ポリヴァレント・ポリバレント
サッカー日本代表チーム・オシム前監督が元祖とはいえないが、日本でこの単語を有名にしたのは間違いない。意味は何となくわかるのだが、きちんと調べていなかった単語である。
…調べてみた。
一人で複数のポジションをこなせる”野球”選手はutility playerと呼ばれる。これは一概にほめ言葉とはいえない。古い話になるが、長嶋茂雄、王貞治は間違えてもこうは呼ばれなかった。ポジションが定着しないということを表している。
ユーティリティー・プレーヤーは、オールラウンド・プレーヤーとは違う。後者は、野球ならば走攻守三拍子そろった選手を表す。イチロー選手などがそうだと思う。
サッカーは野球ほど明確に攻撃守備が分かれていない。通常はディフェンダーでも、攻撃に参加し、得点に絡むような場合もある。一人の選手で、複数の「ポジション」ではなく、「役割」をこなせる能力・選手を表す言葉として、「ポリバレント」が使われるようだ。