能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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「不思議、大好き。」 日本のコピーベスト500 がんばれ!コピーライター!

2011年09月23日 | 本と雑誌

「日本のコピーベスト500」 

宣伝会議 2,000円

 

日本の広告史の中で、燦然と輝く広告コピーのベスト500。

コピーとは、広告文案のこと。

日本を代表する10人のコピーライターにより選出、まとめられました。

それぞれの時代の風を感じさせる名作ぞろいです。

たった2000円で、これだけ楽しませてくれる1冊です。

宣伝会議から出ている「コピーバイブル(わたしの座右の書の一冊です)」とともにお勧めです。

 

ベスト500のコピーを読んでいると、米国マジソン街のMBA流のマーケティングの合理性とは異なる、日本人ならではの情緒性、感性、売りに直結させない、奥ゆかしさ・・・といったものを感じさせます。

大学時代に貪るように読んだ米国広告代理店DDB(ドイル・デーン・バーンバック)社のコピーやビジュアルと比較すると、やはりアングロサクソンと日本人は違うのだなと感じた次第です。

 

同書のランキングを一部紹介させていただきます。


第10位 すこし愛して、なが~く愛して サントリーレッド

 

第9位 恋は、遠い日の花火ではない サントリーオールド

 

第8位 なにも足さない、なにも引かない。サントリー山崎

 

第7位 好きだから、あげる。丸井

 

第6位 触ってごらん、ウールだよ。

 

第5位 モーレツからビューティフルへ 富士ゼロックス

 

第4位 男は黙ってサッポロビール

 

第3位 おしりだって、洗ってほしい。TOTO

 

第2位 想像力と数百円 新潮文庫

 

第1位 おいしい生活。西武百貨店

 

懐かしいコピーが並びました。

糸井重里さんや仲畑貴志さんなどのスーパースターがいた時代。

日本の経済の右肩上がりを信じて疑いませんでした。

 

広告費の削減、テレビ番組の陳腐化、民放や新聞社の業績悪化・・・活力や発信力のない昨今の広告業界です。

もっともっと知恵やアイデアを出してほしいと思います。

最近のコピーやコピーライターに元気がないと感ずるのは私だけでしょうか?


がんばれ!コピーライター!


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