トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

7月4日に生まれて

2009-07-04 16:18:07 | マシンロボ

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ごきげんようでござる!

7月4日は日本人には全く関係ないでござるが・・・

「アメリカ独立記念日」でござる。

まあ、米国人には7月4日は特別な日らしく、7月4日生まれであれば無条件に名誉な事で称賛されるらしいでござるな?

ちゅー事で、今宵はアメリカンなネタで、アメリカ軍関係のマシンロボでも紹介したいでござる。

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先ずはアメリカ陸軍所属の攻撃ヘリコプターAH-64アパッチに変形するアパッチロボ(MR-41、アパッチロボ、600円)でござる。

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本品は1984年にバンダイより販売されたマシンロボ600シリーズの一品で、1986年にはブリスターパックのパッケージでも販売されたでござるが・・・ 変更点は無いようでござる?

なお、拙者の所有物は残念ながら箱は残っておらず、ローターのメッキも剥げてしまった状態でござる。

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さて、AH-64アパッチ攻撃ヘリコプターと言えば!

数多くの映像作品にも登場しており先日公開された「トランスフォーマー/リベンジ」では上海戦でも登場しており、「インディペンデンス・デイ」とか「GODILLA」等の米軍が登場する映画のみならず「ゴジラVSデストロイア」では自衛隊仕様で登場していたりするでござるな。

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なお、本品は600円の販売価格ながら、ダイキャスト製パーツの使用やメッキパーツを使った商品でござるが、大きさゆえの完成度はイマイチでござる。

まあ、手動回転するローターは折りたためたりするので600円シリーズの本来の目的である安価で求めやすく集めて遊べるはクリアした商品でござるな。

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ロボットモードは長身細身でカッコイイとは言い難いでござるよな。

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しかも、本品は600シリーズでは接地性の悪い部類に入り、立たせにくいのでござるよ。

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更に悪い事には、ローターパーツは余剰パーツとなり、手持ち武器にもならない事でござるな。

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なお、アパッチロボの面白味の無い顔のデザインは小学生(一般公募?)という説があり、ソレを元に設計・商品化したという話もあるのでござるよな。 (?)

そう! マシンロボ600シリーズの幾つかは一般公募のデザインらしいのでござるが、詳細は不明でござる。 (?)

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しかし・・・ 600シリーズは金属製ボールジョイント使用により、腕の可動範囲は広く、同時代のトランスフォーマー小型商品を陵駕していたことは間違いないでござるよな。

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なお、余剰パーツとなるローターは一応腹部に取り付け可能なのでござるが、コレは好みの問題でござろうな?

ヘリコプター系変形ロボット玩具の辛いところでござる。

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因みにアパッチロボは、「マシンロボ・クロノスの大逆襲」商品としては選抜されていないでござる。

なお、本品が米国にて「ゴーボッツ」商品として販売された海外名は不明でござるが、米国陸軍仕様なので正義側のガーディアン所属なのでござろうな。 (笑)

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さあ! 続いてはアメリカ海軍所属の艦上戦闘機F-14トムキャットに変形するトムキャットロボ(MR-52、トムキャットロボ、600円)でござる!

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本品も1985年にバンダイより販売されたマシンロボ600シリーズの一品でござるが、600シリーズ末期商品の為か、コスト削減か分からないでござるが、メッキパーツは一切使われていない珍しい商品なのでござるよな。

まあ、F-14艦上戦闘機という事もあり、人気は有るのでござるが、何故か1986年の「マシンロボ・クロノスの大逆襲」商品としては選抜されずに、ブリスターズパックのパッケージで再販される事になるでござる。

拙者もブリスターパック仕様版で入手したのでござるが・・・ パッケージは残っていないでござる・・・ 箱を捨てて後から後悔する見本でござるな。 (笑)

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さて、F-14トムキャット艦上戦闘機と言えば!

「超時空要塞 マクロス」のバルキリーのデザインの基と成った事はあまりにも有名であり、変形ロボット玩具の歴史を塗り替えた存在でござるよな。

無論、実機も米国海軍の主力としても活躍し、映像媒体でも「トップガン」や「ファイナルカウントダウン」「インディペンディンスディ」などなどに登場するアメリカ国空軍のF-15イーグルと双璧をなす戦闘機でござるな。

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故に本品の販売にはハードルの高い前例があり、パクリ・便乗商品に成らない為の苦労が忍ばれる一品なのでござるよな。

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本品は小振りながら、可変翼も再現しており、裏側を見ない限りはロボットに変形しそうにもない造形でござる。

なお、前部の着陸脚は折りたためるものの、後部の着陸脚は折りたためないでござる。

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さて、ロボットモードは基がF-14トムキャットでござるから、パーツ配置やシルエットが似てくる事は仕方が無いとして、似せない為の苦労が随所に現れたデザインであることは評価したいでござる。

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そう! 本品はノンスケールであり、600シリーズの大きさ規制が有る為に、現用ジェット機のマシンロボでは小振りな商品であり、翼の折りたたみ方に無理がないでござるから、プロポーションは良好なのでござるよな。

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ただ・・・ トムキャットロボの顔は何故かモアイ像風なのでござるよな?

しかも600シリーズの特長である頭部のメッキあるいは銀色の塗装が行なわれていないのでござる・・・ 何故に?

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しかし、本品は各所にダイキャスト製パーツを使用しており、足は前後に動かないまでも、左右に広げられ、腕の可動に関しては3重構造で無駄に凝っているのでござるよな。

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商品の完成度とすれば600シリーズでは完成度の高い部類に入る商品だと思うのでござるが・・・ 顔がトム・クルーズなみの美形でない事が悔やまれるのでござるかな?

なお、トムキャットロボも米国販売のゴーボッツ版では名前をスカイジャックに改めて、付属シールの変更と頭部のメッキが追加されて販売されたでござるが、何故か所属は悪のレネゲーズ所属でござる。 ?

露骨な愛国心むき出しの米国作品では珍しいでござるよな?

う~む・・・ 実機のF-14は、中東(イラン)のオイルマネーで買いあさられた御蔭で、イラン空軍にソ連製戦闘機と共に配備されたでござるから、金で魂を売った売国奴的なイメージがあるのでござろうか?

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しかし、拙者的には本品を評価しているので、ビッグマシンロボくらいの大きさで設計されていたら、造形的にも名作になれたのではないかと思うのでござるよな?

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余談でござるが、映画「7月4日に生まれて」はAH-64アパッチやF-14トムキャットとは関係ないでござるが必見でござる!

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発売日:2009-03-12