今までに 数多くの映画を観てきました
そのなかで 終了後に席をなかなか離れられず
余韻に縛られ なんとも言えない高揚感を覚えた数作品のうち
ナンバーワンは
「七人の侍」 でした
言わずと知れた 黒澤監督の傑作
だと 私は思っています
ただ ワンシーンだけ この流れは必要だったのかな? と
長い間 判定に悩んでいた箇所がありました(もっとも 私自身の
拘りによる あるいは さしたる問題ではないことだったかもしれませんが)
菊千代が メンバーに加えてもらいたくている状況下での
馬小屋というか 苫屋でのシーン
酔った菊千代を一部のメンバーがからかう行動をし それを一同が
それぞれの思いを抱きながら眺めている場面(この場面設定の位置付け自体
がある意味難しいのですが)
ズーッと あのシーンは要らない 一歩譲って 他の比較として長すぎる
と思っていました
しかし 最近は それほどの違和感はないのかな? とも解釈できるようになりました
というのは 全体的には 娯楽作品というより 徹底したヒューマニズム
作品だと思っていますので あのシーンが無いと なんとも息苦しさを
言い換えれば お説教臭さが前面に出てくる虞があるような
そんな 紙一重の部分があるような気がしたのでした
そんなこんなで 以前にも記したことですが
何度繰り返してみたか 回数も定かでないほどの付き合いですが
名作であることの評価は すこしも揺るぎません
私の中では 世界一の映画 です
その黒澤監督も
影武者あたりから “こんな映像を あの黒澤氏が撮るのだろうか”
といぶからざるを得ないようなものが 作品に混じるようになりました
(いつものごとく 生意気を覚悟で記しています もちろん 黒澤氏の
作品をこよなく愛する者の思いとして記させていただいています)
年齢には どうしても勝てない部分はあるのでしょうか
でも 今を見つめながら
最後の最後まで
大好きな 大好きな 自分のしたいこと 信念に徹した人生をお手本にさせて頂き
私も チッポケでも 自分らしい人生を全うしたいと思うのです
というわけで 本日のノルマをこなせたら
何十回目か?の [七人の侍]鑑賞会を とは考えているのですが
昨日 所用で今市(今は日光市というのかな?)の方へ出かけたのですが 高所以外の
紅葉は あまり進んでない ような 終わったような?
今年は 紅葉散策 何処へも行けていません ザンネーン
あちらこちらで クリスマスソング流されてきましたね
ホワイト・クリスマス
ウィンター・ワンダーランド
そりすべり
など 私の大好きなメロディーが多くあります