ごきげんようでござる!
今宵は1986年に販売された、サイバトロン・ダブルチェンジャー部隊、指揮官のオーバードライブ(TFS、オーバードライブ、980円+2PTS)の紹介でござる!
本品は1984年に販売されたダイアクロン商品のダブルチェンジャー(ダブルチェンジャー、フェラーリBB、980円)の流用商品で、シールの図柄変更し、シークレットエンブレムを貼付した商品で、TFS(トランスフォーマー・ステーション)限定通販商品として販売されたのでござるが、箱は単色仕様で「非売品」とまで記入された困ったモノなのでござる。
そう、TFS商品は海外販売のパッケージのまま販売されていたりしたのでござるが、ダブルチェンジャー3点とラチェット(TFS、ラチェット、1700円+4PTS)は単色仕様の箱なのでござるよ? ダブルチェンジャーは海外でも通販扱いだったので、どのような箱だったのかも気になるのでござる。
海外版を御持ちの御仁がいたら、是非に箱の仕様を教えていただきたいモノでござる。
さて! 本品のヴィークルモードは、イタリアの名車、フェラーリBBであり、カウンタックと人気を二分するスーパーカーでござるが、トランスフォーマーではカウンタック(04、ランボル、1600円)の方が優遇されており、TVアニメの登場や通常販売による知名度とバリエーションなどなど非常に目立った存在だったのでござるよな。
そう・・・ カウンタック系の4人はTVアニメでも活躍したのでござるが、オーバードライブはTVアニメに登場することもなかったのでござるよ・・・
まあ、商品的にはダイアクロン・カーロボットよりは若干小さく、ダイキャストパーツ未使用なので廉価版的なイメージが強いでござるが、通常のカーロボット(オートボット)との差別化で攻撃形態(アタックモード)にトリプルチェンジするのが、ダブルチェンジャーの特長なのでござるよな。
なお、アタックモードは戦闘機(戦闘マシン)として紹介されているでござるが、ダイアクロン設定だと、BBジェットと呼ばれているらしいでござる。
そう、本品は元々ダイアクロン商品でござるから、ダイアクロン隊員を乗せる事も可能なのでござるよ。
なお、本品は成型色と塗装とシールの赤い色合いが若干異なるので、商品の完成度を落としており、シールのカッティングもズレているものでござるから、翼部分のシール模様は残念なのでござるよ。 しかも、後ろ側のリアランプ類は造形されておらず、ココにこそシールでブレーキランプを再現するべきなのでは・・・ と思ったりもするのでござるが・・・ 何故ココで手を抜くのでござろうか?
まあ・・・ 拙者がシール処理嫌いなのも此の辺に理由があるのでござるよ。 (笑)
ロボットモードのデザインも意外とスマートなのが、フェラーリのイメージぽく良いモノなのでござるが、何故にレギュラー商品から外されてTVアニメにも登場しなかったのか謎なのでござるよな?
まあ、考えられる事はオーバードライブ以外のダブルチェンジャーは日本車である事でござるかな? (笑)
そう、海外展開を前提とした「トランスフォーマー」ではRX-7(TFS、ダウンシフト、980円+2PTS)や、セリカXX(TFS、カムシャフト、980円+2PTS)はマイナーな日本車だったので販売は見送られたのでござろうな。
図らずしも、ダブルチェンジャー部隊は日本車の部下が足を引っ張ってしまったのでござるな。
その為か、彼の性格は「指揮官に相応しい冷静な性格なのだが、その性格が仲間からは少々クールな堅物に見られてしまう事もあるが、内に秘めた闘志はサイバトロン戦士屈指のものだ。」と言う事なのでござるが、本来のダブルチェンジャーの目的はスパイ活動だったりするので、目立たない大衆車に偽装するのが正しい筈なのでござるが・・・
燃える闘志を表す真紅のフェラーリBBをヴィークルモードに選んでしまったのは、冷静と云うよりも・・・ 只単に空気が読めていないのではないでござるかな? (笑)
なお、本品にはBBショット、ツインブラスター(BBツインガン)、パルスレーザー(BBパルスレーザー)の3種の手持ち武器が付属するでござるが、ヴィークルモードでは余剰パーツとなるでござる。
更に胸部に2連装パルスレーザーを備えた重装備な戦士なのでござるよ。
しかし・・・ 結構強そうに見えるのでござるが、TVアニメに登場しない事で人気が無い為か、米国のコミック版ではヤラレ役に成る事が多いそうでござる。 (?)
なお、拙者の入手したオーバードライブにはシークレットエンブレムが貼付されていない不良品だったりしたのでござるが・・・ 生産時期により貼付されていなかったとかの情報は無いでござろうか? 拙者の購入品の箱は1986年の「2010」仕様のイメージイラストだったりしたので、1985年販売とかのバリエーションも有るかもしれないので、御存知の御方には是非とも情報を提供していただきたいものでござる。