おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

再編

2009-07-27 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


なんといっても 日本経済活動の中心地たる
東京・大阪・名古屋・福岡などなどの
大都市圏などでは 企業組織再編業務がらみの仕事も多い
ことでしょう
が 
この需要については地方都市圏 あるいは 中小経済圏?
でも同様な事情にあります

徹底した合理化(発展的な方向での)や経営効率化を目指し
機関構成の変更を探る
合弁化の方向も一応探っておく
思い切って縮小分野の進め方を探っておく
などなどです

組織再編
 組織変更
 事業譲渡
 合併
 会社分割
 株式交換
 株式移転
 グループ化・結合企業化
 など

一応の理論を掴んでおかないと 相談にものれません

なぜか最近 本店移転がらみのことから始まり 商法分野の
相談がポツリポツリとあり 再学習に追われています
なんといっても 頻繁な改正が相次ぎ
“一段落が固まったら 集中して追いつこう”
なんぞと 知識吸収を少々サボっていたら 案の定 
曖昧な箇所がドンドン増えていってしまっていました



そんななか なぜかうれしいことにも遭遇

会社法の基本書も様々なものがありますが
弘文堂の 神田先生のものあたりがトップクラスかなと思いますが その本の最終ページを何気なく眺めていたら
鈴木竹雄 先生の名が
神田先生のものと同じ書名で 同一双書欄に

同一の双書に 同一の会社法という名でそろい踏みとは
珍しく ウッカリシテ 今まで気付きませんでした
(既にご存知だった方には 陳腐そのものですが)

手もとに 鈴木竹雄先生の 
昭和56年4月30日全訂第1版32刷 
ものの 会社法 があります(懐かしい縦書きモノ)
よく見ると その当時から 商法総則など 2人の方が
同タイトルでそれぞれ発行しています

思い込みというのは ほんとうに恐ろしいものですね
今の今まで 知らなかったのですから
同シリーズには 各科目一冊 と 思い込んでいました
このことを知っていたのなら 
商法総則も 石井照久先生ものと鴻 常夫先生ものとを
同シリーズのなかで比較しながら
学習できたのに・・・(約30年後の反省・恥ずかしい限り)
でも 途中諸々の事情で中断もあったので
仕方ないか・・・か・・も・・・

ということで 懐かしさも手伝って 鈴木先生の法律学講座双書の会社法 を 早速注文してしまいました
それにしても名著
いまだに生きながらえておられるのですね
商法のような 改正部のヤタラ多い科目は過去の事情も
知る必要があるので 基本書はいくら古いものでも
手放せません

というわけで 約30年ぶりの買い替えになります
当代第一線級の 神田先生の ご本
そうして  
1995年に90歳で亡くなられた鈴木先生の ご本が
ともに 同じ双書に同書名でいまも並ぶ
スゴイ名著だなー といまさらながら 感動です
(再三の改正にもかかわらず とにかく現役を保っている
先生の名を守る人たちが 長寿本に関わっておられる)

到着が 楽しみ

それにしても この蒸し暑さ
クーラーは 後が怖いので(関節等に妙な感じがうまれる)
扇風機のお世話になってはいますが
手強い気温と湿度の二段攻め

でも 負けていられません