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奈良県高取町・与楽キタヤマ1号墳 7世紀中頃の方墳から横口式石槨が出土

2017年04月15日 | Weblog
 高取町教委は13日、同町の与楽(ようらく)古墳群で、渡来系氏族の墓とみられる古墳から「横口式石槨」(7世紀中頃)が出土したと発表した。 古墳は一辺13・5mの方墳で、「与楽キタヤマ1号墳」と命名された。
 1体分の棺を入れる石槨部分は長さ2・2m、幅0・8mで、床石(石英閃緑岩)は3枚あり、石槨までの通路「羨道」(長さ2・5m、幅1m)跡も見つかった。石槨と羨道の長さがほぼ同じであることから、町教委は築造時期を7世紀中頃と推定した。
 北約100mには、飛鳥時代の渡来系氏族・東漢(やまとのあや)氏の首長墓とされる寺崎白壁塚古墳(7世紀前半)があり、長さ2.2mの横口式石槨を備える。
すでに埋め戻され現地説明会はない。
[参考:奈良新聞、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、奈良テレビ放送]

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 2008.3.12高取町・寺崎白壁塚古墳 墳丘八角形の可能性
 横口式石槨


<与楽キタヤマ1号墳>横口式石槨跡を発見 床石3個残る 高取 /奈良


キーワード: 与楽古墳群、横口式石槨、終末期古墳
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