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鳥取市・青谷横木遺跡 女子群像を描いた、高松塚古墳と同時期の板絵が見つかる

2016年12月16日 | Weblog
 鳥取県埋蔵文化財センターは15日、鳥取市青谷町の青谷横木(あおやよこぎ)遺跡から、7世紀末~8世紀初頭に女子群像を墨で描いた木板が見つかったと発表した。
実際に板絵(木片)が出土したのは2015年9月だったが、それから1年経って、女子群像が描かれたことが分かった。絵は集めると五つに割れた状態であった。復元すると、長さ約70.5cm、幅約15.5cm、厚さ約6mm。6人の女性が右から左へ進んでいる姿で、裳(も)などを纏っていた。
国内で古代の女子群像の絵が発見されるのは、国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)に次いで2例目。同壁画と同時期に描かれたと推定されるという。
青谷横木遺跡付近一帯は地下水位が高いことなどから、木が腐食しにくく、それが今回の出土につながった。
専門家の見解では、唐に加えて高句麗(朝鮮半島)の影響も受けているという。
[参考:中国新聞、時事通信、読売新聞、産経新聞、毎日新聞、朝日新聞、共同通信]

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