まる。一貫して無罪を主張している村木被告の公判は、予断を許さない状況になった。
検察側は、昨秋に始まった倉沢被告の公判で、倉沢被告から依頼を受けたとされる民主党の石井一参院議員(75)が、村木被告の上司だった当時の障害保健福祉部長に協力を要請、元部長から指示を受けた村木被告が倉沢被告と共謀し、部下の上村被告に偽の証明書を発行させた、という構図を明らかにした。
しかし、倉沢被告は公判で「証明書は村木被告から受け取った」と供述したが、「村木被告とは名刺交換もしていない」として共謀を全面否定したうえで無罪を主張。石井議員への依頼についても「証明書を違法に取得しようという意識はなかった」とした。
村木被告は昨年11月、保釈後に開いた記者会見でも元部長からの指示や倉沢被告について「記憶がない」とし、上村被告への指示についても、改めて否定した。
村木被告の公判は、とりあえず4月28日まで20回分の日程が決まった。弁護側は上村被告の証言を基に公判を有利に進めたい考えだが、検察幹部の一人は読売新聞の取材に対し「公判では、上村被告の捜査段階の供述調書も証拠採用されるはずだ」と話し、有罪立証に自信をみせている。
◇ 村木被告の公判では、石井議員も証人採用された。村木被告の弁護側が申請した。石井議員はこれまでの読売新聞の取材に対し、秘書を通じて元部長への要請などを全面的に否定しており、証言内容が注目される。
●「民主議員に口添え依頼」 郵便制度悪用で被告が証言
2009/12/17 19:23 【共同通信】
郵便制度悪用に絡み、障害者団体の証明書を厚生労働省側に偽造させたなどとして虚偽有印公文書作成・同行使罪などに問われた障害者団体「凜の会」設立者倉沢邦夫被告(74)の公判が17日、大阪地裁(横田信之裁判長)であり、倉沢被告は被告人質問で民主党の国会議員の実名を挙げ「証明書発行の口添えをお願いした」と述べた。
倉沢被告は「以前にこの議員の秘書をしていた」と説明。2004年2月、議員会館を訪れ「このたび障害者団体を設立し、厚労省の認可がいる」と口添えを頼んだところ、議員は「障害者を支援する活動はいいことだ。厚労省に連絡しておく」と応じたとし、「厚労省の担当者の名前も伝えた」とも述べた。
一方、共犯として起訴され、一貫して無罪を主張している元厚労省局長の村木厚子被告(53)=休職中=については「証明書を庁舎内で村木さんから受け取ったのは間違いない」と述べた。村木被告は「倉沢被告と会った記憶はない」とし、渡したことも否認している。
●厚労省元女性局長はクロかシロか? 郵便不正事件 検察、弁護側ともに自信を深めるワケは…
サンケイ 2009.12.26 18:00
果たしてクロなのか、シロなのか。郵便不正事件で、障害者団体証明書を偽造したとして虚偽有印公文書作成・同行使罪で大阪地検特捜部に起訴され、11月24日、逮捕から約5カ月ぶりに保釈された厚生労働省元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子被告(53)の初公判が平成22年1月下旬に開かれる。敏腕弁護士とともに臨んだ保釈後の会見ではきっぱりと自らの関与を否定した村木被告。対する検察幹部も「立証に問題はない」と自信をのぞかせ、捜査にあたった特捜検事を公判に立会させて万全の態勢で臨む。公判では村木被告の元同僚らも証人として出廷する予定で、証言内容に注目が集まっている。
「100%無実」
「全く身に覚えがない」
11月25日、保釈翌日に開かれた記者会見。村木被告は繰り返し自らの“潔白”を公の場で訴えた。同席した弘中淳一郎弁護士はロス疑惑など数々の著名事件で無罪を勝ち取った“無罪請負人”だ。その弘中弁護士も「村木さんは全く無実。検察側の証拠を見てもその核心は揺るがない。公判で無実を明らかにしたい」と自信たっぷりに語った。
また、夫で厚労省総括審議官の太郎さん(55)も会見に同席し、「妻は100%無実」と訴えるなど、まさに異例の会見になった。
村木被告はこの会見で、これまで報道などで明らかにされた大阪地検の捜査内容をことごとく否定した。
国会議員から依頼を受けた障害保健福祉部の元部長(57)に指示され、部下の元係長、上村勉被告(40)=起訴=に偽造を命じたとされることは「記録にも記憶にも残っていない。通常、直接指示したり報告を受けたりすることはない」。さらに、障害者団体「凛の会」主要メンバー、倉沢邦夫被告(74)=公判中=に偽造証明書を手渡したとされる点も、「郵送するのが普通で、役所内で手渡すことはあり得ない」と検察の言い分を真っ向から否定した。
“闘い”に備えて六法全書
会見では最後まで強気の姿勢を崩さなかったが、保釈後に支援者へ送ったメールには本音をにじませる。6月14日の逮捕から5カ月以上に及んだ拘置所生活を振り返り、「期間が長くなるに従い、いつまでこうした生活が続くのかと、不安も大きくなってきておりましたので、私も家族も本当にホッといたしました」と心情を吐露。折れそうになる気持ちを支え続けたのは家族や支援者らの存在だったという。
接見禁止が解けてからはほぼ毎日、のべ約70人が面会に訪れ、届いた手紙は約500通に及んだ。「拘置所の中で悲しくて泣いたことが一度もないとは申し上げませんが、その何十倍も、自分がいかに周りの方に恵まれているかを思ってうれし涙を流しました」と感謝の言葉を記した。
有り余る時間を使って、支援者らから差し入れられた本150冊を読破。六法全書にも目を通し、来たるべき“闘い”に備えた。“麦飯ダイエット”の効果もあって体重は6キロ減少。暑さや寒さなど長期間の拘置所生活はやはり体に堪えたようで、年内は体調を整えることに専念するとし、最後は公判への決意で結んでいる。「真実を曲げずしっかりと主張をして、無実を証明したいと思います。がんばります」。
3月中にも結審
支援者が数百人規模に増え、盛り上がる村木被告側に対し、検察側は全く動じる気配を見せない。「村木被告は部下に責任を押しつけているだけ。捜査段階では上司や部下、関係者ら全員が村木被告の関与を証言した。縦、横、斜めすべてガチガチに証拠が固まっている」。
保釈後の会見に、厚労省事務次官に次ぐポストの夫が同席したことに触れ、「省の最高幹部級の現役官僚が公然と被告の肩を持つのはどうか。今後、証人として出廷する部下への無言のプレッシャーになり、真実を証言できない恐れがある」と批判し、「なりふり構わない異例の会見は逆にそれだけ村木被告側が追い込まれている証拠だ」と有罪立証に自信をのぞかせる。
ただ、検察側の立証も万全とはいえない状況だ。凛の会主要メンバーの倉沢被告は先行して開かれている自らの公判で村木被告との共謀を否認した。
倉沢被告の検察側冒頭陳述によると、村木被告は上村被告に「(国会議員の)先生からお願いされていることだし、部長から下りてきた話だから、決裁なんかいい。すぐに証明書を作って」と依頼。倉沢被告の前で、当時の日本郵政公社幹部に電話をかけ障害者割引の適用を依頼した、と主張している。
倉沢被告は公判で、村木被告から直接、証明書を受け取ったことは認めたものの、「厚労省の担当係長から一度、村木被告を紹介されてあいさつしたが、名刺交換はしていない」「村木被告から郵政公社に電話してもらったとされる日には、結局、村木被告とは会わなかった」と捜査段階と供述を変遷させている。その理由について、「担当検事から『あなたの記憶違いだ』といわれ、そうかなと思ってサインした」と証言した。
倉沢被告の供述の変遷が“アリの一穴”となるのか。村木被告の公判では、倉沢被告に加え、元部長や上村被告も証人として出廷する見通し。捜査段階では村木被告の関与を認めた3人がいかなる証言をするのか。無罪が明らかになれば復職したいという村木被告。いつかその日はやって来るのか。3月中にも結審する予定の公判から目が離せない。
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昨日から、兵庫県川西市に来ている。
自治ネット(無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク)の毎年恒例の自治体視察。
この視察のことは、以前のブログに書いた。
(2009年12月18日ブログ ◆議員視察・公募開始/兵庫県加西市/1月12日13日)
このブログで、今日の会議内容などを再掲し、
視察報告は、メンバーがそれぞれブログなどに書くと思うのでまた改めて。
なお、自治ネットは、2月13日(土)には名古屋で、
全国の都道府県議会の最先端を走る「三重県議会の議長」の講演会を企画している。
このことは、近いうちに詳しく紹介することになる。
今日のブログは、別の議員向けの勉強会のことを載せる。
もう、何も続けていること、今年度最後の
「M&T企画/議員と市民の勉強会」の第3回(2月6日7日)の参加者追加募集のこと。
参加者に若干の余裕があるので紹介する。
(この講座の関連のエントリーは次)
2009年5月23日ブログ
⇒ ◆議員と市民の勉強会/参加者募集中/無党派・市民派
2009年11月8日ブログ
⇒ ◆カンヅメでの勉強会/「議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた」
2009年8月8日ブログ
⇒ ◆議員の勉強会/活発な議会を
一昨年・2008年度の講座の一部は、 2008年7月22日ブログ
⇒ ◆「議員としてのスキルアップの連続講座」のご案内
これらの活動はいずれも、活発な議員活動による「活発な議会」を期待してのこと。
ちょうど、1月10日の毎日新聞の社説がとても面白かったので、このブログの最後に紹介して、考える材料にしたい。
「毎日新聞/社説:2010再建の年 地域主権 地方議会も変化の時だ」
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2010-01-06 15:20:35 みどりの一期一会
第3回「M&T企画/議員と市民の勉強会」
テーマ「予算の見方、市民派議員としての切り口」 のお知らせ
第3回「M&T企画/議員と市民の勉強会」開催について 2009.1.6 寺町みどり&ともまさ
2月6日(土)~7日(日) の一泊二日の日程で、ウィルあいち(名古屋市)にて、
2009年度第3回「M&T企画/議員と市民の勉強会」を開催します。
第3回のテーマは、「予算の見方、市民派議員としての切り口」です。
次年度は統一選直前で「選挙講座」を主として開催しますので、「予算」を重点とする勉強会は、今回が最後となります。
「議員と市民の勉強会」は、参加型の実践的な講座で参加者のニーズにあわせた、少人数のカスタムメイドの講座です。
参加者はリクエストされた「課題」(と「持ち物」)をクリアすることを条件としていますので、かならず期日までに課題を提出していただくことが、参加の条件です。
皆さんから届いた課題のファイルを元に、さらに講師側で勉強会の内容および日程の詳細を詰めます。
課題の提出期限は、1月31日(日) です。
今回は連続講座の最終回となり、内容も課題もステップアップして複雑になりますので、課題を準備することによって当日のレクチャーが理解できるように構成してあります。
2月の勉強会に向けて、講師のふたりが「課題」を作成し、参加者のみなさんには、今日の午前中に、ファーマット等をお送りしたところです。
つきましては、参加者の受け入れに若干の余裕がありますので、第3回勉強会に
参加を希望される方は、みどりまで、お電話でご連絡ください(説明が必要なので
メールは不可)。
初めての方は、所定の「誓約書」を提出していただいた上で、課題をクリアすることが必要なので、参加を希望される方は、至急、お電話ください。
日程および課題は、以下のようです。
参加が確定した方には、個別に詳細なフォーマットをお送りします。
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◆第3回 「M&T企画/議員と市民の勉強会」
2010年 2月6日(土)13時~7日(日) 12時
テーマ「予算の見方、市民派議員としての切り口」
1.3月の予算議会を前に/予算の基本、予算審議の流れ
2.予算関連の状況の理解と切り口/取り組みたい事務事業に関する論点や手法
3.一般質問と議案質疑を「事後評価」する/予算議会に向けて「一般質問」を組み立てる。
4.住民監査請求の実際(第2回のときに課題の説明)/現場で使える直接民主主義の手法
●第3回に向けての課題一覧表●
( )は提出者。=いずれも所定のフォーマットに記入のこと。
★課題-1(ともまさ) あなたのまちの予算策定過程の資料の情報公開請求の結果を整理して回答
★課題-2(ともまさ) 住民監査請求の仕立て方=議論の別のチカラをつける
★課題-3(みどり) 予算議会で取り組みたい一般質問のうち、今まで手をつけていないテーマについて「一般質問」を組み立てて提出する
★課題-4(みどり) 12月議会での「一般質問」の事後評価
★課題-5(みどり) 12月議会本会議での議案「質疑」の事後評価
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●当日の持ち物(文献などは必需。必ず各自、事前に入手してお持ちください)●
(A)『予算の見方・つくり方』(学陽書房)
(B)『地方自治小六法』程度の辞書
(C)『議員必携』(学陽書房)
(D)『市民派議員になるための本』(学陽書房)
※第3回勉強会は、今年度最後の企画なので、1日目終了後の夕食は、
名古屋市内で懇親会をする予定で日程調整しています。
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定員に若干の余裕がありますので、参加したい方はご連絡ください。
とはいえ、「ハードな勉強会」と言われていますので、そのつもりで。 |
●視察参加者を公募します 2010年1月12・13日実施
視察参加者を公募します 2010年1月12・13日実施
受付〆切りました。お問い合わせ&ご応募ありがとうございました(2009.12.26追記)
自治ネット恒例!冬の視察
今回のテーマは「PPP(公民連携=パブリック・プライベート・パートナーシップ)」。
PPPについて東洋大学と協定し取組みをすすめる加西市を訪ね、
リーダーである中川市長との懇談を含め、公民連携や市民参画について丸1日の視察研修を行います。
5回目の企画は、初回・昨年に続き、自治ネット会員外に、数名の参加者を募ります。
日程
2010年1月12日13日
内容
12日は前泊、夕食懇親会や宿泊を通し、参加者相互の情報交換
13日 朝9時から16時まで加西市役所を視察訪問
○中川市長との懇談2時間程度
○公民連携(PPP)について
○予算編成の公開
○任期付職員採用制度
○議会対応 など
参加費 2,000円
※宿泊費と現地までの交通費は各自
※加西市では視察受け入れにあたり有料とされています。
他に手土産代などの共通経費に充てさせていただきます。
集合場所・時刻
①北条鉄道 北条町駅 12日17時45分に宿泊先より迎車
②いこいの村はりま 駅集合組は18時ごろ到着予定、夕食懇親会19時から
※参加者には事前に①か②のどちらで合流するか確認させていただきます。
宿泊先
いこいの村はりま 兵庫県加西市笹倉町823-1 電話 0790-44-1750
宿泊費 9500円(1泊2食、夕食懇親会含む)
募集人数 5名程度
※政党に属さない地方議員および立候補予定者を対象とします。
※住民主体の自治や市民の視点 に立脚する方 歓迎。 |
●社説:2010再建の年 地域主権 地方議会も変化の時だ
毎日新聞 2010年1月10日
政権交代の審判が下ったさきの衆院選の直前、ひとつの法律が国会で与野党の全会一致で成立をみた。「海岸漂着物処理推進法」(略称)という、どちらかというと地味なイメージの法律だ。だが、その制定過程には大きな意義があった。
主役は、地元の海岸を汚す「海ごみ」に頭を痛めた地方議員たちだ。漂着物の多くは内陸の河川経由であることに注目した山形県酒田市議らが、自治体横断の超党派議員ネットワークを作り、対策の法整備を求めたのだ。その活動は政党を動かし、衆院解散を控えた昨年7月、海ごみの発生を抑える国や都道府県の責務を定めた新法の制定に結実した。地方議員が連携し立法を主導した、極めてまれなケースである。
◇試される自治の能力
鳩山内閣は「地域主権」を旗印に掲げている。鳩山由紀夫首相は年頭の記者会見で、その実現に取り組む意欲を強調した。従来の「地方分権」との言葉をあえて用いず、地方に権限を強力に移し、行政への住民参加を徹底したうえで、自立した自治の完成を目指す発想だ。
政権発足以降、「地域主権」への取り組みは出足の鈍さも目立った。だが、首相を議長とする「地域主権戦略会議」も、やっと発足した。国と地方の協議機関の法制化や、ヒモつき補助金を使途が自由な一括交付金に改編する作業も、今年は本格化する。脱・官僚依存に向け、中央の政治主導と、地方への権限移譲は車の両輪だ。首相が本気でこうした改革に挑む覚悟なら、支持したい。
同時に「地域主権」を目指す改革が、地方にバラ色の未来を当然のように約束するものでないことも、指摘しなければならない。自治体の「地域経営」の自由度が高まれば、それだけ成功、失敗に伴う結果責任を首長は問われ、住民の生活も大きな影響を受ける。自立を試される自治体はその受け皿にふさわしい政策の立案能力と、権力のチェック機能が求められる。
特に提起したいのは、地方議会のあり方だ。日本の地方自治は首長、地方議員ともに住民から直接選出される二元代表制を取る。つまり、双方の協調とけん制で自治を形づくる責任を共有しているのだ。
だが、実態はどうだろう。住民の多くにとって地方議会は遠い存在ではないだろうか。
自治体の定める条例など政策立案は首長が優位に立ち、多くの議会は執行部側の提案する議案が素通りし、片山善博前鳥取県知事がかつて「八百長と学芸会」と評したような審議がまかり通っている。一方で、会計検査院がこの2年間に検査した道府県市のすべてで、不正経理が発覚した。裏金などの問題が再三、指摘された中で議会の監視はいったい、どうなっていたのか。
それだけではない。ここ数年、自治体に損害を与えた首長らに住民訴訟で賠償金を支払うよう判決が出た場合、地方議会が支払い請求を放棄する議決を行い、帳消しを図るケースが相次いでいる。昨年、東京、大阪高裁はこうした議決は議決権の乱用にあたり無効、とする厳しい判決を下した。こんな事例が続くようでは、そもそも地方議会は住民と首長側のどちらを見ているのか、との疑念すら抱いてしまう。
◇人材の門戸を広げよ
もちろん、議会からも改革の波が起きている。北海道栗山町議会、三重県議会が06年に議会運営の理念とルールを定める基本条例を定め、口火を切った。条例が定めた議員同士の自由討議や住民との意見交換の活発化など、当たり前の活動をこれまで多くの議会は放置してきた。
冒頭の「海ごみ」立法も、地方議員が政策立案に目覚めつつある反映だ。地方議員や首長による意欲的な政策の取り組みを表彰している「マニフェスト大賞」への応募は例年、着実に増えている。こうした自主的な試みを、大いに歓迎したい。
変化をさらに後押しするには、地方議員に進出する人材を、より多様にすることが不可欠だ。地方行政に公共事業が占める役割は減り、住民に身近なサービスが占める比重が増している。サラリーマンや働く女性らさまざまな住民が議員として柔軟に参画できるシステムを、政府も真剣に検討すべきではないか。
たとえば、会期を通年にして毎週決まった曜日の開催としたり、議員による夜間討議を審議の基本として推進すれば、日程が障壁だった多くの人が議会に参入できるはずだ。
サラリーマンが立候補や議員活動をする際の休暇や休職、復職制度の創設も議論すべきだ。門戸を広げることで、地方議員に人材の競争が起きよう。規制が多い公職選挙法を見直し、選挙運動を自由化することも当然ながら必要だ。
地方議員に求められるのは、専門知識以上に、住民の意識をくみ上げ、地域を変える熱意とセンスだろう。地方議会への住民の信頼が高まれば、地方に権限を集中させることへの国民の理解も深まる。
鳩山内閣は、自治の原則を定める地方自治法の抜本改正も検討対象としている。まさに「地域主権」の主役として、地方議会の将来像を幅広く議論する好機である。
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日本で暮らす定住、永住外国人の地方参政権の問題。
もう20年前後も前、「外国人」の指紋押捺拒否問題などの運動にかかわっているとき、
いろんな人たちと知り合った。
そんな中で、在日の ○世 の人たちから聞かされていたことの一つ。
「私たちは、税金をちゃんと納めている。
納めないと罰せられる。
このことは、日本人以上に厳しく調べられる。
税金は厳しく取られているのに、
『選挙権』は与えられていない・・・おかしいよ」
そんなことを聞くたびにも、日本はヒドイ国だ、と思った。
その後、政治的には前に進んでいた。
2000年までに30都道府県の議会が参政権を求める意見書を可決したという。
これは、当事者らの要望や、
「憲法は永住外国人に地方選挙の選挙権を与えることを禁じているとはいえない」
との1995年の最高裁判決が影響している。
ところが、昨年秋から、政権を脱した自民党の地方議会の一部で、外国人参政権を否定する意見書が採択されている例があった。
ときどき報道されていた。
最近では、数日前の朝日新聞が全国の都道府県議会のことをまとめている。
「反対の意見書を可決したのは
秋田、山形、茨城、埼玉、千葉、新潟、富山、
石川、島根、香川、佐賀、長崎、熊本、大分の県議会。
主に自民党議員が提出し、昨年10~12月に採択された。」
その自民党は、昨年夏の「政権選択の選挙」のとき、自民党の公式Webページに民主党らを批判するさまざまの文書を掲載、全国各地でそのパンなどをバラまいた。
それを見た時、
「選挙が済んだら、インターネットからデータを消してしまうのだろう」
と思った。
いま、今日のブログにしようと思ってインターネットをみたら、
アドレスが変っていたので、(下記ページの)従来のリンクは切れていた。
探したら、データ自体は見つかった。
この自民党の誹謗中傷文書は、インターネット発信とともに、印刷物として全国に配布されたものだから、来週にでも、このブログでリンクしよう。
ともかく、今日は、そのうちの一つ「政治はギャンブルじゃない/自民党」という文書の一部の「外国人参政権」部分を紹介する。
(関連) 2009年8月24日ブログ
⇒ ◆地に落ちた自民党/恥も外聞も無く、誹謗中傷だらけ/政党の公式ページで
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●永住外国人に地方選挙権を付与する法案、政府が提出へ
朝日 2010年1月12日2時0分
鳩山政権は11日、政府・民主党首脳会議を開き、永住外国人に地方選挙権を付与する法案を、政府が18日召集の通常国会に提出することで合意した。また、政治主導を強化するため副大臣・政務官を15人増員する法案の成立を図ることも確認した。
会議には鳩山由紀夫首相、民主党の小沢一郎幹事長らが出席した。
地方選挙権の法案については、昨年11月の同会議で小沢氏に取り扱いが一任された。小沢氏は12月の韓国での講演で、議員立法ではなく政府提出の法案とすべきだとの考えを表明。小沢氏は11日の会議でも「日韓関係を考えると政府がやるべきだ」と述べ、政府側が受け入れた。すでに平野博文官房長官が、原口一博総務相に法案の準備を指示している。
法案が提出されれば、かねて選挙権付与を求めてきた公明、共産両党は賛成する見通しだ。
ただ、与党では社民党は賛成の方向だが、民主党内に根強い慎重論があるうえ国民新党が反対しており、法案提出をめぐっては連立与党内で議論になる可能性も残っている。
民主党が昨年、議員立法で準備していた段階では、投票に参加する選挙権を与える対象は「我が国と外交関係のある国の国籍を有する者や、これに準ずる地域を出身地とするものに限定する」としていた。
このため政府の法案でも、朝鮮半島出身者やその子孫で、韓国籍でない人は適用外になる可能性が高い。
ただ、地方参政権のうち、首長や議員に立候補する被選挙権は見送られる見通しだ。
一方、会議では、政治主導強化に向けて副大臣・政務官の増員のほか、首相補佐官の上限を現在の5人から10人に増やす方針も確認した。増員する5人は、民間人の起用を念頭に置いているという。
現行法では政府に入れる議員は最大74人。民主党は100人に増やすとしていたが、衆院初当選組は政府に登用しないとの方針から、副大臣・政務官の15人増にとどめる。
●小沢氏が韓日議連会長と会談 参政権付与「通常国会で目鼻」
サンケイ 2009.9.20 00:27
民主党の小沢一郎幹事長が19日、李明博(イミョンバク)大統領の実兄で韓日議員連盟の李相得(イサンドク)会長(ハンナラ党国会議員)と会談し、永住外国人への地方参政権付与問題について「何とかしなければならない。通常国会で目鼻を付けたい」と述べていたことが分かった。民主党筋が明らかにした。
早ければ来年1月召集の通常国会で法案提出を目指す意向を示したとみられる。鳩山由紀夫首相も推進論者として知られるが、民主党内にも反対論が強いため、意見集約は難航しそうだ。この問題は「憲法違反」との指摘もあり、来夏の参院選に向け、大きな争点となる可能性がある。
会談は19日夕、党本部で約40分間行われ、「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上推進議員連盟」(会長・岡田克也外相)事務局長を務める民主党の川上義博参院議員、権哲賢(クオンチヨルヒヨン)駐日大使らが同席した。
参政権付与問題は、権大使が「ぜひお願いしたい」と要請し、小沢氏が前向きな姿勢を表明したという。
民主党は結党時の基本政策として地方参政権付与の早期実現をうたっている。小沢氏も推進論者として知られ、昨年2月に就任直前の李大統領と会談した際も付与に向け、努力する意向を伝えた。今月11日に川上氏とともに在日本大韓民国民団(民団)幹部と会談した際も「自分はもともと賛成なので、ぜひ来年の通常国会で方針を決めよう」と述べたとされる。
ただ、民主党内にも反対論が根強く、衆院選マニフェスト(政権公約)には盛り込まれなかった。国民新党も反対を表明している。今回の会談で民主党は会談内容の記者説明に応じず、概要を記した発表文を1枚配布。付与問題に関するやりとりは公表しなかった。
一方、小沢氏は李氏との会談で「韓国との関係を形式的なものではなく本当の信頼関係を作り上げることに力を尽くしたい。両国間の基本的な問題も必ず解決できる」と語った。李氏は「大統領も小沢氏と同様に未来に向かって道を開こうとしている」と応じた。また、小沢氏は政権交代について「私自身の大きな目標の第一歩でしかないが、達成できたことを喜んでいる」と述べたという。
■永住外国人への地方参政権付与問題 永住資格を持ち、日本に居住する外国人に地方参政権を与えるため、民主、公明、共産などの各党が過去に付与法案を提出した。平成19年末の法務省の統計では、永住資格を持つ外国人は約87万人。このうち在日韓国・朝鮮人が多数を占める「特別永住者」は約43万人。
●【参政権】 「外国人地方参政権」賛成59%・反対31% ~毎日新聞世論調査
2009/11/24(火) 12:43:08
在日韓国人の父と日本人の母を持つ東京都内在住の男性(21)は8月30日の衆院選で初めての選挙権を行使した。1984年の国籍法改正に伴い、翌85年以降に出生し、片親が日本人なら22歳までは二重国籍が認められるようになった。男性も「選挙権を持つ在日韓国人」だが、こうした人の存在はあまり知られていない。
「小学校3年生まで自分の韓国名も知らず、今も韓国語を話せない。韓国名をからかわれたこともあるし、在日韓国人の友人は多いが、韓国人という意識は正直、低い」。来年、2歳上の兄と同じく日本国籍を選択するつもりだ。
衆院選では民主党に投票した。在日韓国人の集会に数回参加し、「納税の義務の代わりに参政権を」という主張には共感しなかったが、「友人たちに参政権を持ってほしい」という思いが決め手になった。
「反対派は在日韓国人が反日的な投票行動を取るというが、そうは思わない。実現すれば、在日韓国人という意味をこめて投票することはなくなる。自分の生活を良くすることを考え投票する」と、男性は話した。
永住外国人は旧植民地の朝鮮半島、台湾出身者らが対象の特別永住者約42万人と在日10年以上などの条件を満たす一般永住者約49万人の計約91万人。在日韓国・朝鮮人は全体で約47万人で過半数を占める。
昨年5月に民主党の議連がまとめた提言では、対象を国交のある国の国籍保有者とし、在日朝鮮人は除外した。提言通り実現すれば、対象は永住者の多い韓国人、中国人、ブラジル人が大半を占めることになる。
民主党では鳩山由紀夫首相、小沢一郎幹事長らが「友愛」政治や歴史的観点から推進論を説く。小沢氏は早期の法案提出を政府に呼び掛けているが、政府側の優先順位は明確ではない。公約も政策集には明記されているが、マニフェストへの盛り込みは見送られた。
反対派の論客、自民党の稲田朋美衆院議員は「外国人から支援された首長や地方議員が誕生すれば、地元の国会議員も影響を受ける。日本の国益の制約になる」と訴える。こうした考えは、民主党内にも根強くある。
人口の24%を外国人が占める大阪市生野区などで参政権付与を認めれば、それに反対する人たちとの摩擦が生ずる恐れもある。「日本の行方は日本国民が決めるべきで、永住外国人が日本国籍を取得して参政権を得ればよい」との主張に結びつく。
一方、推進派の岡崎勝彦・愛知学院大学大学院教授(外国人法)は「在日の人はすべての権利を得ようと日本国籍を取得する人もいるが、韓国籍を失うことへの抵抗はなおある。二重国籍を認めれば一気に解決する」と提案する。
岡崎氏は、日本は「血統主義」「排他主義」が根強くあるが、「選挙権を持つ在日韓国人」のような二重国籍状態がすでに現存するため、「国民という概念の多様化が進んでいる」と話し、国籍に対する帰属意識も変わりつつあることを指摘した。
来年は日韓併合から100年の節目。外国人参政権問題が大きな論点になるのは間違いない。【田所柳子】
◇賛成59%、反対31% 民主、公明層で高い支持--本社世論調査
永住外国人に地方参政権を与えることについて、毎日新聞が21、22日実施した全国世論調査で賛否を尋ねたところ、59%が賛成と答え、反対の31%の倍近くに上った。
鳩山内閣を支持する層では64%、支持しない層でも54%が賛成だった。
民主党や公明党は永住外国人に地方参政権を与える法案の国会提出を検討しており、調査では民主党支持層の61%、公明党支持層の84%が賛成と回答した。公明党は政府・与党が法案を出せば協力する構えを見せており、民主党政権の誕生によって法制化の機運は高まっている。
ただ、野党第1党の自民党内には外国人参政権への反対が強く、自民党支持層は賛成49%、反対42%と回答が二分した。民主党支持層も33%が反対と答え、こうした意見が同党内の根強い慎重論につながっているようだ。
年代別にみると、30~50代の6割以上が賛成する一方、70代以上では賛成が46%と半数を割り、世代間の温度差も示した。
●外国人参政権、14県議会が反対 「保守」掲げ自民主導(1/2ページ)
朝日 2010年1月8日3時1分
47都道府県のうち14県議会で、昨年の政権交代以降、永住外国人の地方参政権の法制化に反対する意見書を可決したことが、朝日新聞の調べでわかった。このうち7県はかつて、賛成の意見書を可決している。いずれの可決も自民県議が中心になった。夏の参院選や来春の統一地方選に向けて、民主との違いを際だたせようとする狙いがある。
反対の意見書を可決したのは秋田、山形、茨城、埼玉、千葉、新潟、富山、石川、島根、香川、佐賀、長崎、熊本、大分の県議会。主に自民党議員が提出し、昨年10~12月に採択された。
意見書は、首長や地方議員は地方公共団体の住民が選挙するとの憲法の規定をもとに「日本国民でない外国人に選挙権を付与することは憲法上問題がある」としている。
全国都道府県議会議長会によると、2000年までに30都道府県が参政権を求める意見書を可決した。在日本大韓民国民団(民団)の要望や、「憲法は永住外国人に地方選挙の選挙権を与えることを禁じているとはいえない」との95年の最高裁判決が影響した。
島根県議会は地元選出の竹下登元首相が日韓議員連盟会長で法制化推進派だったこともあり、95年に賛成の意見書を可決。昨年12月には一転して反対の意見書を可決した。小沢秀多県議は「保守を掲げてきており、絶対に譲れない問題」と説明する。統一地方選は小差で当落が分かれることが多く、法制化で外国人の投票が実現する影響を懸念する声も党内外にあるという。
自民党石川県連幹事長の福村章県議は「政権交代で状況が変わった」と話す。「かつて賛成したのは、法制化が現実的ではなかったから。賛成を要望した人の顔を立てておけと安易に考えていた」
衆院選の大敗後、自民の谷垣禎一総裁は「保守」を掲げて党再生を目指す。党本部は「問いあわせがあった県連には可決された意見書を送っている」と話す。反対の意見書を提出した埼玉県の自民県議は、党本部から意見書案を入手したという。「民主は中がバラバラだから」と、民主を揺さぶる狙いがあったとも話す。
民主党は政策集で地方参政権の早期実現を掲げ、昨年12月に小沢一郎幹事長が「通常国会には現実になるのではないか」と発言した。
民団の地方参政権獲得運動本部の徐元テツ(テツは吉を並べる)事務局長は「前向きだった竹下元首相や小渕恵三元首相が亡くなり、自民では国威発揚の風潮が高まって法制化の流れが変わった」と指摘。「変化は残念だが、本音が現れた感じがする」と話す。
法務省によると、国内には永住外国人計約91万人が暮らしている。(福井悠介、渡辺志帆、野村雅俊)
●外国人参政権法案の成立、通常国会めざす 民主・山岡氏
日経 1月9日
民主党の山岡賢次国会対策委員長は9日午前、鳥取市内で講演し、日本の永住外国人に地方参政権を付与する法案について「今国会で政府で必ず提出し必ずあげるという決意だ」と述べ、18日召集の通常国会で成立させたいとの意向を示した。「いままで日本は一国至上主義でやってきたが、幅広の皆さんとお付き合いしていかないと日本の明日はない」と強調した。
外国人参政権法案を巡っては同党の小沢一郎幹事長が昨年12月の韓国訪問の際に「政府提案で出すべきだ。通常国会で現実のものとなるだろう」と述べ、政府提出での法案成立に意欲を示している。ただ鳩山内閣の内部でも、亀井静香郵政・金融担当相が法案提出に反対の姿勢を示すなど意見が割れているほか、民主党内にも根強い異論がある。政府提案の形で法案を通常国会に提出できるかは不透明な情勢だ。
●【主張】外国人参政権 自民は反対姿勢を明確に
サンケイ 2010.1.11 02:31
鳩山由紀夫首相や民主党の小沢一郎幹事長が永住外国人への地方参政権付与法案の今国会提出に意欲を見せている。国の主権が損なわれかねない重大な問題である。
鳩山首相は年頭の会見で、「与党との調整が済めば、提出したい」と述べた。小沢幹事長も昨年暮れ、韓国で「日本政府の姿勢を示す意味でも、政府提案として出すべきだ。通常国会で現実になるのでは」との見通しを示し、9日には党幹部も成立に言及した。
ただ、与党内で国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相が民放ラジオ番組で「私は(閣議で)賛成しないので、国会に法案提出できない」と述べるなど流動的な面もある。しかし、韓国政府サイドや昨夏の衆院選で民主党を支援した在日本大韓民国民団(民団)に属する在日韓国人から参政権を望む声が高まっており、予断を許さない状況である。
これに対し、野党第一党の自民党の動きが少し鈍いように思われる。昨年暮れ、同党の保守系の国会議員を中心とする「真・保守政策研究会」が外国人参政権に反対する決議を出した。これらの声を党内で盛り上げるべきだ。
他方、千葉、石川、熊本などの県議会では、外国人参政権に反対する意見書が次々と採択されている。「賛成」から「反対」に転じた県議会も少なくない。性急な法案成立を目指す鳩山政権への危機感の高まりとみられる。
外国人への参政権付与は、参政権を国民固有の権利とした憲法15条に違反する疑いが強い。立法措置を講ずれば違憲ではないとする平成7年の最高裁判決もあるが、それは傍論で述べられたものにすぎず、法的拘束力はない。同判決の本論では、地方参政権を定めた憲法93条の「住民」に外国人は入らないとしている。
一方、首相は日韓安保共同宣言について「これから日韓で協力していく機運が高まっている中で出てきた話だ」と両政府間で検討中であることを示唆した。日韓両国が安全保障面で協力していくことは大切だが、そのことと在日韓国人の参政権の問題は別である。
自民党の谷垣禎一総裁は昨年9月の就任会見で、外国人参政権に「慎重であるべきだ」と述べた。自民党が真の保守政党として再生するためにも、総裁自らが先頭に立って、外国人参政権に反対する姿勢を明確に示すべきだ。
衆院選の大敗後、自民の谷垣禎一総裁は「保守」を掲げて党再生を目指す。党本部は「問いあわせがあった県連には可決された意見書を送っている」と話す。反対の意見書を提出した埼玉県の自民県議は、党本部から意見書案を入手したという。「民主は中がバラバラだから」と、民主を揺さぶる狙いがあったとも話す。
民主党は政策集で地方参政権の早期実現を掲げ、昨年12月に小沢一郎幹事長が「通常国会には現実になるのではないか」と発言した。
民団の地方参政権獲得運動本部の徐元テツ(テツは吉を並べる)事務局長は「前向きだった竹下元首相や小渕恵三元首相が亡くなり、自民では国威発揚の風潮が高まって法制化の流れが変わった」と指摘。「変化は残念だが、本音が現れた感じがする」と話す。
法務省によると、国内には永住外国人計約91万人が暮らしている。(福井悠介、渡辺志帆、野村雅俊)
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今年の政局のもっとも重大な争点の一つとされる普天間問題。
その行方を左右するキーの一つとも言われていた1月17日告示、24日投票の名護市長選挙。
ここのところ、名護市長選の結果にかかわらず、つまり現市長=現在の辺野古の計画に賛成=が再選されても、現在の計画は困難、そんな意見が出始めているこのごろ。
少しずつ状況は動いている。
ともかく、選挙告示一週間前の状況を見てみた。
(このブログの関連エントリー)
2009年12月30日 ⇒ ◆普天間はどこへ/小沢は沖縄県内・伊江島、下地島
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8位、9位あたり
●名護市 公式Webページ から
■ 名護市長選挙及び名護市議会議員補欠選挙について
投票日 平成22年1月24日(日) 投票時間 午前7時~午後8時
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● Yahoo! ニュース 普天間基地移設問題
普天間飛行場の移設とは
AFPBB News
普天間飛行場は「世界で一番危険な基地」とされ、1996(平成8)年に日米両政府が5~7年以内の全面返還で合意したが実現せず、キャンプ・シュワブ沿岸部(同、沖縄県名護市)への移設が計画されてきた(東奥日報ニュース百科)。民主党は県外移設を含め現計画見直しを検討している。米国政府は、代替え施設から戦闘機を運用する計画を有していない。
[写真]沖縄県宜野湾市にある米海兵隊の普天間飛行場(2005年6月22日撮影)。
●Yahoo! ニュース/名護市長選挙
2006年は普天間問題が争点に日米で合意している同市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸案には反対だが政府との協議に応じる姿勢の前市議会議長で保守系の前市議・島袋吉和氏(59)=無所属、自民、公明推薦=が、移設に反対した元議長で保革相乗りの前市議・我喜屋宗弘氏(59)=無所属、社民、社大、共産、民主、自由連合推薦=に大差をつけて初当選した
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●普天間問題に影響=現職、新人一騎打ちへ-名護市長選17日告示
1月8日14時55分配信 時事通信
任期満了に伴う沖縄県名護市長選挙が17日に告示される。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題を争点に、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設計画を条件付きで容認する現職と、反対する新人の一騎打ちとなる見通しで、24日に投開票される。鳩山由紀夫首相はこの5月までに移設問題の結論を出す意向を示しており、選挙結果は政府・与党内の議論に影響を与えそうだ。
これまでのところ、出馬を表明しているのは現職で再選を目指す島袋吉和氏(63)と、新人で元市教育長の稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社会大衆推薦=の無所属2氏のみ。移設反対を訴える共産党系の市民団体も候補を擁立したが、後に取りやめ、稲嶺氏を統一候補とした経緯がある。
普天間返還が日米間で合意されたのは1996年。名護市では以降、移設受け入れの是非をめぐり、住民投票と3度の市長選が行われた。97年12月の住民投票では移設反対が賛成を上回ったが、98年と2002年の各2月、さらに前回の06年1月の市長選ではいずれも容認派が当選している。
今回、島袋氏は経済・雇用対策を前面に掲げる。移設問題は「13年前から3度も民意を問うてきている」とし、「あえて積極的に触れる必要はない」とのスタンス。前回は受けた自民、公明両党からの推薦も求めず、政党色を薄めて選挙戦に臨む。一方の稲嶺氏は「名護市に新しい基地はいらない」と主張。また市民目線の行政運営と市政刷新を強調し、移設反対票、反現職票の結集を目指す。
●名護市長選告示まで1週間 移設の是非最大争点
1月10日10時15分配信 琉球新報
【名護】1月24日投開票の名護市長選挙は17日の告示まで1週間に迫った。米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非が最大の争点で、受け入れ容認の立場を取る現職の島袋吉和氏(63)と、移設反対を訴える新人で元市教育長の稲嶺進氏(64)の一騎打ちとなる公算が大きい。選挙結果次第では政府の移設先決定方針に大きな影響を及ぼしそうだ。
2006年、V字案で国と基本合意した島袋氏は普天間飛行場の危険性除去を優先。昨年11月の会見で同市辺野古への条件付き受け入れを堅持しつつ、「政府から危険性がより早期に解決できる代替案が提示されれば歓迎する」と政府決定を見守る姿勢を示した。
稲嶺氏は当初、「現行案は合意の経緯が不透明で、見直しを求める」と、県外移設の主張には慎重な姿勢を取っていた。しかし昨年11月には「辺野古、大浦湾の美しい海に新たな基地は造らせない」と述べ、明確に国外・県外移設を求める姿勢を打ち出した。
政府は昨年12月、新たな候補地を探し、ことし5月までに結論を出す方針を決めたが、辺野古への移設の可能性は排除していない。県内移設の可能性として下地島や伊江島なども浮上している。米側は現行案の履行を求めており、選挙結果次第で辺野古移設の可能性が高くなることも予想される。
同選挙ではほかに、高い失業率や中南部との医療格差、福祉・教育の充実などが争点となり、両者とも経済の立て直しや地域活性化など、独自の政策実現を訴えて活動は熱を帯びている。
●名護市長選 現職・島袋氏、自公の推薦受けず
(2009年12月25日 読売新聞)
●名護市長選、現職支持 知事「信義上、当然」
沖縄タイムス 2009年12月26日
仲井真弘多知事は25日、報道各社の合同インタビューで、米軍普天間飛行場移設問題を最大の争点に、来年1月24日投開票される名護市長選について、「(再選を目指し出馬する)島袋吉和市長は普天間移設協議会などで一緒に行動し、考えも一緒。同じ歩調で仕事をしてきた」とした上で、知事選で支援を受けた経緯を挙げ「信義上、当然応援すべきだ」と述べ、島袋氏支援を表明した。同市長選の選挙結果による移設問題への影響については「新政権の考え一つ」と指摘。「見直すなら、基本的な方向や考え方を早めに示してほしい」と述べた。
インタビュー前の定例会見でも、鳩山由紀夫首相が現行計画以外を模索する方針を示していることに「ただ『県外(移設)』と言うだけでなく、ロードマップを示してほしい」と強調、早期の具体的方針の策定を重ねて求めた。
●名護市長選:クロス討論 島袋氏と稲嶺氏 (琉球新報)2010年1月8日
●名護市長選ルポ 4度目の「国策市長選」に漂う厭戦感情 (1/2ページ)
サンケイ 2010.1.10 23:10
沖縄県名護市が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の受け入れ先に浮上して13年余り。24日投開票の名護市長選はその是非を問う4度目の市長選となる。これまで容認する候補が勝利したが、鳩山政権の普天間移設計画見直しの動きを受け、選挙結果はその行方を大きく左右する方向となった。改めて選択を迫られる市民の心境は複雑だ。(宮本雅史)
沖縄県北部の中心都市・名護市は人口約6万人。平成8年、普天間飛行場の移設先に辺野古が浮上して以来、市民は、住民投票と3回にわたる市長選で容認派と反対派に分断され、肉親の間でも激しい対立を強いられた。
政府は、同市が移設を受け入れた事実上の見返りとして、12年から19年までの8年間に北部振興策として総額600億円を投じた。その結果、辺野古などでは国立沖縄工業高専やコールセンターの誘致などに成功した。市の中心地には7階建ての産業支援センターが建ち、情報・金融特区への企業誘致とそれに伴う約950人の雇用も確保。市民の間のしこりは解消されつつあった。
しかし、鳩山政権が普天間計画見直しを打ち出したため、市民は再び二分化された。
「もう、うんざりだ」。多くの市が口にするのは、争点が相も変わらず基地問題に集約される「国策市長選」への“厭戦(えんせん)”感情だ。
市民の心の中には「基地アレルギー」はある。それでも心理的にも物理的にも基地受け入れ態勢を築き上げてきた。今回の市長選で、それが徒労に終わりかねないという懸念が、アレルギーを超越しているといえなくもない。
「(普天間移設先が)辺野古に決まったのだから仕方がない。基地受け入れは地域振興にプラスになるから問題はない」
こう語る飲食店経営者(65)は、辺野古移設の是非が改めて問われることへの不安を隠さない。
「容認派の島袋吉和市長が再選されれば鳩山政権は何も言えない。だが反対派の稲嶺進前教育長が勝って辺野古への移設が白紙となれば、経済支援も立ち消えになるから、名護市は取り残されてしまう」
建設工事に雇用、消費…。市民には「基地=経済」という思いも強い。
名護市中心部から約8キロ離れた辺野古に基地が移設されても騒音は届かない。むしろ、メーン商店街のシャッター通りの静寂ぶりが際立つ。民間調査会社によると、同市では18年以降で20以上の建設業者などが倒産した。背に腹は変えられない事情がある。
自営業者(58)は「辺野古移設を認めることで、手厚い経済援助を受けてきたことを忘れている。必要なのは不況をどう打開するかだ。基地反対だけを言っていてもだめだ」と訴える。
基地の移設先とされた辺野古住民はより現実的に受け止めているようだ。
ある市議は「辺野古では早く移設を決めて欲しいという声が活発化している。辺野古は13年かけて受け入れを了承したのだから当然だ」と言い切る。
辺野古商工会や有志約40人でつくる「代替施設推進協議会」の宮城安秀会長(54)は「補償やインフラ整備など条件付きで住民の9割は受け入れ賛成だ。基幹産業のない沖縄は基地産業を相手にしていくしかない」と話し、言葉をつないだ。
「移設阻止を訴えている勢力はイデオロギーだけ。彼らはジュゴンの保護など環境も盾にしているが、私自身はジュゴンを見たという人に会ったことはない」
●在日米軍再編:普天間移設 官邸主導に 「私に任せて」官房長官、沖縄訪問
毎日新聞 2010年1月10日
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 政治>
◇首相の意向反映 外相、防衛相「当事者」外れる
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、平野博文官房長官は8日、官房長官として10年ぶりに沖縄を訪問した。「官邸主導」での決着を目指す鳩山由紀夫首相の意向が背景にあり、昨年末まで交渉当事者だった岡田克也外相、北沢俊美防衛相は一歩引いた形だ。沖縄県の仲井真弘多知事は平野氏に「県外移設」を求めたが、米側はキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画が最善との立場を変えておらず、首相が「5月まで」とする結論の行方は依然不透明だ。【西田進一郎、横田愛、三森輝久】
「騒音はすごいですか」「防音対策はしていますか」。平野氏は9日昼、普天間飛行場に隣接する住宅街を歩き住民に現状を聞き、飛行場と隣り合わせる小学校の屋上にまで上った。米軍基地周辺の住宅街を閣僚が歩いて視察するのは異例。伊波洋一宜野湾市長は記者団に「官房長官が小学校まで来たのは初めてだと思う。屋上まで上がってもらえてありがたい」と語った。
「普天間は私に任せて、首相は毅然(きぜん)としていてください。自分が腹を切ります」。平野氏は4日夜、東京都内のホテルで食事を交えて会談した首相に「宣言」した。平野氏は昨年12月、移設先を検討する政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」委員長に就任。周辺に「米国のカウンターパートはジョーンズ大統領補佐官だ」と強い意欲を示しており、首相も8日、「大変強い意志を持って行動してくれている」と期待感を示した。
首相の普天間問題を巡る政府外のアドバイザー役にも変化が表れ始めた。これまでは「常時駐留なき安全保障」などで共鳴する寺島実郎・日本総合研究所会長をアドバイザーとしてきたが、97年前後の普天間県内移設受け入れを巡る経緯を知る岡本行夫元首相補佐官や田中均元外務審議官としばしば意見交換している。政府関係者は「あらゆる角度から検討し、最後は自分で決断するという姿勢の表れだ」と解説する。
一方、岡田氏は普天間問題を官邸に任せ、対米関係全般に取り組む考えだ。8日の記者会見では「普天間でさまざまな議論があり、日米関係は問題がないわけではないが、同盟を深める共通認識はある」と強調。自らは環境整備の役割に回る姿勢を示す。
当初最も現行計画容認に近い立場だった北沢氏は、防衛省内に現行計画に携わっていないメンバーを含む特命チームを発足させ、首相に配慮を見せる。同省の長島昭久政務官も9日、東京都内のシンポジウムで「名護市長選の結果にかかわらずこの問題は非常に困難だ」と述べ、24日投開票の名護市長選で現行計画容認姿勢の現職が再選を果たしても、現行計画の実施は困難との認識を示した。
◇地元自治体「県外」シフト 自民県連の「方針転換」受け
「県民は県外(移設)を強く望んでいる。そういう方向も含めて答えを出していただければ」。仲井真知事は平野氏との会談の冒頭で県外移設を求めた。昨年11月、岡田氏との会談で「県内では県外移設に大変な期待が盛り上がっている」と述べたのよりも強い表現だ。
知事の姿勢が変化した背景には「県内移設容認」で歩調を合わせてきた自民党県連が「県外」に方針転換した上、後援会からも「県外を明確にすべきだ」との声が出るなど支持基盤内での変化がある。県幹部は「県から辺野古移設に触れる必要はもうない。ベストである県外を要求すればいい」と強調する。
一方、米空軍嘉手納基地の地元3首長は9日、北谷(ちゃたん)町役場で平野氏と会談。嘉手納統合案を改めて拒否し、県外移設を要求した。宮城篤実(とくじつ)嘉手納町長は「県民の7割以上が県外を求めている」と迫り、「これを機会に、安全保障を沖縄に一極集中せずに全国的な議論になるよう、官房長官の立場で仕掛けてほしい」と注文した。
●官房長官「普天間ゼロベース」警戒強める地元
2010年1月10日21時48分 読売新聞
平野官房長官が沖縄を訪問し、政府・与党による米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新たな移設先の検討が本格化した。
だが、米軍や地元の理解を得られそうな案は現時点で見あたらず、難航は必至だ。
◆首かしげる知事◆
平野氏は9日、沖縄県の仲井真弘多知事や米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)の関係自治体首長と会談した際、「ゼロベースで検討する」と繰り返した。10日には、県内案として与党内で浮上している下地島(宮古島市)、伊江島(伊江村)を上空から視察する。
これに対し、仲井真氏は記者団に「正直、あれ、という感じはある。(鳩山首相の意向は)県外移設と思っていた」と首をかしげた。嘉手納町の宮城篤実町長も記者会見で、「ゼロベースということは嘉手納統合もまだあるのか」と危機感をあらわにした。
平野氏が、特定案に言及しなかったことで、かえって地元の警戒感を広めてしまった格好だ。自民党幹部は「当事者が何の考えも持たずに行くべきではない。地元が混乱するだけだ」と平野氏を批判した。
◆百家争鳴◆
政府・与党内で、新たな移設先候補は「百家争鳴」の状態だ。
県内では、現行移設案の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に近い、キャンプ・シュワブ陸上部を推す意見もある。県外では、社民党が米領グアムや硫黄島への移設を主張。国民新党は嘉手納基地に統合し、訓練を関西空港や伊江島などに分散させる案を提起した。有識者でつくる「国家ビジョン研究会」は5日の首相への提言で、海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市)を挙げた。
だが、下地島や伊江島などは過去の日米協議で米側から却下されている。下地島は沖縄本島から約270キロ・メートルも離れ、海兵隊の運用上の問題が生じる上、台湾海峡に近すぎて有事の際に攻撃にさらされやすいという難点もある。伊江島は本島からは近いものの滑走路が短く、戦闘機やヘリの収容能力に欠ける。
県外の関空や大村基地なども、朝鮮半島や台湾海峡の有事の際、抑止力の観点で大きな支障が生じるとみられ、米軍の理解を得られる余地はなさそうだ。
◆辺野古に戻る?◆
新たに移設先に挙がった自治体や住民はどこも反発を強めそうだ。伊江村議会は16日にも臨時議会を開き、全会一致で移設反対の意見書を可決する見通しだ。内間博昭議長は「普天間がだめだから、伊江島に持ってくるなんてとんでもない話だ」と憤る。
自民党の石破政調会長は9日、都内でのシンポジウムで「受け入れていいと言ってくれたのは名護市しかない」と指摘し、現行案以外に選択肢がないと繰り返した。沖縄県からも「あっちもだめ、こっちもだめで、結局は辺野古案に戻ってくるのでは」(幹部)と冷ややかな声があがっている。
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永遠のテーマ、男と女。
その意識や生態がどんどん変わっていく。
ちょうど昨年の3月ごろ、「今年の流行語になるかも」ということで
◆「草食系男子」 についてブログに載せた。
実際、昨年の新語・流行語大賞でトップ10に入ったそうだ。
そんな おとこ と おんな の 新しい風景について、年末から年始にかけて、いくつかの面白い報道があったので、データをまとめてみる。
神戸新聞の連載は、一部を記録しておくので後はリンク先をどうぞ。
なお、2本の映画『草食系男子。』『肉食系女子。』が2月6日、13日と連続公開されるそうだ。
(このブログの関連エントリー)
2009年3月11日ブログ
⇒ ◆「草食系男子」 今年の流行語になるかも、とも/ 対するは 「肉食(系)女子」
2009年5月24日ブログ
⇒ ◆「草食男子と肉食女子」/「草食女子」も増殖、とか
2009年4月24日ブログ
⇒ a>◆独身者急増!“未婚社会” 日本の、これから・NHK/代理・婚活/5月7日放送に変更
2009年1月4日ブログ
⇒ ◆セックスレス / シリーズ 女と男 NHKスペシャル 最新科学が読み解く性。1月11日から3回放送
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7位、8位あたり
おとこ どこへ向かうのか おとこ どこへ向かうのか/神戸新聞の連載から
「男が駄目になった」「男が男らしくなくなった」と男も女も嘆く今の日本。あれこれ言われるが、崩れていくものと、変わらないもの。そのすき間から、新しい生き方が見えてくる。一筋の光が差す方向へ歩み始めた男たちの姿をたどる。
バックナンバー
(8)地元がいい最高の仲間とともに (2010/01/09)
(7)欲しいもの遠のく車へのあこがれ (2010/01/08)
(6)4児のパパ苦労も喜びも人数分 (2010/01/07)
(5)2次元の恋夫でも父親でもなく (2010/01/06)
(4)パートナー納得して踏み出したい (2010/01/05)
(3)背中で語るもどかしさの先に (2010/01/04)
(2)薄まる境界いいと思うから着る (2010/01/03)
(1)人前で泣く流していい涙がある (2010/01/01) |
●(1)人前で泣く流していい涙がある 神戸新聞 (2010/01/01)
神戸のホテル。結婚披露宴は、最高の瞬間を迎えようとしていた。
新婦が両親への手紙を読み始めた。すすり泣きがさざ波のように広がる。そこへ、むせび泣く声が。
新郎だった。
「まただ」。披露宴を担当する女性は胸の中でつぶやく。新婦はニコニコしているのに、新郎が感極まって泣く。ここ数年、見慣れた光景になりつつある。
泣きすぎじゃない? そう思うときもある。でも、多くの場合、新郎を見る目は温かい。
「人前では泣かないと思われている男性の涙がより感動を演出する」
子どものころ、父親がよく言っていた。
「男は人前で泣いたらあかん」。その影響もあったのだろう。「泣くことは恥だ」。公務員佐野健一(36)=仮名=は、そう信じていた。
結婚式はもちろん、長女の誕生に立ち会ったときも、泣きたい気持ちをぐっとこらえていた。周りの目を気にして。
心のブレーキが外れたのは、4年前。何気なく見た韓流ドラマだった。
純愛もの。妻は夢中だった。主人公の男優が泣く場面がやたらに多い。気が付けば、涙がほおを伝っていた。焦った。妻の表情を目で探った。「分かるよ」。ティッシュを差し出してくれた。
泣いた後、気持ちが軽くなる。今は同じドラマを見て、妻より号泣するときがある。職場の歓送迎会では、苦労を共にした後輩と涙を流した。上司はまゆをひそめたが、同僚の女性は「熱い人ね」とほほ笑んだ。
相手をおもんぱかるよりも、泣きたいときに、泣く。今はそう思う。
努力、忍耐、情熱…。涙はその結果でもある。
山内拓也(45)は、神戸で中学校の教師になって20年になる。
昨年夏。10年間、監督を続ける軟式野球部が初めて全国大会に出た。
予選の決勝戦。終盤に逆転すると、部員たちが泣き始めた。もらい泣きしそうになるのをこらえた。終了後、みんなの前で大泣きした。
全国大会は、開会式でいきなり涙が出た。天を仰いだ。4年前、胃がんの手術を受けた。大病を克服してつかんだ夢に胸が熱くなった。
熱血漢である。練習に集中しない部員は容赦なくしかる。「今泣くとこちゃうやろ」。努力不足や失敗で流す涙は許さない。家でも、息子たちに同じような言葉で諭す。
「うれし涙を流せる人間は一握りやで。みんなで一緒に流そうや」
口癖だった。生徒たちとかなえた。同じ涙を分かち合えたとき、距離はぐんと縮まる。
「流していい涙と、そうでない涙がある」。その言葉には、何の飾りもなかった。ここぞというときに流す。涙は男にとっても「武器」なのかもしれない。(敬称略)
●(2)薄まる境界いいと思うから着る 神戸新聞 (2010/01/03)
待ち合わせた駅で、約束の相手は女子大生に溶け込んでいた。
よく見ると、体のラインが丸みに欠ける。やはり、男だ。
田中俊之(22)。神戸大学の4回生。タイツの足首から下を切り取った形の「レギンス」を、ショートパンツの下にはいている。襟ぐりの広いTシャツ、ジャケットの上からショールを羽織る。
脚をすっきり見せることができる「レギンス」は、もともと、女性がスカートや長めのシャツに合わせて着こなす商品だったが、最近は男性にも浸透している。
「普段から女性ものをよく着ていますよ」。穏やかに、俊之は口を開いた。失礼とは思いつつ、聞いてみた。
〈女装とどこが違うの?〉
「女の子が着ているからではなく」。俊之は、目をそらさずに言った。「いいと思うものを採り入れているだけ。色、柄、種類も豊富だし、ラインやかたちとかが好きかな」
・・・
●(3)背中で語るもどかしさの先に 神戸新聞 (2010/01/04)
児玉雅史(39)は、自宅で見たパソコンの画面に目を疑った。
「会社に行きたくない」。部下の20代男性が書き込んだインターネットのサイトに、自分への不満がつづられていた。
雅史は、兵庫県内の大手企業で、若手社員の教育を担当している。彼を呼んだ。
「直接言えよ」「違います。僕じゃありません」。最後は謝ったが、話はかみ合わなかった。
毎年新人を迎え、社員の変化を感じてきた。だが、面と向かってではなく、携帯電話やメールで伝える「ゆとり世代」のつかみどころのなさは、「異変」ともいえた。
彼のネットでの“主張”は数年間続いていた。「直接話すのは嫌だが、見ていてほしいのか」。心根はそう読める。
「苦労知らず」「マニュアルに頼りすぎ」。30代後半から40代前半の世代は、若いころ、上司世代から「新人類」と呼ばれた。その彼らが今、若者との付き合い方に悩み、もがく。
別の大手企業で採用を担当する藤本春樹(42)もその1人だ。
内定者との懇談会。日本酒を飲んで盛り上がる女性たちと対照的に、男性たちは宴席の隅で静かにウーロン茶をすすっていた。こちらから手を差し伸べなければ、輪に加わろうとしない。
・・・
(4)パートナー納得して踏み出したい
神戸新聞 (2010/01/05)
実家に帰ると、テーブルの上に「自己紹介書」が置かれていた。
「また見合い話か」。平井和宏(41)の顔が曇った。「会ってみるだけでいいのよ」。世話を焼く近所のおばさんが、屈託ない顔で反応を探る。
これで何度目だろう。理由は分かっている。公務員で、次男。親との同居なし、介護なし。安定感のある男性が人気だ。不安な世の中から守ってほしい女性が多いのか。
それなりに出会いと別れはあった。
・・・・
連載は続く |
●河北新報/河北春秋
社説/河北春秋
このところ、やけに目につく。講演会のタイトルや初売りの福袋のネーミングにまで。来月には映画も公開される。昨年の新語・流行語大賞でトップ10に入った「草食系男子」だ▼コラムニストの深沢真紀さんが言葉を作ったのが3年前。旬は過ぎたかと思いきや、生命力は衰えそうにない。時代の気分を言い当て、共感を広げているからか。自認する人も少なからず
▼心優しい、男らしさに縛られない、恋愛にガツガツしない、傷ついたり傷つけたりすることが苦手―。草食系男子に関する著書がある大阪府立大教授の森岡正博さんは、そう定義する。男女平等の感覚を自然に身に付けているのも特性の一つという▼弁当男子やらスイーツ男子やら、ほかにも次々現れる多彩な「○○男子」表現。ライフスタイルの選択が自由になった証しと見れば好ましい。既成の男らしさにとらわれず、多様な生き方が認められていい
▼草食系と肉食系の中間を「なめらか系男子」と呼ぶそうな。代表格として女性の支持を集めるタレント、つるの剛士さんは4児の父。元日から2カ月間の育児休業に入った▼子育てに意欲的な「パパ男子」という言葉もあるらしい。子ども手当もいいが、肝心なのは家事育児にまつわる世間の意識変革。新しい男子たちの増殖が刺激になれば。
●「パパ男子」が今後の子育て市場の注目ターゲット
~NPO法人ファザーリング・ジャパンと共同で、高感度パパ
電通 データ PDF 14ページ
●20代未婚「パパ男子」が子育て市場牽引、電通調査
ibtimes.2009年12月24日 10:12更新
電通は22日、現役パパとその予備軍を対象に実施した、子育てに関する意識や行動についての調査結果を発表した。それによると、父親予備軍である20代未婚男性は、現役パパよりも強い子育て意欲を持っていることが判明した。
同調査は、父親の子育てに対する関心と、子育て消費に対する関与が高まりつつあることに着目して実施されたもの。調査結果から、現役パパたちが、自ら積極的に子どもに関わり、「子どもと一緒に自分も楽しみたい」「妻とのパートナーシップを大切にしたい」「かっこいいパパである自分を見せたい」という意識を持っていることが明らかになった。
また、父親予備軍である20代未婚男性は、現役パパよりもさらに強い子育て意欲を持っていることがわかった。同社はこれら子育てに意欲的な男性を「パパ男子」と名付け、今後、子育て市場の拡大を牽引する原動力となるだろうとしている。
調査結果によると、子育てに関わっているかという質問には73%が「現在関わっている」と答え、86%が「今後も関わりたい」と回答し、父親の子育てはもはや当たり前と考えられていることがわかった。また77%が「夫婦で相談しながら子育てしたい」と考え、60%が子育てによって「家族としての一体感が高まった」ことを実感。今や「子はかすがい」から「子育てはかすがい」の時代になったとしている。
子育ての内容に関しては、入浴、外遊び、学校・幼稚園の行事参加などの従来型に加え、「着替え」「寝かしつけ」「子どもと2人きりの時間をつくる」「妻の自由時間を確保する」など、日常生活、遊び、教育、心のケア、夫婦の協力体制まで、幅広く自主的・積極的に関与する父親が増えたことがわかった。
また結婚意向をもつ20代未婚男性の87%は、将来「子どもと積極的に関わりたい」と回答。現役パパを上回る子育て意欲があり、結婚前から子育てへの夢が膨らんでいることがわかった。
育児休業に関しては、現役パパの50%が育休を取得したいと考えていることがわかった。父親の育休取得の障害は「収入減」と「職場の事情」。20代未婚男性の育休取得意向は現役パパより高く、7割にのぼる一方、障害への不安も強く、「収入減」「職場の事情」だけでなく、「キャリア形成」上も障害になると感じていた。来年施行される「改正育休法」の内容認知率は約3割で、改正による社会の変化には期待が薄いことがわかった。
同調査は第1子が0~12歳の子どもを持つ現役パパ600名と、20代未婚男性(将来的に結婚したくない人を除く)100名を対象に実施された。
●婚活福袋、花盛り 「草食」「肉食」開けたら攻略法
朝日 2009年12月31日18時44分
マロニエゲートの「プロポーズ大作戦」福袋にはフレンチ「ミラヴィル インパクト」の2万円分のディナーも付く(写真はイメージ)
プランタン銀座の「イマドキ男子攻略福袋」の「草食男子攻略編」の一部。これにノーカラーのコートなどが付く
正月の初売りといえば福袋。2010年の注目は、ずばり「婚活」だ。恋愛に消極的な「草食」、逆に恋愛に奔放で積極的な「肉食」などのキーワードを絡めながら、男女の出会いを盛り上げ、プロポーズを成功させようと各店とも知恵を絞っている。
プランタン銀座は、「イマドキ男子攻略福袋」(2万1千円、各種20袋限定、販売当日整理券配布)を売り出す。
落としたい男性のタイプ別に「草食男子攻略編」「肉食男子攻略編」の2種類を用意。「草食男子」には、「少し色気を感じさせ、さりげなくリードするお姉さん系」の女性を想定。色鮮やかなワンピースなど14点に「おしゃべりして距離を縮めてもらおう」と高級ホテルのアフタヌーンティー券が付いている。
「肉食男子」には「清楚(せいそ)なお嬢様スタイル」を提案。えりなしのジャケットや白いコートなど12点に温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」のペア券が付く。どちらも、都内の縁結びで有名な神社の縁結び絵馬入りで、「神頼み」もばっちりだ。
銀座三越は、友人の結婚式を出会いの場ととらえた「次の主役は私!!婚活女子のためのチェンジ福袋」(2万1千円、限定5袋)で、華やかなパーティードレスや名刺入れを用意した。マナー講座の受講券つきだ。
草食男子の出会いも手助けする。「脱・草食系男子!気になるあの子を俺(おれ)の彼女にチェンジ!福袋」(5万2500円、Sサイズ・Mサイズとも限定1袋)。ヒョウ柄の下着、レザーブルゾンにデニムでワイルドな装いに。告白できるように東京湾ディナークルーズのペア券まで付く手取り足取りぶりだ。
銀座の大型商業施設マロニエゲートは、男女各限定1袋の「プロポーズ大作戦」福袋(各2万円)。各16万円相当という豪華版だ。
同館のファッション関係の全19店から好きな洋服をスタイリストのアドバイスつきで選べる8万円分の買い物券。さらに同館10階のフレンチのディナー2万円分。ケーキの中に指輪やメッセージを潜ませるなどのサプライズあり。バイオリンなどの生演奏あり。プロポーズ用のバラあり。これでもかと盛り上げる。(千葉恵理子)
●これぞ肉食系女子!ブリブリの甘ったるい表情の裏に隠れた獲物を狙う顔が解禁!
シネマトゥデイ 2010年1月8日 16時37分
熱視線!肉食系女子、加護亜依 - (C)2010『肉食系女子。』製作委員会
[シネマトゥデイ映画ニュース] 元モーニング娘。の加護亜依が主演する映画『肉食系女子。』の公開を前に、これぞ“肉食系!”といえる甘ったるいながらも捕らえた獲物を逃がさない!……という表情を浮かべた加護の場面写真が公開された。
2009年に流行した「草食系男子」「肉食系女子」をテーマにした、そのタイトルもずばりな2本の映画『草食系男子。』『肉食系女子。』が2月6日、13日と連続公開される。
今回加護が主演を務めるのは、後者の『肉食系女子。』。独自に編み出した男を落とすテクニックで、男を次々と手玉に取るキャリアウーマンの大神狩子を熱演する。
たとえ修羅場が訪れても恐れない肝っ玉を持ち合わせている一方で、後輩の面倒見がいいという絵に描いたような肉食女子の狩子だが、部下として配属された草食系男子との出会いで肉食の勘を鈍らせていくというラブコメの本作。「合コンで男子をお持ち帰りする」「あえて電話に出ない」「女子に恨まれやすい」「男女の友情は信じられない」「別れるときはきっぱり!」など、肉食系女子の基本的実態を浮き彫りにしていく。
解禁された場面写真には、食事の席で男性を落とそうとして、ブリブリの甘ったるい表情を浮かべた加護の姿が。まさに獲物をロックオンの状態だ。モーニング娘。卒業後、さまざまな修羅場を経験し、アイドルから大人の女性に変ぼうした加護にとっては、まさにはまり役のキャラクターと言えるだろう。ほかに劇中には、包み込むようなまなざしで男性を見つめるシーンなど色香を感じさせる場面も登場。これを観たら、もう「ちゃん」付けで呼ぶことはできないかも!?
映画『肉食系女子。』はヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開
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