おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

放哉さん

2009-04-07 | ▽ タワイモナイようなお話も あるけれど


父のこと 母のこと 叔父のこと 叔母のこと
などなどをそぞろ思っていたら
尾崎放哉さんの句集を手にとっていました

こんなよい月を 
   一人で見て寝る

めしたべにおりるわが足音

灰の中から針一つ拾い出し話す人もなく

事実といふ事話しあってる柿がころがっている

漬物桶に塩ふれと母は産んだか

なんにもない机の引き出しをあけて見る

人を待つ小さな座敷で海が見える

時計が動いて居る寺の荒れている

豆を煮つめる自分の一日だった

蛙たくさんなかせ灯を消して寝る

ころりと横になる
   今日が終わって居る

朝早い道のいぬころ

障子あけて置く海も暮れきる

あすのお天気をしゃべる雀等と掃いている

・・・・


ときどき 放哉さんの人生を思い
ボケーっとします