ごきげんようでござる。
前回はCYBERTRON版スカイワープ(日本未販売)を紹介したので、今宵は2007年に販売されたマスターピース版、スカイワープ(MP-6、スカイワープ、10290円)の紹介でござる。
本商品は、2006年に販売されたスタースクリーム(MP-3、スタースクリーム、10290円)の成型色変更品でござる。
マスターピース版スタースクリームが販売されたおかげで商品化されたイメージが強いでござるが、まさに其の通りでござる。
高額商品を数多く売るには、コレクター向けにバリエーションで数を売る方が手っ取り早い商法でござる。 しかも、本品は悔しいくらい完成度が高いので、先に販売されたスタースクリームは、リアルカラー(?)で販売され、誰もが待ち望んだG1カラー(22、スタースクリーム、1980円)とは異なるイメージである為に落胆したファンもいたでござるが・・・売れた・・・それでも売れたでござる。 スタースクリームはソレほどまでに人気キャラなので、少々イメージが違えど売れる訳でござる。 その後G1カラーが販売されれば2個目は間違いなく売れるでござるな。
そう・・・ 最初からG1カラーで販売されていたら、イメージの異なるリアルカラーで2体目は売れなかったでござるな。
そしてG1カラーのスタースクリームの販売の前に、白羽の矢が立ったのがスカイワープでござる。 そう・・・同型だったら、サンダークラッカー(24、サンダークラッカー、1980円)でもよかったのでござるが、スカイワープだからこその意味があるでござるよ。
初代・・・ G1版スカイワープ(23、スカイワープ、1980円)こそ、ミクロチェンジ・ダイアクロン商品の流用に有りながら、トランスフォーマー商品としての初のオリジナルカラー商品で、以後のデストロンのイメージカラーを確立させた立役者であり、TVアニメでは地球で最初に復活したトランスフォーマーとして描かれているでござる。
そう・・・ 商品番号順という事も有るでござるが、サンダークラッカーよりも、重要と言えるキャラクターだったりするでござる。
商品の完成度は高く、MP-3、スタースクリームよりも、イメージは崩れておらず、付属のシールを貼らずとも、満足の行くスカイワープでござる。
まあ、しかし・・・河森正治、デザイン監修は伊達じゃなく、ヴィークルモードはF-15、ストライクイーグルという事も有り、スカイワープ固有の可変口径機銃の他にサイドワインダー(ミサイル)を翼下に装着可能で、外した武器パーツは台座に取り付けられる親切設計は嬉しいでござるな。
可動箇所も多くエアブレーキやスタピライザーも変形に関係なく可動するでござる。
しかし・・・ スタースクリームの成型色変更品なので、そのままDr.アーカビルが付属するでござる。 一応、成型色は異なるでござるが何人も同一人物は要らないでござる。
せめてパイロツトフィギュアだったらダブっても問題ないのでござるが・・・
そして、ロボットモードは紛れも無く、スカイワープでござる!
G1とTVアニメのイメージぴったりの商品でござる。
カラーリングは如何に大事か証明した商品でござるよ。
しかも、フェイスチェンジギミックで新たにスカイワープ用に製作された歯軋り顔は、スタースクリームとの差別化が図られた好例でござるが・・・ はたしてコレ新規製作パーツなのでござろうか?
そう・・・ 本商品には頭部や肩など数箇所に未使用ジョイント(凹)が存在するのでござる。
コレはG1カラーのスタースクリームが販売された際に、オプションで王冠や肩パーツが付属した破壊大帝スタースクリーム用のジョイントでは? と推測し「完全版」として販売される。
と、思っていたでござるが・・・ やられた・・・
USAエディション(USAエディション、マスターピース・スタースクリーム、10500円)と言う変化球で逃げたでござる。 そう・・・G1カラーのスタースクリームは通常のMPナンバーで販売せず商品数を増やしたのでござる。 コレにより3体目のマスターピース版スタースクリームの販売は決まったようでござるな。 (?)
しかし・・・流石に「完全版・スタースクリーム」の販売は直に発表とは言えないでござろうから、秋以降にマスターピース版サンダークラッカーを発売してから、ワンクッション置いた来年に発売されるのでは? と推測しているでござる。
まあ、そうなるとジェットロン3体が揃い踏むので是非とも現実させて欲しいものでござる。
因みに本商品のパーツ構成を見ていると、翼パーツを交換し、新ジェットロンも可能なのでは?と、思ったりもするでござる。 トンガリ頭は、機首のノーズコーンを外して被せる形にすれば・・・ まあ、取り合えずはサンダークラッカーの販売を待つでござる。 間違っても、サンストームは無いでござろうな?
高額商品を数多く売る為には、一般人向けよりもコレクター対象にすれば安上がりで確実だとタカラトミーは気が付いているでござるが、コレクター商品すら手を抜いた販売は止めてもらいたいものでござる。
コレクターは箱が同じでも中身の色が違えば買うなどと思ったら大間違いでござるよ。
箱も付属品にも価値を見出しているので、せめてキャラクターカードくらいは新作で封入してほしいものでござる。
・・・何の事を言ってるか解るでござるよね。