蜩の記 A diary of evening cicadas

葉室燐の『蜩の記』を読みました。
時代小説、感動小説でした。
良かったです。

幽閉先で家譜編纂と十年後の切腹を命じられた武士と、その家族と、武士の状況を見回る武士の話でした。

初めは、話の展開が単調で、読みずらかったのですが、途中から面白くなりました、読むスピードが上がりました、後半は、感動の展開でよかったです。
命を区切られた武士の気高く壮絶生き方。
山間の風景の中で進む、感涙の小説でした。

良かったです。
私の読後評価は、4☆です。

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