沖縄タイムス(7/2)、琉球新報(7/3)記事
’19年春の全面開業を目指す沖縄都市モノレールの延長工事。石嶺駅(仮称)を他の3駅に先行して開業させる案が浮上しているとのこと。これは延長事業が決まった当初から那覇市が要望していたことで、先行開業に関して県、那覇市、浦添市、沖縄都市モノレールの4者は担当者レベルの勉強会を7月中に発足させ、本年度中に結論を出したい考えだという。
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以下は延伸ルート。首里駅から北上、石嶺駅(仮称)である。
この地図は④のエントリで作成、使用したもの。
①2011.09.23、「ゆいレール延伸 (仮)浦西駅はここではないか。」
②2011.09.22、「ゆいレール延伸 (仮)浦西駅へ」
③2011.09.19、「ゆいレール延伸 (仮)経塚駅から(仮)前田駅まで」
④2011.09.17、「ゆいレール延伸 (仮)石嶺駅へ」
⑤2011.09.07、「ゆいレール浦添市へ」
⑥2011.09.04、「ゆいレール」
両紙記事によれば、先行開業した場合、乗客数が増え、増収が見込める。その一方で、車両の進路を切り替える「分岐器」など施設整備費が増し、駅員数や車両数などモノレール社の運行体制も変更が必要になる。
・・・当然そうなるだろう。
’19年目途の一斉開業が望ましいことは間違いないが、できたものを使わないのももったいない。
・・・浦添市は難しい判断を迫られることになる。
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記事にもある分岐器だが、那覇空港駅、那覇空港から赤嶺駅の途中にある車両基地への引き込み線、牧志駅~安里駅(ここはやや記憶があいまい)、首里駅の4カ所しかない。分岐器を首里から一駅伸ばすためだけに、石嶺駅と首里駅の間にわざわざ新規設置するのは、確かにお金もかかる。また、現在首里駅折り返しのためにある分岐器を、新駅へ移築することはそもそもあり得ない。タイムスによれば、浦添市は基本的に反対のようだ。増加出費分を那覇市が持たない限り、厳しいのではないだろうか。
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新報記事によると、先月13日、県都市計画・モノレール課が浦添市前田で沖縄都市モノレール延長工事に向けたモノレール室建設現場事務所の開所式を開いた。11月頃に起工式、工事が本格化する。県、那覇・浦添両市の職員ら計16人で構成とのことだ。