おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

価格破壊

2010-11-04 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


私のような仕事にかかわっている者にとって
本は必需品
理論書・実務書
どうしても傍にないと不便で 仕事に支障があって
ということで 書籍費も膨らみます

昨今のデフレ化の下でも
特に実務書は ほとんど価格の降下は無いような気がします
需要層に定数があり 一定価格に維持はやむを得ないのでしょうが
なんでこれほどの価格なの と訝らざるを得ないものも
ケッコウあります
内容を吟味してから注文すれば シマッター
ということを避け得るのでしょうが
先日も 内容からして “なんでこれが 5000円もするの?”
と呟いてしまう場面もありました

しかし ラッキーと小躍りする(大げさ)ほどの悦びの場合も
あります
ある意味一生ものの 中身のグット濃い
しかも お買い得価格のもの

著者の熱意の差かな?
要するに 売ろうとして書いているのではなく
学者として あるいは実務者として この説を この実務を
訴えたい 伝えないでおくのは 残念至極
とでも言っているような情熱を感じるもの
そういうものほど けっして値段が高くない
むしろ これなら あちらの倍でもいいのでは と 思えるものが
多い


最近それを感じたのは
2年ほど前に手に入れた
二宮周平先生の 家族法 新世社

昨年 おくればせながら手に入れた
伊藤昌司先生の 相続法 有斐閣

前者からは 実務と理論との連携を意識し 私のようなものでも何とか理解できそうなくらい丁寧に書こうとする姿勢

後者からは判例・通説を根底から検討しなおし 相続制度の
あるべき姿を追求しようとの使命と意欲を 強く感じます

世によくある 目立たそうとするあまりの 強引な
あまりにも唐突な理由付けによる説き方ではなく
現状の不合理を どうにも我慢できずに 洗いなおした
という意気込みを ほぼ素人状態の私にも理解できるかもしれない方法で力説なさっています


特に 後者は難解(多分 通説・判例とは明らかに違った方向を目指しているようなので・・)ですが 食らいついていきたいものだと思っています


今日は これから 無料相談会
久しぶりに 両方の本に少し目を通したら
どうしても 上のような記事を載せたくなったのでした

それにしても 今手元にある
時効関係の 解説書
なんで これが5300円もする内容なの
執筆者が23人もいると 1人当たりの印税の配分関係なのかな
どうしても単価が上がるのかな?
今度から 執筆者の人数も気にして買おう
解説は どうしても こま切れだしね
大勢で著せば怖くない なあーーんてことはないんだろうけど・・
一流の?名の通った実務書出版社を信頼して手に入れたけど
ガッカリ でした
営業妨害になると困るので これ以上は記しませんけど
以後 注意しよう っと