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明日香村・小山田古墳 羨道を確認 石舞台古墳に匹敵する石室規模

2017年08月25日 | Weblog
 県立橿原考古学研究所は24日、飛鳥時代最大級の方墳・小山田古墳(1辺が約70m)の羨道の長さが少なくとも8.7mあることが分かったと発表した。同時期で最大級の石舞台古墳(同村)の羨道(長さ11・7m)に匹敵する可能性があるという。
 発掘調査は7~8月、同村の県立明日香養護学校の校舎を挟み、南北2カ所で実施した。北校舎南側の調査では、石を抜き取った穴を羨道の両側に4個ずつ8個を確認。穴は大きいもので、長さと幅がそれぞれ2.5mほどあり、北に向かって2列に並び、羨道を構成していた。これらの穴のうち、前回の調査で一部が発見されていた一番南側の穴二つが、羨門に当たると確認された。調査結果を総合すると、羨道は幅約2.6mで、さらに北に向かって延びているとみられる。
 現地説明会が26日午前10時~午後3時に開かれる。
[参考:時事通信、共同通信、毎日新聞、NHKニュース]

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キーワード: 小山田遺跡、小山田古墳
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