歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

曹洞宗 宝珠山観泉寺 の 枝垂桜

2014年04月04日 | Weblog


 近くには、真言宗亀頂山三宝寺、真言宗東高野山長命寺、日蓮宗法光山妙正寺などがあるが、今年に限ってみれば曹洞宗宝珠山観泉寺の枝垂桜が見事である。今日見た感じでは、3,4日間くらい見頃であろう。
 
 寺の説明板には、
 「当寺は、宝珠山観泉寺といい、本尊は釈迦如来で、戦国時代の名門今川氏ゆかりの寺として広く知られています。寺伝によれば、慶長二年(1597)今の下井草二丁目付近に開山鉄叟雄鷟大和尚(注1)により創建され、観音寺といわれました。
 正保二年(1645)今川十三代直房は、将軍家光の命をうけて京に上り、東照大権現の宮号宣下の使者を勤めました。その功により井草村など三か村(注2)五百石の加増をうけましたので当寺を菩提寺と定め、現在地に移して寺号を観泉寺と改め、祖父氏真を開基とし、信仰厚く伽藍建立に寄与した姉(観泉寺殿簾室慶公大姉)(注3)を中興としました。その後万昌院(現中野区)から祖父氏真の墓所を当寺に改葬しました。(略)昭和五十四年二月一日杉並区教育委員会」と記されている。
 (注1)中野・成願寺6世・鉄叟雄鷟
 (注2)井草村300石、上鷺宮135石、中村64石
 (注3)大友義親(1597-1617)室。今川範以(1570-1608)の娘、直房の姉または妹。万治元年(1658)没。



[参考]
 中野区・鷺宮八幡神社
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