[緊急・備忘録]
タイトルはVoice of Americaサイトより(7/19)引用。
アメリカミシガン州デトロイト市が破産した。動詞で「(破産の)申請をする」は、fileである。「破産する」は、go bankruptという言い方もある。
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しかし、デトロイトである。アメリカのプロスポーツ、特にフットボール大好き人間の僕から見ると、NFLチーム本拠地=大都市である。そんな自治体が、倒産するなんて、かなり驚きである。もちろん、なんだかよからぬうわさは聞いていたが、、、
調べてみると、野球、フットボール、バスケットボール、アイスホッケーの4大スポーツリーグのすべてがチームを置いている都市は、デトロイトを含め、わずか12都市(圏)しかない。
デトロイトには以下の4チームがある。
Detroit Tigers(野球)
Detroit Lions(フットボール)
Detroit Pistons(バスケットボール)
Detroit Red Wings(アイスホッケー)
やっぱり、大都市である。
このくくり、ロサンゼルスのようにフットボールチームに逃げられた都市もあるので、都市の格を直ちに表すことにはならないが、やっぱり驚きである。
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デトロイトがこれら4大スポーツチームを持つ(英語ではhostと言う)ようになったのは1957年である。国勢調査等の記録を見ると、人口はこんなに動いている。
1960年
市の人口1,670,144人
市を含む都市圏人口4,012,607人
2010年
市の人口713,777人
市を含む都市圏人口4,296,250人
四つそろった頃がピーク・黄金期ということだろう。現在の人口は当時の半分以下。いやな言い方だけど、見事なまでの右肩下がりである。この間、上記4チーム以外のマイナーリーグチームが、デトロイト・都市圏に12チームも本拠地を置いていたが、現在は一つも残っていない。1チームが本拠地移転。他はチームが倒産したり、リーグごと倒産して消滅している。人口減が観客数減に直結したのだろう。こんなところにも、都市の衰退をみることができるのかもしれない。
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1987年のアメリカ映画、「RoboCop」の舞台は近未来(2010年代)のデトロイトだったのでは?