消防車ネタ4連発目~!
消化活動はスピードが命でござる!
今宵は消防車からロボットモードに僅か、0.5秒で変型するバンダイ製マシンロボ・シリーズのファイアーウイナー(W-07、ファイアーウィナー、800円)の紹介でござる!
本品は1988年に販売されたウイナーロボの1体で、それまでの600シリーズの原点回帰を含めた新シリーズであり、販売価格を800円に設定したおかげで、ダイキャストパーツも大幅に増え、走行性能の向上とワンタッチによる一発変型を売りにした意欲作だったのでござるが・・・
このワンタッチ変型が災いし、思い切ったデザインが使えず、ひじょうに似通ったロボットモードのプロポーションとなり、人気がでず・・・ シリーズナンバー09(W-09、ハイラックスウイナー、未販売)まで企画されていたものの・・・ 販売されたのはナンバー08(W-08、ポルシェウイナー、800円)までで打ち切りとなったマシンロボなのでござるよな。
しかも! ウイナーロボはTVアニメ「マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ」に登場しているにも関わらず、TVアニメと商品では作画によるデザインの違いは仕方が無いとしても、名前が違っているのでは商品を売る為のコマーシャルTVアニメとしては失敗なのでござるよな。 (笑)
因みに、ファイアーウイナーはTVアニメに登場していないのでござる。
さて、ファイアーウイナーのマシンモードのデザインは600シリーズのファイアーロボ (MR-10、ファイアーロボ、600円)との差別化で収縮式ハシゴの無い(屋根にハシゴのモールド有)4輪の消防車になっていることが興味深いでござる。
なお、本品にはディテールアップ用のシールが付属するでござるが、貼っていない状態でござる。
さて、本品のワンタッチ変型ギミックは、車体裏のダイキャスト製スイッチを押す事により、リックが外れてスプリングにより0.5秒の一発変型が作動するのでござる!
まあ、一発変型と言っても頭部の起き上がりは手動なのはサギだと思うのでござるが、ソコは御愛嬌でござるかな。 (笑)
デザイン的には消防士のヘルメットの様な頭部デザインは面白いのでござるが・・・
全体的にはチープでファーストインパクトが弱い商品である事は間違いないでござる。
なお、ファイアーウイナーの設定は、ウイナーロボチームの防災隊員(ガード戦士)であり、通常はファイアーロボとコンビを組んでいるようでござる。
武装は両腕から絶対零度の気流をつくる「アイスフレーバー」を発射するそうでござるな。
まあ、ウイナーロボ・シリーズは、コレクション性を重視した低価格帯の商品を目指したつもりが、800円は少々高く、大きさと変型パターンが2種類しかないシリーズではイマイチ魅力に欠けていたのでござろうな。
事実上TVアニメの終了と共にマシンロボもウイナーロボ・シリーズを以って一時休止するハメになった事は、TVアニメに置ける宣伝効果は諸刃の剣で有る事を証明したシリーズでござる。
そう、バンダイは売れる商品はトコトン押すが売れなければ情け容赦なく切り捨てる思い切りがいいメーカーなのでござるよ。 (笑)