ごきげんようでござる。
劇場版「TRANS FORMERS」の公開により、どさくさまぎれと言うか便乗というか・・・ トランスフォーマーの復刻商品が、トランスフォーマー・アンコールとして販売されたでござる。
パッケージも初代風のパッケージでござるが、拙者としては、トランスフォーマー・コレクションで販売してほしかったでござる・・・
さて、本日紹介するのが、この緑色の救急車でござる。
この度、復刻されたラチェット(TFアンコール・06、ラチェツト、3150円)の成型色変更品である、ラチェット・エマージェンシーグリーン(TFアンコール・06、ラチェット・エマージェンシーグリーン、5200円)でござる。
本品の購入は、ミリオン出版より販売の「トランスフォーマー ビジュアルワークス」を購入して、応募券を貼付による誌上限定販売品なのでござる。(現在終了)
トランスフォーマービジュアルワークス 価格:¥ 2,940(税込) 発売日:2007-12-04 |
そう・・・ コレまた劇場版に便乗したバリエーションなのでござる。
劇場版に登場した、オートボット軍医、ラチェット(MA-02、オートボットラチェット、3675円)をイメージしたカラーリングなのでござる。
が・・・ 書き文字等はタンポ印刷で、それっぽいでござるが、車種が異なるので違和感有々でござる! そう・・・ 救急車のイメージは白いだけに、見慣れたデザインの緑色の救急車は、変な色の警備会社とか、ガス会社の様な民間緊急車両に見えるでござるよ・・・
当初の日本販売では、TVアニメとデザインが異なる理由から、日本ではTFS通販扱い(ラチェット、1700円+4PTS)だった商品を、映画効果で、勢いに任せて販売し、売れなくともコレクターなら買うだろうと云う、算段か・・・ スペシャルカラーと云う事で更に便乗し、通常のアンコール版より2000円割高の販売でござる。
そう・・・ 最初の販売が、1982年のダイアクロン・カーロボット、NO,4、ワンボックス救急車(1700円)であり、その後の復刻で3000円となるのは解らないでもないでござるが、ちとボッタクリではないでござるかな? ・・・受注(少数)生産で送料は込みでも5000円は、商品的に高すぎると思うでござるよ・・・
しかも、パッケージはアンコール版のまま!
設計書やシール・・・キャラクターカードでさえ、アンコール版ラチェツトと同じ・・・
せめて、ラチェット・エマージェンシーグリーンが何故に緑の救急車である必要性を紹介した新規のキャラクターカードを、付けるべきでござろう!
ここまで、手を抜いたコレクターアイテムは感心できないでござるよ。
キャラクターカードは新製作できなくとも、パッケージ裏面に設定を載せられなかったのでござるかな? ・・・箱は一応、同デザインながら、裏のバーコードを削除した新製作(?)の印刷物でござるから、ヤル気が有れば可能だったのではないでござるかな?
しかも、拙者の入手した商品は、梱包ミスで説明書もシールもカードも折れ曲がっているでござるよ!
更に・・・ 古い金型を使用しているので、多少はダルく成っていることは仕方が無いでござるが・・・ 塗装が汚い!
コレは汚し塗装か? と思いたくなるくらい汚い・・・
塗料は混ざりあっておらず、一部マーブルで、ダイキャスト部分は、不純物が混ざっている・・・ というか、ダイキャストパーツの下地は拭かないで、塵・埃の付いたまま塗装したようでござるな・・・
商品の製造過程の管理がなってないでござるよ、タカラトミー
コレクターアイテムだから、いい加減に作っているんじゃないでござるかな?
今まで、タカラが築き上げてきた信頼を壊したいのでござるか。
日本におけるトランスフォーマーの販売を中止して、海外展開のみのしたいのでござるかな? その為に日本の主力購入層であるファンやコレクターに反感を喰らうような商品展開をしているようにしか思えないでござるよ。
そう・・・ トランスフォーマーが世界で愛される理由の一つに、個々の商品に個性的な性格が設定されていることでござる。
なのに、本商品はコレクター狙いの便乗商品でしかなく愛がかんじられないのでござるよ。
ヤラレ役のザコ商品でさえ、設定を与えられているのに、限定販売品だから色が違うだけで中身が同じだけというオチはイタダケナク夢も希望も愛も無いでござるよ。
ただ、色だけが違う限定品ではなく、何故に色が違うのか?と云うう付加価値がほしいでござるよ。 拙者は、限定版には秘められた物語が必要だと思うでござる。
いっその事、ラチェットではなく別人の方が、設定しやすいと思うでござるよ・・・
無論、本品にもアンコール版ラチェット用の、紙製お面が付属するでござるが、これも白いままであり・・・ 見ているだけで・・・
バカにしているのか~!
と、思える人をバカにしたオマケでござる・・・
オマケを付けるのはいいが、あまりにも安価で、チープTOYでもヤラナイ事を大手玩具メーカーがやると悲しいでござるよ・・・ ギャグにもならないでござるよ。
ギャグならギャグで、もっと大袈裟にバカをヤレばいいものを・・・中途半端でござるよ・・・ 否! 悪意すら感じるでござる。
商品自体は、味わい深いモノがあるでござるが、その商品を販売の段階で打ち壊している・・・ そう・・・ タカラトミーのトランスフォーマーは、なにか足りないのではなく、ワザと足を引っ張っているように思えるでござるよ。
今後の日本展開のトランスフォーマーに疑心暗鬼を覚えるでござるが、ファンを大事にせず、中途半端な商品を送り出すメーカーに怒りを覚えるのは当然でござろう。
拙者は、買わずして文句を言うのではなく、買ったからこそ文句が言えるのでござる。
因みに拙者・・・アンコール版ラチェツトは未購入なので、本商品を期にアンコール版を購入するでござる。
・・・何故?
それは、コレクターにとって恥じである、「限定品を買って、通常版を買い忘れる」でござる。
限定版は比較する通常版が有ってこそ栄える商品でもあるでござるよ。
トランスフォーマーを愛する者として言いたいでござる。
「何時までも有ると思うな、ファンとブランド価値!」
今後の精進に期待したいでござる。