ごっきげんよ~でござる!
今宵は1999年に「ビーストウォーズ・メタルス」商品として販売された、サソリとコブラのDNAを持つヒューザー戦士!
デストロン軍団・砂漠戦指揮官、クイックストライク(D-45、クイックストライク、980円)の紹介でござる!
本品は単品販売と、メタルス・エアラザー(C-45、メタルス・エアラザー、1800円)とのVSセット(VS-45、陽炎の対決、2750円)の2種が販売されているでござるが、本体仕様には違いはなく、付属のカードや説明書も共通なのでござるが・・・
何故か、クイックストライクのキャラクターカードは他のメタルス商品と異なり、チェンジングカード仕様でなく、ミラー使用なのでござるよな?
なお、1997年販売の海外版との違いはサソリの脚の成型色が若干異なるくらいでござろうか?
さて・・・ クイックストライクは、TVアニメ本編に登場した唯一のデストロン・ヒューザー戦士でござるが・・・
同じくサソリ属性のスコルポス(D-2、スコルポス、2280円)の入れ替わりで登場したイメージが強く、後がまであるが故に海外では砂漠戦エキスパートだった役職が砂漠戦指揮官に繰上げられているのでござるよな。
うむ・・・ 実に勿体無いでござる。
スコルポスとクイックストライクが共演していれば、さぞかし賑やかであった事でござろうに・・・
しかし・・・ 何故にヒューザー戦士の劇中登場は、クイックストライクとシルバーボルト (C-41、シルバーボルト、1800円)の2人だけだったのでござろうか?
御蔭で通常の日本販売のヒューザー戦士は2体のみであり、BW・メタルス商品ではクイックストライクが最小商品になるのでござるよな?
まあ、日本市場を考えれば、クイックストライクが見栄えの良さそうなデザインでござるが、米国主流の作品でござるから、シルバーボルトと同サイズの、スカイシャドー(日本未販売)の方がキャラの被りもないので好かったのではと思うのでござるが・・・ 何故でござろう?
しかし! 本品の大きさは実物大のサソリに近く、クリアパーツによるボディは商品的に目立ち、コレが好評だったのか次回作である「BEAST MACHINES」ではクリアパーツが標準仕様になるでござるな。 (笑)
しかも、本品の尻尾はボールジョイントの多重関節による可動とコブラの頭部に仕込まれた水鉄砲ギミックにより、毒液(ウォータービーム)発射を再現しているなど、小型商品ながら完成度の高いフューザー商品である事は間違いないでござるよ!
ロボットモードのデザインは右手がコブラ、左手がサソリの脚で構成された左右非対称なデザインも、後のビックリドッキリなデザインのヒューザー戦士に比べれば素直にバランス良くカッコいいデザインと呼べるでござる。
まあ、普通の感性だったら、やっぱりクイックストライクが一番マトモに見えるデザインなので入門編としてのヒューザー商品なのかもしれないでござるな。 (笑)
そう! 一応は彼のTV出演レギュラー化は間違ってはいないのでござる。
しかし・・・ 「お母さん」層に人気が無かった、スコルポスを降板させても、同じサソリ属性のクイックストライクをレギュラーにしてしまったのは間違いだったような気がするでござるよ。 (笑)
まあ、「お母さん」が嫌いなモノでも「お子さま」は好きな場合は多々有るので失敗とは呼べず・・・ 拘りと称したほうが良いでござるかな。
しかし! 純粋に販売戦略を考えた場合は、家庭のサイフを握る「お母さん」に媚びておいた方が御得なはずでござるが、バンダイと違いタカラにはソレができないのでござるよな。 (笑)
まあ、販売戦略の下手さもタカラの魅力と呼べなくもないでござるが。 (笑)
しかしまあ、なんと言うか・・・
クイックストライクの場合は根っからの悪人キャラクターだったので、スコルポスほどの人気は無いと思うのでござるよな。 ・・・ そう・・・ 商品の完成度は高いのでござるが・・・ ボールジョイントが緩むと大変な事になる商品だったりもするでござる。 (笑)