おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

マンションだって国際化

2015-03-31 | マンション〔トラブル〕

 

 

時々思うのです

“ ほんとうは とてもとても 恐ろしい ? 立場なのだ それに気づかないでいるだけ ”

 

なんのことかというと

[マンション管理組合の役員]さんたちのこと

無償であろうが 有償であろうが 法律からいうと 《基本的に 委任契約》

ならば もしかすると 責任追及も あり得る

実際に 裁判にもなっていたり・・・

 

 

顧問という立場で マンション管理組合の運営に関わらさせていただいているが

このことの説明には つい 力が入る (どうしても 理解しておいていただかなくてはならないことだから)

 

実は 数億 あるいは 数十億 場合によってはそれ以上の資産管理を している組織の役員 なのだから

(この点については 自主管理が基本的立場であると理解せざるを得ない法制度なのであろうから

ある意味 ひとつの欠陥 とも捉えられよう と個人的は思っている のだが・・・

なぜかと言うに おおよその管理組合構成員は法律知識にも建設知識にも素人の集団といえるのだから

そういう立場の者が 組織上の日々のあらゆる問題 建物管理のあらゆる問題を処理していかなければならない というのだから・・・)

 

 

日本人は基本的に 穏やか 寛容

それは理解できる しかし・・・ちょっとばかり 今まで以上に気になっていることが

いくつかの事例から 肌で感じること  

【国際化がより進んでいくとき 現状でのあり方では いろいろ 厄介なことがおきないとも限らない】

 

ルールがあって それにソグワナイ行動をした住人さんに対し 徹底して償いをさせる

ことを求める ということが私の関与のマンションで起きた

「 違反者に ルールどおりのペナルティを与えること 当然でしょ 与えないほうがおかしい

無罪放免 私の国では理解できないことだ 絶対に許しがたい どうしても理解できない 」

 

外国といってもさまざま 

日本といっても 地方地方 物事の解決に対する手法の色合いが違うこともあるくらいだもの

 ルール違反で 結局 その違反者は居辛くなって 転居

私が着任する前からの案件であって おおよその流れが固まっていたのでとき既に遅くの感があり 直接には関与することを控えていたのだった

あの程度の違反であれほどまでの叱責とは・・・ 日本では 考えにくいことだが・・・と いくらか?後悔している 某外国国籍の方の執拗なる要求に管理会社はじめ 関係者は対処に苦慮したそうだ

 

さまざまな国の方がマンション生活に加わり さまざまな形の不具合?が起きてきたり

(けっして 外国排除などということの主張ではないことを 明確にしておきます

日本の国で生きつづけてきた者同士でさえ 同じ屋根の下で生きることはそれなりの困難が

あるとも言える)

 

 

こんなこともあるという一例

 

・・・日本語をほとんど使えない方 細かいニュアンスまで要求はできない外国の方に役員をなんて

といっても 我が管理組合のあり方は 立候補なければ輪番制・・・

《もっとも 同国人同士であっても このあたりの事情は同様?かもしれません》

私が関与している某マンション管理組合の理事会は 平均3時間 休憩なく運営を検討し合います

会話力が乏しい外国の方にとって 少々の日本語力では まずもって 同席・決議事項了承・責任を自覚 のうえの役員就任は とても無理 ということになりそう

その場合の役員選任は どう扱うのか

理事長さんは無理すぎるので かといって 外国籍の方で日本語での会話力理解力乏しい方は全面的一括お役御免 と 決め込むことも大いに問題 

とにもかくにも

協働して責任全うに対処していく姿勢も 共同生活に自ら加わったものとして求められるべきこと

担当肩書き無き理事ならなんとか努めながら務めるべき

 

いくつかの顧問をしていて つくづく思うのは 意外に?思うこと

それは 役員の選任に関する総会の関与は規約上にあってもおおよそそこまで

具体的な選任細則はなく 立候補・輪番制・推薦制の優先順位や理事会での役員候補の総会上程議案のあり方などのことも いわば 慣例があるのみ

 

とにもかくにも 話題に上っているどこかの家具会社の株主総会の運営の胃が痛くなるような議事進行なぞを想起するまでには及ばずとも 手続きの細部を つい あーだ こーだ と想定している今日この頃です

 

ごく簡潔にまとめて言うと 住民の国際化 ということも 高齢化対策とともに大いに検討していかなければ

ならなくなりそう であります

 

 

自分のマンション管理組合との関わりは 今は 顧問的立場がほとんど

しかし 今後に見えてくるのは 第三者管理という形の役員への参加

究極は どうしても ということで理事長という代表権ある立場で 訴訟などにもかかわる形

顧問としての立場との最大の違いは 受任者といっても内容の量と質?が違う

住人さん 顧問 管理会社 理事・監事 と責任の分散化を図ったとしても 最終第一次責任は・・・

概して言うと

管理組合と直結の立場としての役員の重責が法的にもある(他のものも 法的責任あり得るということでは同様だろうが 内容の差は当然のごとくあることに・・・)

 

 

明日は 四月 なのですね

なんて速いのでしょう 

毎年同じ愚痴?が ついつい 出てしまいます

 

さて 我が愛する鞄トリオ君たちとともに 今週の外遊?の準備でもします

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