読書と旅行の感想記 Impression of reading and travel
テリールーム terryroom
古代遊牧民 Ancient Nomads
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1b/2fce1487f4c589992a4117fcc033e351.jpg)
大阪大学院卒の齋藤先生から「中央ユーラシア世界と古代遊牧民」について学びました。
講義内容は良かったです、古代の遊牧民と中国について理解できました。
内容は、
1)遊牧民とは
*牧畜生活をし、季節移動をする、3ヶ月に一度移動をする、土地の縄張りがある。
*騎馬技術と狩猟のための射弓技術があり、最強の軍事軍団と大規模移動により、世界史に影響する。
2)匈奴と鮮卑の移動
*五湖十六国時代に、寒冷化により匈奴が移動し、ゲルマン人の移動と西ローマ帝国の滅亡に結びついた。
*鮮卑が移動し、北中国を統一し、北魏を建国した。南は漢人の宋だった。
*北魏に続く、隋唐は鮮卑系の皇室である。
3)モンゴルでは
*トルコ語を話す人々がでた。
*その後、モンゴルではモンゴル語を話す、ジンギスカンが出現した。
などでした。
印象に残ったのは、古代から中世にかけては、遊牧民が最強だったんだ、そして、中国は漢人の国ではなく、遊牧民の国だったんだ。文化面で漢人が進んでいたので、漢人の制度や文化に乗った遊牧民の国だったんだと分かりました。
いつの世も軍事力がないとダメなんだと思いました。
この講座は、今までのところ、良い勉強になっています。
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