能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

社会保険労務士の学閥 大学別の社労士会があるそうです・・・日大 慶大 中大 早大

2014年05月23日 | 学問

毎月送られてくる「月刊社労士」。

その5月号に4つの大学の卒業生を対象にした大学別社労士会の案内が出ていました。

学閥が、こんな世界にも・・・。

各会とも10年以上の歴史があるようです。


全国社会保険労務士桜門会・・・日本大学

社会保険労務士三田会・・・慶応大学

社会保険労務士白門会・・・中央大学

社会保険労務士稲門会・・・早稲田大学


各会では、定期的な講演会、勉強会、懇親会、他大学の会との交流などをしているとのことです。

会場や会費などを比較してみました。


会場(6月の総会の会場)

・桜門会・・・日本大学校友会館

・三田会・・・東京三田倶楽部

・白門会・・・中央大学駿河台記念館

・稲門会・・・早稲田奉仕園


会費

・桜門会・・・6000円

・三田会・・・8000円

・白門会・・・6000円

・稲門会・・・5000円

 

各大学の特徴が出ていて、なかなか興味深いお知らせでした。


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死生学入門 放送大学のユニークな講座を楽しむ 老齢学(ジェロントロジー)から死生学(サナトロジー)へ

2014年05月05日 | 学問

ゴールデンウィークを活用して、放送大学の勉強。


今年の一学期は、「死生学入門」を選択。

昨年、老齢学(ジェロントロジー)を学んだため、今回はそれに続く死生学(サナトロジー)

死というのは、誰にでも訪れる宿命。かなりネガティブなジャンルですが、学問的なアプローチからすると、そこにはさまざまな文脈が見いだされます。

本講座のテーマは、死・・・それをどうとらえるかを、歴史的、宗教的、国際的、医療的等からアプローチしようというもの。

なかなかユニークな取り組みだと思います。


なんとか第八章までを読破。通信課題に取り組みました。

本講座は、15回の講義で構成されています。


1.死生学とは何か

2.死生観と宗教

3.日本人の死生観

4.喪と追悼

5.死生観 国と地域

6.マスメディアで死生について考える

7.生と死を生きる本人からの発信

8.老いと死

9.病経験と生

10.遺族の喪失経験とグリーフワーク

11.自己決定権

12.ターミナルケア

13.自殺予防

14.尊厳死

15.死生学の理論と展望


この講座は、放送大学教授で精神科医の石丸先生、そして若き死生学研究者山崎浩司信州大学準教授などの講師陣で進められるなかなか充実した講座です。

一学期は、この講座に絞り研究してみたいと思います。


そういえば、放送大学で学び始めて10年。

歴史や文学、マネジメントや文化人類学、統計学までさまざまな分野で新しい知見を得ることができました。

途中、大学院文化科学研究科社会経営科学プログラムに入り2年で修士(学術)の学位もいただきました。

自称、放送大学オタクです(笑)。

全国各地の学習センターめぐりも趣味の一つ。

現在、17の学習センターを踏破しました。

現在、渋谷・道玄坂の学習センターに登録していますが、

学習環境としては地方の県庁所在地にある学習センター(多くが地元の国立大学内)が好きです。


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放送大学大学院博士課程の説明会の案内メールが届きました おそらく競争率は3ケタ

2014年01月23日 | 学問

今年の10月にスタートする放送大学の博士課程。

本日、放送大学から説明会を東京と大阪で開催する旨のメールをいただきました。

個別相談会はないとのことです。

メールの出し先が、同大学大学院(修士)の修了生ということです。

 

定員10名のため、おそらく競争率は3ケタになると思います。


博士課程の敷居は高いです。

特に、今回説明会に参加される先生方は、どなたもコダワリ派・・・。


3年間で修了するのは大変だと思います。

でも、説明会だけでも聞きに行っても面白いかな、と考えているところです。


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放送大学大学院博士後期課程で岡部学長がメッセージ 地域のリーダーを育成する博士課程

2014年01月16日 | 学問

放送大学通信「オンエア」の112号の巻頭で、

放送大学の岡部学長が大学院博士後期課程設置についてのメッセージを掲載されています。


岡部学長は、この博士課程は「地域におけるリーダー育成」という方向性を取ると述べられています。

放送大学らしいコンセプトだと思います。

教養教育を基礎とする通信制の大学院で、どのようなベクトルを取るか相当程度検討されたようです。


また、同誌の2ページでは、開設が決まった博士後期課程の募集要項が改めて示されています。


出願期間・・・2014年4月中旬~下旬

筆記試験・・・2014年6月初旬

面接試問・・・2014年7月中旬

合否通知・・・2014年8月初旬

入学時期・・・2014年10月1日


なんと入学は、今年の秋になるとのこと。

出願される方は、各種証明書類、志望動機、研究計画書等の準備を始める必要があると思います。

修士レベルより一段と高い視野からの緻密なものが求められると思います。


学費についても、その全貌が・・・。

3年間で必要となる最低限の学費は、139万円。

年間40万円強のリーズナブルな学費です。

国立大学大学院の2割安い学費です。


志願される方は、今月中旬に公表される学生募集要項を入手し、各種手続についてチェックされると良いと思います。


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岡部洋一放送大学学長のイノベーションが始まっています 平成26年度の学生募集は2月末までです

2014年01月11日 | 学問

岡部洋一さんが、放送大学の学長になって放送大学のフレームに変化が見え始めました。


文字通り「オープンユニバーシティ」にふさわしい開かれた大学への変革です。


平成26年度の大学案内も随分魅力的な編集がなされています。

平成26年度は、スマホ、タブレットからの視聴が可能となったり、大学院博士後期課程の創設されたりと、この大学のポテンシャルを活かした改革が進んでいます。


大学案内の冒頭で、岡部学長は、学長メッセージとして「勉学は心の糧」という文章を寄せられています。

まさにそのとおりだと思います。

岡部先生は、電子工学を専攻。時代のトレンドに合わせた高い先見性やコミュニケーション力、実行力を持たれているように思います。

より良い大学になるよう、引き続き頑張っていただければと思います。


まずは、10万人の学生が目標だと思います。

現在の放送大学は8.7万人の学生が在籍。

内訳は、次のようなものです。


会社員等・・・15.6%

看護師等・・・15.4%

他大学、専門学校生・・・14.4%

公務員等・・・10.4%

教員・・・9.8%

定年退職者等・・・7.7%

主婦・主夫・・・5.5%


年齢的には、35歳から45歳の山と60歳から65歳の2つの山があるようです。


変わりつつある放送大学。

来年度も選科履修生として再入学する予定です。

学生募集は、2月28日まで。質も高く、コストパフォーマンスも高い放送大学。

学生募集要項を取り寄せて、一読されることをお勧めいたします。


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放送大学大学院が博士後期課程を創設 初年度の倍率は相当に跳ね上がるのではないでしょうか?

2013年11月10日 | 学問

十年近く検討されていた放送大学大学院の博士課程が、ついに開設されるとのことです。

社会人大学院生として学びやすく学費もリーズナブルということで、多くの受験生が門戸をたたくことになると思います。


募集人員は、なんと十名。

受験生のレベルが一定レベルに達していなければ、一桁ということも十分考えられます。

わたし自身も、ここの大学院で2年間学び、修士(学術)の学位をいただきましたが、

熱心な指導教官、丁寧で親身な指導には助けられました。なかなか充実した大学院だと思います。


今回の発表で食指を動かされましたが、実務家としての自分には敷居が高く、今から外国文献やニッチな専門分野に踏み込むのもいかがなものかと考えている次第です。

ここの大学院の修士論文には、博士レベルのものもあるということで、

そうした人材をさらに高みに上げるための博士後期課程というポジショニングになればと考えています。

 

放送大学ホームページより

目的・・・地域社会・職場等における課題解決への取り組みを担う人々を指導しうる、高度な社会人研究者の養成を行います。

  •   プログラム:生活健康科学、人間科学、社会経営科学、人文学、自然科学
  •   募集人員:博士全科生 10名 (科目生・選科生は募集しません) 

学生募集に関するスケジュール

  ・学生募集要項公表: 2014年1月中旬
     ・出願受付期間: 2014年4月中旬 ~ 4月下旬
     ・入学者選考
      第1次選考(筆記試験): 2014年6月初旬
      第1次選考合否通知: 2014年7月初旬
      第2次選考(面接試問): 2014年7月中旬
      第2次選考合否通知: 2014年8月初旬
     ・2014年度入学者の入学時期: 2014年10月1日
      (2015年度以降の入学者の入学時期: 4月1日)

修了要件
      博士全科生として3年以上在学し、所定の単位数以上を修得して、かつ博士論文の審査及び口頭試問に合格する必要があります。

学位の名称
      博士(学術)


学費は、年間35万円程度。

3年間で百数十万円。

これは、国立大学大学院の6掛けのレベル。

なかなか魅力的です。


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世界のトップ大学 東大は生き残れるのか?世界ランキング32位・・・フツーの大学です

2013年10月13日 | 学問

日経ビジネス誌2013.10.14号の特集は「世界のトップ大学 東大は生き残れるのか?」。


東大の濱野総長の「座して死を待たぬ」という巻頭インタビューで始まります。


が、現在の世界ランキングは、東大32位。

世界的にみるとフツーの大学です。


英国QS 世界大学ランキング

1位 MIT

2位 ハーバード

3位 ケンブリッジ

4位 ロンドン大

・・・

32位 東大

35位 ソウル大・京大


英国THE(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)

1位 カリフォルニア工科大

2位 ハーバード

3位 オックスフォード

4位 スタンフォード

5位 MIT

23位 東大

52位 京大


英語圏のランキングというハンディを考えても、

欧米圏から東大へ留学という選択は日本文学か日本史などを専攻しない限り、ほとんどないということになると思います。

今、急速な勢いで普及する「MOOC(ムーク・大規模公開オンライン講座)」で、欧米の有名大の教授陣が露出すると、世界からの留学生は、ますます欧米の大学に流れていくように思います。


もともと官僚や法曹の養成を目的として設立された東京大学。


物理学や化学、ICT、バイオ、医療をはじめとする最先端科学、グローバルリーダーの輩出、環境や国連関係機関での活躍といった切り口からのランキングでは、なかなか上位に入れないような気がします。


安倍首相の提唱する10年後に世界大学ランキング100に10校入れるという方向性に舵を切るのか、

それとも欧米の大学院へ留学するための予備学校として位置づけるのか、岐路に立っていることは間違いないと思います。


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立教大学ソーシャルデザイン集中講座 第5回 石川治江先生の巻 決められる力と意思決定能力

2013年09月19日 | 学問

今日も元気に池袋・立教大学へ。


一仕事を終え、今日はギリギリ滑り込みセーフ。

夕食は、立教通を歩きながら食べるコンピニおにぎり1個だけ・・・。

少しさみしいです・・・(好きでやっているんだから文句を言うな!自分)。


第5回目の担当は、石川治江教授。

テーマは、ソーシャルイノベーション実践論」。

まさに「実践」論でした!

石川先生は、66歳。

すごいパワフルなおば様です。


ノンポリ学生、就職、結婚、出産・・・。

ある出来事でボランティア活動を開始され、家庭も顧みず、世のため人のため・・・。

障がい者のために、立川駅へのエレベーター設置を16年かけて実現されたとのこと。

現在は、日本でも最大規模のNPO法人ケア・センターやわらぎの理事長を務めておられるスーパーウーマンです。


今日の講義は、約20分。

メインは、ワールドカフェ。

仕事でヘロヘロになっている中でのワールドカフェはキツイです。

身体がもちましぇ~ん(古)。

まずは、グループワーク30秒で課題を設定し、ブレインライティング。


わたしの属していたグループは、女性を中心にした5人の集団で、決まったテーマは「子育て」。

アタマの良い女性が次々と案を出し、模造紙が真っ黒になった次第です。


その上で、ショートトリップ版のワールドカフェの実施。

その後、ホストと旅人に分かれての他グループ訪問。

これが終わり、7班の発表と質疑応答・・・。結構たいへんでした。


最後の投票では、22票を得たわれらの班がトップ。

みんなでハイタッチした次第です。


石川先生のファシリテーションにより、制限時間5分オーバーで終了。

終わってみれば、楽しいひと時でした。


石川先生のレジュメには、印象派ゴーギャンの名画とともに、その画題。先生が大好きなフレーズだそうです。


「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」


先生の話を聞いていると、最後は実行力、執行力ということ。

講義の中でも「決められる力」「意思決定能力」の重要性を強調されていました。


おっと今日は、中秋の名月。

美しいお月様を立教大学キャンパスからケータイで写してみました。

Img_0872

小さくて恐縮です。

まん丸お月様、最高に美しい姿でした。


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立教大学大学院ソーシャルデザイン集中講座 第4回 ソーシャルビジネスと社会起業家

2013年09月12日 | 学問

今日は、仕事の打ち合わせが伸び、20分の遅刻で池袋に到着。


本日の担当は、広石拓司講師。

empublic代表で根津スタジオや文京ソーシャルイノベーションネットワーク等を主導されている実務家。

明るく元気な先生で、ポジションパワーのないNPOやネットワーク組織では、特殊なコミュニケーション術が必要なのだなと感じさせるスキルを持たれていました。

質問をしても、「いい質問ですね」「鋭い問いですね」「ありがとうございます」と一度受けて、持論を展開する・・・。

質問する人も答える人も、それを聞く人もみんなハッピーになれます。


今日のテーマは、「ソーシャルビジネスと社会起業家-社会を良くするために私たちに、何が出来るのだろうか?-」。


正解のない問いを生きる」というQからスタート。

企業、NPO、ソーシャルビジネス、社会起業家の対比の後に、「儲かる事業なら、とっくに誰かがやっている」という言質に皆さん納得。


ケースとして、マドレボニータ、ビッグイシュー、そして国際的NGOハビタントの紹介。

ビジネスモデルとしての見ても良くできた仕組みに改めて驚いた次第です。


それにしても、今回のクラスのみなさんは問題意識も高く、すこぶる真面目。

女性が多いということもあるのでしょうか?

来週は、遅刻しないように参加したいと思います。

それでは。


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立教大学大学院ソーシャルデザイン集中講座 第3回目に参加 経営組織・事業の戦略と社会デザイン

2013年09月06日 | 学問

今日は、23時15分池袋発・元町・中華街行きの副都心線で家路に・・・。


21時30分まで講座・・・その後、クラスメート数人とバールへ。

カルパッチョと冷パスタを赤ワインで流し込み、池袋の夜を少しだけ楽しんだ次第です。

それにしても、仕事で疲れ果てた後に、空腹のまま講座に参加して、21時30分まで。

みなさん、立派なものです(学ぶ、考える・・・というのは、究極の贅沢。古代ギリシャの貴族階級のそれと同じという意見で一致しました-笑-そういえば修士論文と格闘していたあの頃が一番充実感があったような気もします)。


立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科×日経Bizアカデミーで開催されている「ソーシャルデザイン集中講座」の3回目に参加してきました。


今日の担当は、立教大学大学院准教授の坂本文武先生。


米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学で非営利経営学修士をとられた若手研究者。

髪は少し白いものがありますが(失礼)、なかなかのイケメン。

東大の藤原帰一教授似のクールな坂本先生は、米国NPOへの経営コンサルティングを経験され、CSR、資金調達などを専門とされています。

理論だけで終わらせない実務派教員です。


今日のテーマは、「経営組織および事業の戦略と社会デザイン」。

組織論、ガバナンス論、イノベーション論を中心に講義と質疑応答の2時間30分。

参加者の問題意識も高く質問が飛び交います。

それに対して、学術と実務面から回答する坂本先生の切りかえしも、なかなか勉強になります。


レジュメには、まず命題を提示。

命題

「ぼくたちの会社はどうして信じられないことをするのか?

ソーシャルは、現代企業の福音なのか?

組織論が示唆する持続可能な組織論」


参加者とのやりとりの中で、坂本先生は板書していきます。


持続可能、目的性、利益配分、環境適応、ニーズ、持続責任、ゴーイングコンサーン、組織の存在・・・


組織論における組織は、有機的組織と機械的組織の2種類あることを解説され、そこに組織の生成、発展、衰退・・・を紐づけていきます。

組織は、「創業・・・成長・・・成熟・・・衰退」というライフサイクルの中を進んでいく・・・。

その中で組織は学習障害(P.センゲ)、習慣的な防御行動(アージリス)に陥り、ダークサイドに落ちていく・・・。

それは、集団圧力であり、集団浅慮(グループシンク)であり、集団凝集性。組織は硬直を起こし、衰退に向かって突き進んでいく・・・という文脈です。


また、株式会社組織のガバナンス、NPOのガバナンスの比較の中から、人間の「共感」と「経済合理性」について考えていくことに着地させます。

人はパンのみに生きない、背に腹はかえられない・・・。

そのパラドックスは、じっくり思考すると、人間研究の射程に立ち入ることになります。


坂本先生の持つ多様な思考回路から、さまざまな発見をいただいた講座でした。

坂本先生、ありがとうございました。


今日のレジュメより

1.社会デザインとは?

2.プラスティックワード化する「ソーシャル」

3.そもそも組織とは何か?

4.日本企業は価値づくりに成功しているのか?

5.企業は利潤最大化に向いた組織なのか?

6.利潤追求体質による弊害

7.ガバナンスの限界

8.持続可能な組織への挑戦


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