囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

憲法9条が心配!

2012-09-10 20:30:48 | 憲法9条、大好き!
9月に入り、暑さはともかく、日が暮れるのは着実に早くなました。
9月9日、9の日と言うことで午後6時から1時間、所沢駅西口に「憲法9条守れ!」の街頭宣伝に出かけました。



この日は、沖縄では「オスプレイ配備反対県民集会」があり、大阪では「大阪維新の会」の政党立ち上げのための入党予定者の面接試験?(報道一般の論評)もありました。民主・自民の党首選挙の話題も多く、日本のこれからを左右する月ともなりそうです。

「ところざわ9条の会」は平和憲法9条を守ろうとの草の根からの運動です。毎月の第一9日に街頭宣伝を行っています。「誰でもトーク」で私も、戦争体験を踏まえて、不戦平和を訴えました。
しかし、今回は聞いていた通行人の方から思いがけない反論をもらいました。日曜日の夜とあって酒気帯びの方が二人、シラフと思われる方が一人でした。
反論の趣旨はいずれも「尖閣、竹島などの問題をみても、日本の領土を守るためには軍隊は必要だ。相手に勝る軍事力を」「相手に対する抑止力にもなるので、核兵器も持つべきだ」「憲法9条の精神で話し合いでなど戯言だ」「憲法9条が、その為の邪魔をしているのでかえるべきだ」との論調でした。

戦争体験者の一人として、その武力による解決の愚かさを話しましたが、当然納得してもらえませんでした。

通行人からの反論・異論は今までも、特に酔っている方からありましたが、今回の3人には驚きました。やはり、尖閣・竹島などの中国や韓国の対応、石原都知事の発言などが国民の間にも「領土を守るためには軍隊・場合によっては核兵器や細菌兵器も持つべきだ」との空気を蔓延させていると思います。とても、危険な風潮だと思いました。その上、自民党の総裁選挙に名乗りをあげている方は、いずれも新憲法を否定し、戦前の日本に帰るべきだのような発言をしています。

そんな状況にもかかわらず、この日の街頭宣伝に参加した「ところざわ9条の会」のメンバーはたった二人だけでした。これでは、憲法改正を主張する人たちに対抗できないような気がしました。

唯一、救いだったのは、通行人とのやり取りを聞いていた方が「憲法9条を守ることは本当に大変ですね。頑張ってください」と、1,000円のカンパをしてくれたことです。

これからは、「憲法9条を守れ」と「憲法改正すべし」の勢力との本格的なせめぎ合いにになると思います。国際問題を解決するためにも、日本の憲法9条の精神を世界に広めるべく、これからも努力したいと思いました。
コメント (2)
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