自由律俳句が好きで ときどき いたずらに遊んでいます
ここ二年ほどの句を
お時間があって
もしも 興味をお持ちなら どうぞご覧ください
あのことは あれでいいと 霜の朝
理由なぞり探しながらもまず生きてみるか
かじかむ夜の雪道にも夢
夢を確かめつつ歩いた日々が 点々
夏思う冬空の心に暖さえ
深夜の湯 オリオン座を被って入る
たった今も地球は回っているあの思いを乗せ
遠い夏の陽光のまぶしさ心と瞼にひっついて
夏の少年に夕闇
時の流れすごいあれほどの思い薄めてくれて今日という日
愚かさを貫いてしまっても五月の宵
すまなかったと言い続ける盆夕暮れ
野の草と八月の光の中に暫し佇みまどろみ
矜持などというものもなく 雨の朝 四月
今 この世にはもういない男のサックスを聴いている 冬
少年の日々という日々があって
つたなく学んだ机の傷があって
世の邪魔にならぬ孤高で 月を眺め
お粗末さまでございました
さあ もう一仕事
といきたいけれど もう寝ます
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