ごきげんようでござる!
映画「トランスフォーマー / リベンジ」を観て玩具と劇中のイメージがコロっと変わってしまったキャラクター第二弾! (笑)
今宵は、ブルドーザーに変形するディセプティコン・兵士(破壊兵?)、ランページ(RD-05、ディセプティコンランページ、2415円)の反省会でござる。
さあ、本品は映画公開前の第一弾商品として販売された、ファンにとっては念願のビルドロン部隊(37、デバスター、5800円)をリスペクトした建設車両のディセプティコン商品でござる。
拙者も、ネタバレ防止の為に極力新情報を入れないで本品を購入したのでござるよ。
なるほど・・・
ヴィークルモードでのパッケージングでござるが、確かに完成度は高そうでござるよな。
しかし・・・ 何故にランページ?
ランページ(D-41、メタルス・ランページ、3500円)と云えば、真っ先に思い出すのが蟹だったりするのでござるが・・・
う~む・・・ まあ、G1のビルドロンでは、ブルドーザーに変形するのは、ボーンクラッシャー(36、ボーンクラッシャー、980円)だったでござるが、ボーンクラッシャー(MD-09、ボーンクラッシャー、2310円)は前作の映画に登場した上に死亡しているでござるから、別の名前を付けたのでござろうな?
しかし・・・ 本品は、前作の映画終了後の企画段階では、復活したボーンクラッシャーの案も出ていたとかいないとか(?)であり、合体する案も別企画だったので、本品には合体機能は付加されていないのでござるよな。 (ちと、残念・・・ )
まあ、如何な経路を辿ったのか不明でござるが、本品はランページとして販売されたでござる。
取り合えず、名前は如何あれ建設車両は人気のあるモチーフでござるから、見た目の完成度では単体でも十分あそべるでござろう・・・
と、思っていたのでござるが・・・
いや~
騙されたでござるな。 (笑)
商品ギミック上クローラー(キャタピラ)は回転しないのは仕方が無く、車輪は車体下面に、注意して見るとクローラーが浮いているのでござるよな。
なお、「キャタピラ」は商標登録されているので、本品はクローラー表記になっているでござる。
まあ、それも仕方が無いのでござるが、ブルドーザー玩具でブレードが動かないのは問題ではないでござるかな?
否! 全く動かない訳ではないのでござるが、ギミック上動かせないのでござる。
原油高騰により、商品仕様を落とさざるを得なかったと聞いたでござるが、コレは再現するべきだったと思うでござるよ。
しかし、一番騙されたと思ったのは・・・
映画本編に登場したランページと呼ばれる個体は赤い!
うわ~ コレは・・・ 玩具開発側も騙されたでござろうな。 (笑)
成るほど・・・ 映画と玩具は違うモノになってしまったので、映画公開前に販売したのでござるよな。
そして、驚愕のロボットモードでござる・・・
玩具設定では、ジャックハンマーモードと呼ばれる削岩機形体らしいのでござるが・・・
劇中では赤いボディでジャックハンマーモードのまま・・・
即ち、1本足が基本形のロボットモードなのでござるよな。 (笑)
確かに1本足のデザインはインパクトが有り面白いでござるが、立たないのでござるよ。
劇中では、1本足でぴょンぴょン飛びはねて、クローラーを鞭の様に振舞わして攻撃する訳で、商品でもクロラーには軟質素材を使用し、1本足にはバネが仕込まれているのか、作動により両肩のシリンダーが収縮するメックアライブ機能が搭載されているのでござるよな。
まあ、流石に1本足では玩具として辛かろうと、ハズブロの方からタカラトミーの設計陣に玩具オリジナルの二足歩行モードを依頼されたそうでござるが、最終的には四足型に落ち着いたそうでござる。
成るほど・・・ 四足型になったおかげで、本品にランページの名前を引き継いだ訳が納得できたりするでござるな。
う~む・・・ ランページのネーミングは玩具側からの提案でござろうか?
因みに、映画「トランスフォーマー/リベンジ」の日本語訳のノベル版では、ランページ(?)を名称不明のデストロン(?)として記載されていたりするので、役どころ的には誰でも良かったのでござろうな。 (笑)
そう! 劇中では、ウィトウィッキー夫妻を拉致るも、人質として有効活用できず、わざわざ親子の再会を演出してしまう回りくどい演出は何とかならなかったのでござるかな?
あのシーンは、わざわざ地球上の情報伝達に介入して情報操作を行うディセプティコンとしては、アナクロすぎる御都合主義なのでござるよな。 ・・・このシーンはノベラズ版のほうが、ソレらしく書いてあるので、映画演出の方の下手さでござるな。
なお、玩具設定のランページは、敵を攻撃する事しか考えない歴戦の兵士のようでござる。
故に劇中の様に人質として有効活用するという事を考えられなかったのでござろうな?
更に劇中登場の赤いランページと、デバステーター(RDー16、デバステーター、15750円)へと合体するブルドーザーは別人というか、同型の別個体のようで、ロボットモードに変形する描写はなく、直接デバステーターに合体していたでござる。
今回の映画では、合体(ユナイト)は容認されたでござるが、個々の人格を統合するような描写は全くないので、デバステーターは合体型トランスフォーマーではなく、分離・結合型のトランスフォーマーとして解釈しているのかもしれないでござるな。 (?)
まあ、合体を渋る映画制作側に玩具開発側が、合体を納得させる為に単体のコンストラクティコンに合体機能を付けず、別商品で合体するデバステーターを設計したのでござるかな?
それとも、デラックスクラスの販売価格内では多機能を盛り込めなかったのでござろうか?
う~む・・・ 確かに、原油高騰の影響を受けて部品数を減らしたとあるので、両腕の歯車もゴロゴロ動かせなくなっており、ジャックハンマーモードの1本足も、不自然な造形箇所があるので、コレが本来の2本足だった設計の名残かもしれないでござるな?
まあ、クローラーを鞭として使うデザインセンスには惚れ惚れするでござるが、完全版も見てみたかったでござる。
まあ、劇中で赤色に変更された理由は、バンブルビー(RA-03、バンブルビー、2415円)とのタイマン勝負での、判別をつきやすくする為の映画側の変更で、前作のブロウル(MD-03、ディセプティコンブロウル、2310円)が劇中でデバステーターと勝手に呼ばれていた事と同じ独断でござろうな。
・・・しかし、コレで劇中仕様の赤いランページの販売は決定したでござるな。 (笑)