びゅわ~ん びゅわ~ん~♪ 走る♪
青いひかりの超特急~♪
時速は250キロ~♪
は、0系新幹線の歌だと思ったのでござるが・・・ 0系新幹線って250キロで運行(?)していたのでござろうか?
まあ、ソレは置いておくとして、100系東海道新幹線をモデルにした、ブルーレイカーはトレインモードで558.9キロで走行し200系東北新幹線をモデルにした、グリーンレイカーは549.7キロで走行するでござる。
そして、2両連結だと最高速度が698.9キロで走行する超特急となるでござる。
ちゅー事で今宵は1990年販売の「勇者 エクスカイザー」より、レイカーブラザースが合体し完成するウルトラレイカー(左右合体、ウルトラレイカー、4800円)の紹介でござる!
レイカーブラザースは兄であるブルーレイカー(左右合体、ブルーレイカー、2400円)と弟のグリーンレイカー(左右合体、グリーンレイカー、2400円)の2人からなる宇宙警察カイザーズの一員であり、単品販売と合体セットの2種類が販売されたでござるが、付属の説明書や本体仕様は共通で箱のみ異なる商品でござる。 (拙者は単品版を購入)
なお、翌年には「太陽の勇者 ファイバード」仕様の箱で単品版が再販されているでござが、コチラは未入手なので、詳細は解らないでござるな?
さて、本来のカイザーズはエネルギー生命体であり、地球の重力などの関係から留まる事ができないので、地球の乗り物に融合することのより体として使用するでござる。
レイカーブラザースは宇宙警察養成学校を卒業したあとカイザーズに編入された新人であり、地球ではソレゾレが新幹線に融合したでござる。
故に普段は乗客を乗せたままパトロール勤務を行い、戦闘では乗客を降ろしてから戦闘に参加するのでござるが、劇中では乗客を下ろせなくて戦闘に参加できないオチャメな描写も描かれているでござる。 (笑)
なお、単品では新幹線の後半が怪しいデザインであり、連結器等は造形されていないでござるが、前後に連結(合体)する事により、中間車両(?)を挟んだ3両連結風に見えるデザインには感心するでござる。
更に本品は、武器パーツや合体用パーツを取り付ける事による完全武装タイプに組み替え可能で、余剰パーツ対策に一役買っているでござる。
因みに連結時のトレインモードでは約57センチであり、そこそこのボリュームはあり、連結状態で、手にとって遊ぶには調度良い大きさでござろうな。
ロボットモードでも、昨今の玩具に熟れた目で見れば、プロポーションに不満はあるが、当時の合体ロボット玩具としては略満足のいく商品だったでござる。
レイカーブラザースは双子の兄弟であり、ブルーレイカーはグリーンレイカーを「弟よ!」と呼び、グリーンレイカーはブルーレイカーを「兄さん!」と呼び合う仲良い兄弟でチームワークを活かした攻撃を得意としているでござる。
なお、双子(兄弟)の合体ロボという設定は、以後の合体ロボにも引き継がれているでござるが、2人とも新幹線がモチーフ故に時間には厳しく真面目な性格という設定は引き継がれず、かなり個人を押し出して衝突するか、性格が正反対だったりすることが多いでござるな。 (笑)
では! ロボット玩具史上に残る左右合体でござる。
先ずはブルーレイカーとグリーンレイカーの武装パーツを取り外して、合体モードに変形させるでござる。
ブルーレイカーは左半身を担当し、グリーンレイカーが右半身を担当するのでござるが、爪先部の形状故に左右入れ替えの合体パターンは作れないでござる。
ブルーレイカーの武器であるレーザー砲(ブースタービームガン)とグリーンレイカーの武器であるレーザー砲(ミサイルブラスター)は合体して、コンバートイレーザーとなるでござる。
合体パターンは略TVアニメと同じように再現できるでござるな。
左右合体! ウルトラレイカー
左右合体でありながら、左右対称のシルエットであり左右合体を強調するカラーリングは実に美しいデザインでござる。
しかし・・・
当時の合体ロボット玩具でござるから、プロポーションはTVアニメの作画と少々異なるのでござるが、ソコはソレ!
ロボット玩具史上初となる商品のインパクトは強く、少々のプロポーションの悪さなど気にしなかった商品なのでござるよな。 (笑)
そう! 商品は所謂ヌリカベ体型で、手足も前後に可動しないのでござるが、脚部と肩はハの字に開く事ができ、前から見るかぎるではソコソコ良い完成度でござる。
まあ、TVアニメのイメージを壊されたなどと言う者もいるでござるが、「勇者シリーズ」の玩具は変形合体に重点を置いた為に、少々はプロポーションが悪くなる事は仕方がないでござるよな。
本品も全高はロボットモードで約27.5センチでござるが、昨今の完成度の高い変形ロボよりも接地性は高いでござる。
因みにウルトラレイカーの設定身長は21.3メートルでござる。
そう! 変形・合体による玩具は要らないという御仁は非変型のアクションフィギュア(ソフビ人形など?)でも買えばよいのでござるが・・・
当時はソンナ物は販売されておらず、アクションフィギュアの需要がなかったのでござるよな。 (笑)
故に、玩具がヒットした御蔭で、単発のTVアニメであった「勇者 エクスカイザー」は勇者シリーズとして8作+αが製作される事になるのでござるよ。
が、「勇者 エクスカイザー」は玩具では成功したもののTVアニメのビデオ(LD)売り上げでは失敗しており、全巻のビデオが販売されなかったでござる。
それでも、アニメが作られて人気を得たのはスポンサーであるタカラの功績が大きいのでござる!
故に、日本サンライスが良作のアニメを製作し、ビデオ(LD)が売れようとも、肝心の玩具が売れないとシリーズも打ち切りになるのでござるよな。
そう! 勇者シリーズを潰したのは誰有ろう、目が肥えて玩具を買わなかったファンなのでござる。
まあ、確かに本品は劇中で使用したウルトラダブルチェーンクラッシャーやローラーダッシュ(グライディングホイール)は再現されていないのは、ウルトラレイカーは元々トランスフォーマー用に設計された商品であり、アニメのギミックは後から演出上追加されたものなのでござるよな。
そう! トランスフォーマーの魂も引き継いだ商品でござるから、ウルトラレイカーには、体力10、知力8、速度9、耐久力13、地位8、勇気15、攻撃力9、器用度9、のレベル数値が設定されており、何処かで見たようなオーパーツ的なジョイント凸は13年の時を越えてマイクロンと合体(エボリューション)するのでござるよな。 (写真のマイクロンは日本未販売のジャイアントプラネットミニコンチーム)
流石はタカラでござる。 (笑)
ダイノガイスト(3段変形、ダイノガイスト、3980円)が地球の宝を狙っただけの事はあるでござるな。
無論、拙者も完成度は高い玩具は嫌いじゃないので、ウルトラレイカーのマスターピース化を願っていたりするでござる。
ちゅー事で、現在アニメと玩具が連携しているアニメを支持するのであれば、ちゃんと玩具を買って応援したいでござるよな。