ごきげんようでござる!
「ビーストウォーズ・ネオ」3連発目は、トリケラトプスに変形するデストロン恐竜参謀、ガイルダート(D-29、ガイルダート、1800円)でござる!
本品は単品販売と、キリンに変形するサイバトロン副指令、ロングラック(C-29、ロングラック、2500円)とセット販売品(VS-29、サバンナの対決、4280円)が存在するでござるが、ドチラも同じ仕様でござる。
過去にもトリケラトプスをモチーフにたトランスフォーマーは存在したでござるが、生の外皮を持つ商品は本品が最初でござる。
代表的な恐竜でござるが、1995年より展開されたビーストウォーズで商品化されたのは、1999年の4年後でござる。
ビーストウォーズ・ネオは日本主体だったので、日本的な感性が活かされた作品なのでござるが・・・
如何も日本と米国では恐竜観も違うようでござるが、本品も米国に負けず劣らずの馬鹿ギミックを内蔵しているでござるよ。
本品はトリケラトプスの鼻先の角を押す倒す事により、白目を剥いて舌を出すという・・・
世にも珍しい・・・
と云うか・・・
変形ロボ初の快挙である・・・
デッドフェイクモード・・・
即ち! 「死んだふり」でござる。
かってケナー社より「ジュラシックパーク」のアクションフィギュアが販売されたときのダメージ表現ギミックも衝撃的だったでござるが、本品は変形ロボと云う事も有り第三の変形形態がデッドフェイクモードと云う前代未門の商品であり日本人の感性からもズレる代物でござるよ。
まあ・・・ 普通ネタとして思いついても、商品化させる勢いは無理やり第三形態をねじ込んだビーストウォーズ・ネオならではなのでござるな。
設定では数々の戦場を生き抜いてきたベテラン兵士らしいでござるが、デッドフェイクモードで逃げ続けていたのではないでござろうか? (笑)
「死んだふり」により相手を油断させ、攻撃する理性派・・・ と云うか策士であり、様々な作戦をたてるマグマトロン(D-35、マグマトロン、2980円)の右腕的存在でござる。
しかし・・・ そのデザインは知的な策士を思わせるモノではなく、オヤジ体型の如何にも敵側の融通の利かないエセ軍師そのものであり「恐竜参謀」の肩書きも無意味に偉そうでござる。
まあ、実力は有るようで成り上がるチャンスを窺っている野心家でござる。
武器は尻尾パーツであるテールシューターで、両肩に収納されたミサイルを発射するでござる。 (一応ミサイルは一発は予備だが2発とも収納可能)
何故か本体ではなく武器パーツにスパーククリスタルが取り付けられているのも気になるでござる。
設定上の武器では、「角から放つサンダーホーンで敵に大ダメージを与える」とあるのでござるが・・・ 要するに電気・落雷系の技のようでござるが・・・ 最近、電気業を使うトリケラトプスを某ゲームを題材にした恐竜アニメで見たような気がするのでござるが・・・ 完全にパクられているでござるな。 (笑)
ガイルダートのおかげで、トリケラトプスは電気技を使うイメージが出来上がってしまったのでござろうか。 ?
まあ・・・ トリケラトプス系トランスフォーマーの元祖であるスラッグ(28、スラッグ、2300円)は3000℃の火炎パワーで戦う火炎戦士だったでござるから、別にトリケラトプスと電気の関係は無いでござるよ。
う~む・・・ TVアニメの影響力は馬鹿にできないでござるな。 (笑)
間違った恐竜観を植えつけそうで、あのTVアニメは好きではないのでござるが、日本人は恐竜を天敵と見なしていない事を表現したものでござるな。
トランスフォーマーに登場する恐竜系トランスフォーマーは敵であれ見方であれ憎めないキャラクターとして登場している事でござる。
コレが、モンスター系トランスフォーマーと違う事でござるな。
そう・・・ 日本人は恐竜好きなのでござるよ。 (笑)
しかし・・・ ライバル商品であるロングラックとは、何故か「サバンナの対決」であり、ライバル的共通点がなさそうでござるが、商品上は両者共に舌と目玉が動かせるギミックを内蔵した「舐め合いの対決」商品でござる。
嗚呼素晴らしきかな「サファリパークVSジュラシックパーク」! (笑)