トランスフォ~ム♪ 合体~パワーア~プ~♪
今宵は前回紹介した、ドライアス(3獣合体、ドライアス、4500円)と同じ、鷲・虎・竜の3体アニマル合体(?)であり、トランスフォーマーでは初となるドラゴン系破壊大帝・・・
1989年に販売された「トランスフォーマーV」の、デストロン破壊大帝、デスザラス(D-336、デスザラス、3980円)の紹介でござる!
本品は日本限定で展開されたシリーズである為に、日本向けのデザインが多く取り入れられ、ターゲットマスターを更に進化させたブレストフォースを搭載したトランスフォーマーでござる。
ブレストフォースは普段は本体となるトランスフォーマーの胸部に収納(合体)した動物型小型ロボット(自立型ロボット?)であり、武器モードにも変形できるパートナーでござる。
破壊大帝であるデスザラスは、2体のブレストフォースを所有しており、虎型のタイガーブレストと鷲型のイーグルブレストを自在に扱うでござる。
タイガーブレストは、縞模様が塗装されていないでござるが、造形的には羽の生えた虎に見えるでござるよ。
なお、武器モードでの変形は特別な名称の無い火器系の武器でござる。
2体目の鷲型ブレストフォースであるイーグルブレストは、カセットロンを彷彿とさせる変形でござるが、デスザラスとの連動ギミックは収納と武器モードでの保持くらいでござる。
彼らブレストフォースのイメージは初代メガトロン(16、メガトロン、2300円)様が、ジャガー(19、ジャガー、680円)やコンドル(20、コンドル、680円)を可愛がっていたイメージから来たものだそうでござる。
こちらの武器モードの砲身(×2)は組み換え式なのが、ちと残念でござるが、アニマルモードでも使用可能でござる。
無論、イーグルブレストの武器モードにも武器名は無いでござる。
なお、今回も付属のシールは貼っていない状態でござるよ。
さてさて、本体であるデスザラスは、コレまでに販売されたドラゴン系トランスフォーマーと異なる種別のドラゴンでござるが、このイメージが後のドラゴン系破壊大帝の元祖となるでござるな。
しかしまあ・・・ メッキされた頭部のデザインは、ドラゴンちゅーよりもコッカトリスとかワイバーンの様な感じでござるかな?
ブレストフォースはドラゴンモードでは背中に収納されているでござるが、ブレストフォースの射出ギミックなどは無いので注意されたしでござる!
しかし、可動部分は少ないものの、飛行ポーズをとる事が可能でござる。
更に欲を言えばドラゴンの顎が開閉してもらいたかったでござるな・・・
なお、付属武器(デステーラー)はドラゴンモードでは余剰パーツとなるでござるが、バランスを気にしなければ大腿部に取り付けは可能でござる。
そしてロボットモードのデザインも歴代破壊大帝と異なり、実に日本的で派手なデザインでござる。
胸部に虎とアニマルデザインのヘルメットが海外デザインではセンスが問われるでござるが、流石日本向きのデザインだけあり、子供に媚びたデザインでござる。
人間は嫌いだが「子供好き」の性格が反映されたデザインなのでござるな。
問題は鉄球付きの武器であるデステーラーなのでござるが、持ち方は変えられるものの、鎖は別パーツで再現してもらいたかったでござるな。 銃としても非常に使いにくそうなデザインでござるが、デステーラーの名前は鉄球の方で、銃の名称はトランステクター破壊砲なのではないかと思ったりもするでござる。
尻尾部分を展開させて盾にするアイデアもトランスフォーマーでは初の試みでござるな。
ブレストフォースの武器モードでの接続は異なるでござるが、左右どちらでも保持することが可能でござる。
なお、本品の完成度はソコソコ良いのでござるが、背中の羽がTVアニメと異った処理のために、若干イメージを損ねて損をしていたりするでござる。
しかし、本品は後のトランスフォーマーに影響を与えた一品でもあるのでござる。
日本人向けのデザインは、日本ではハズレることの無い証明でござるな。