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奈良市・富雄丸山古墳 国内最大、直径109mの円墳を裏付け

2019年01月24日 | Weblog
 奈良市埋蔵文化財調査センターは23日、2017年の航空レーザー測量で、これまで国内最大の円墳とされてきた行田市の丸墓山古墳(直径105m、6世紀前半)を上回る円墳と判明した奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半)について、発掘調査の結果を発表した。
 今回の発掘調査は昨年12月に開始し、墳頂部や、北東の造り出しなど4カ所で実施した。
 直径は約109mであった。墳丘は3段構造だが、レーザー測量で幅約2~3mとみられた平坦面は、1段目が幅7.2m、2段目が幅8.8mであり、平坦面には、円筒埴輪列が円墳の中心を囲むように並んでいた。
造り出し部分も2段以上の構造になっており、平坦面の中央に円筒埴輪列が見つかった。
 また、墳頂部を再発掘したところ、装飾品の鍬形石の破片や、管玉などが見つかった。鍬形石の破片は、京都国立博物館所蔵の「大和富雄丸山古墳出土品」(国重要文化財)に含まれる鍬形石の一部とみられるという。
 現地説明会が26日午前10時~午後3時に開かれる。
[参考:共同通信、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞]

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