ある映画をきっかけに ある事件を思い出し 以前から気になっていた
ことがムクムクと起きだし 仕事と受験の谷間にいるにもかかわらず
文庫本をいつも携帯
あさま山荘事件
ずっと関心を持っていたのは 指揮命令系統のこと
最近 行政法関連の学習が続いたので さらに気になって・・・
案の定 大きな問題だったよう 指揮命令組織のありかた が
なにしろ
警察庁
警視庁
長野県警
関東管区警察局
ある部分では国家公安委員会も関与
厳密な意味では 内閣も ということになろうから
これらが絡み合い
その各単位内の上下関係さえ複雑なのに 単位相互間の
掌握範囲と権限上の問題 そのうえでの上下関係
同格なのか 上位なのか 定かでないような
絶対数が多いうえ 組織上の系統が極めて複雑怪奇
警察庁長官
警察庁参事官 同警備局付監察官 同警備局理事官
同通信課専門官
警視庁某本部長参事官 同警備部付警視正 同広報課長
同広報主任警部補 同警備部主席管理官 同機動隊隊長
同公安第一課警視
長野県警本部長 同警備部長 同公安部長
関東管区警察局公安部長
官名 職名か階級名かなど気にせず列記しただけだが
主な登場者は以上のようなことだった
実際には そのおのおのの部署あるいは担当者を補佐するような形で 関係者が存在し 組織をさらに大型にしている・・・
組織間の考え方の差
中央への反発
指示部と現場との乖離
などなどから 最大の問題は意思疎通・指揮命令系統の確立
目標に向かい 真に心を一つにすることの極めて困難なことを
いまさらに教えてくれるあの頃のドキュメントものを 今 数冊続けて読んでいます
さまざまな方が 命をおとされたり 人生を変えられたり・・・
理不尽なあり方で 強制的に心を一つにさせられたり・・・
あの頃
まったく 独特の時代でした