歴歩

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奈良市・平城宮跡 すごろく「ユンノリ」用のさいころとみられる棒が出土

2016年06月29日 | Weblog
 奈良文化財研究所の発掘により、平城宮跡で、朝鮮半島から伝わったすごろく「ユンノリ(윷놀이)」用のさいころとして使われた可能性がある木の棒が見つかったことがわかった。発掘成果を研究所紀要に掲載した。
 見つかったのは、太さ約1cm、長さ5~6cmほどの木の棒2本で、側面の一部を平らに加工して表と裏が作られている。
棒には人名とみられる文字が墨で書かれているため、別の目的で使われた可能性もあるが、木簡が捨てられた場所から見つかったことから、役人が仕事の合間に遊んでいたことも考えられるという。
 平城京跡では、これまでに朝鮮半島から伝わったすごろくに似た遊具「樗蒲」(저포、ちょぼ)の盤面とみられる、文様のある皿が見つかっている。
[参考:共同通信、産経新聞、NHK関西]

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