例のサブプライム住宅ローン(このいい方は、NHKスタイル)関連ニュースで、知らない言葉が出てきた。
モノライン
まあ、音を聞けば、monoとlineなのだろうなあと想像はつくのだが、なんのことかわからない。わからないまんまなのはいやなので、早速調査。
一般の保険会社は複数の保険を取り扱う。これらはマルチラインといわれるらしい。これに対してモノラインは、金融債務のみを対象にした保証事業(単一の事業)しか行わないので、モノ(単一の)ライン(事業)というらしい。証券の発行主体から保証料を受け、債務不履行時には予定通りに元利払いをする。
それなりにリスクのある商品の保証を商売にしているのだから、保証をする商品(現在だとサブプライム住宅ローン債権)の危なさを考えて保証料を設定して保証することになる。でも、どれくらいの数が債務不履行になるのか予想(前提)が外れると厄介だ。現在のサブプライム住宅ローンは、債務不履行が予想増えちゃったので、この保証会社の経営自体も問題化しているらしい。
先月29日に読んだ夕刊紙によれば、モノラインの事業規模は、実に総額2.2兆ドル(約235兆円)ともいわれるいるんだそうだ。あまりの大きさに見当もつかないけど、これらの経営が行き詰まると、米国経済がまずいことになり、ひいては日本を含めた世界経済に甚大な迷惑を及ぼしそうなことくらい、僕の想像力でもわかる。
とにかくえらいことのようだ。