ごきげんようでござる!
今宵は2004年に販売された「トランスフォーマー・スーパーリンク」のデストロン強襲員、ダイノボット(SD-12、ダイノボット、980円)の紹介でござる!
ダイノボットと言えば、サイバトロンの恐竜ロボットの部隊名であったり、ビーストウォーズでは元デストロン兵士の「ダー」「ダーー」とウルサイ縞々恐竜(C-4、ダイノボット、1500円)の個体名であり、概ねサイバトロン側の名前であるのでござるが、本品はヤヤコシイ事に部隊名というか・・・ 形式名なのでござるな?
そう・・・ スーパーリンク版ダイノボットは、同型の機体が大量に現れてはヤラレる賑やかし系のザコキャラなのでござる。
しかも、本品をダイノボットと公称するのは日本のみのようで、海外名はクルールロックと言う名前だそうでござる。
う~む・・・ 確かにクルールロックちゅー名前は言いにくいでござるが、ダイノボットの名前を使わずとも・・・と、思ってしまうでござるよ。
そう・・・ 本品はビーストウォーズ版ダイノボットとも一切関係ないでござる。
まあ・・・ビーストウォーズ版ダイノボットのクローンは複数作られたようで、ソレを基に複製したという説も上げられるでござるが・・・ 米国のコミック版を見ていると基になったのは、アルマダ版テラソー(USAエディション、テラザウラー、1980円)がユニクロン(MX-00、ユニクロン、7980円)により捕獲され改造複製されたような感じで描かれているのでござるよ?
明確な描写は確認できないのでござるが、一応本品はメカ恐竜(ラプター)であるので、テラソーが同時に捕獲された4体では一番繋がりの有りそうな素体なのでござる?
突入カプセルによる強襲攻撃、集団戦闘という事を考えれば、小型のラプターという恐竜はモチーフとして正解なのでござる。
TVアニメでは1種のみの登場でござるが、別カラーのマグマタイプ(SD-17、ダイノボット・マグマタイプ、980円)が販売されているでござるが、特別な設定が有る訳でもない商品でござる。
個性無きザコキャラの別カラーリングと捉えるのは悲しいので、何らかの救済設定は欲しいものでござるな。
まあ・・・ 3倍速いのは御約束でござるが、マグマタイプの名を引用して、対熱仕様とかの設定はほしいでござるが、別名称でも問題はないのでござるよな?
しかし・・・ テラーコンというエネルゴンを精製できるビースト系ザコ兵士のなかでは、一番変形が面白くない商品なのでござる。
そう・・・
首を後ろに倒して、連動で脇が広がるものの手足を伸ばして終わりでござる。
変形させる必然性がないデザインなのでござるよ。
従って、TVアニメでもロボットモードの印象が薄いでござる。 (?)
武器類は付属のエネルゴンスターと尻尾に収納された、ジュラスマッシュとラプターガンでござる。
一応ラプターガンを持つことにより、遠距離攻撃ができる為のロボット形体なのでござるが、メカ恐竜モードでも武器は保持できたりするでござる。 (笑)
しかし・・・ 余分なパーツが無い為に無駄に可動範囲が広く、様々なポージングが可能なのでござる。
更にラプターガンとジュラスマッシュは組み合わせてエナジーブレードとする事が可能で別売りのトランスフォーマー(デストロン兵士)のエネルゴンウェポンとして使用する事も可能でござる。
しかし・・・ 思いっきりザコデザインなのでござる。
勿体無い・・・ せめて尻尾は開いて背中に折りたためれば、少々頭の良さそうなザコ兵士になれたとおもうのでござるが・・・
まあ・・・ そもそも、本品にダイノボットと命名した日本側がヤヤコシくした原因なのでござるよな~
スーパリンクに到るマイクロン伝説で、日米異なる名前を使用したものでござるから、続編のスーパーリンクでは日本式命名パターンと海外登録名称などの違いにより、名前が別物になるのでヤヤコシイのでござる。
米国の登録商標上の名前は替えられないのであれば、日本側が後から販売するのであれば譲歩すべきであろうな・・・ 否!するべきでござる。
そういう意味では劇場版「TRANS FORMERS」の共通名称は賛成でござる。