能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

NHK 仕事学のすすめ 司法試験流知的生産術・・・伊藤塾長の伊藤真弁護士の志がスゴい

2011年09月27日 | テレビ番組

NHKのEテレ「仕事学のすすめ」の9月は、弁護士の伊藤真氏。

というよりも、志のある法曹を育てる伊藤塾の塾長という方が通りがいいと思います。


仕事学のすすめ9月号は、一時期書店から姿を消しました。

もともと発行部数が少ないにも関わらず反響が大きかったからです。

八重洲ブックセンターでは、先週ベストテンの10位に入ったとのことでした。

 

旧司法試験は、国内で最難関の試験と言われ、何年どころか10年以上もチャレンジを続ける受験生もいたと言われる現代の「科挙」。

以前読んだ伊藤氏の著書「夢をかなえる勉強術」「夢をかなえる時間術」。

その中には、最難関の試験を突破するための様々なノウハウ、ハウツーが解説されています。

すべてが検証済み。


 回のNHKでは、そのエッセンスを抽出し、それらの方法論が様々な仕事にも役立つという展開。

確かにそうだと思います。

最初に合格体験記を書く(ゴールやビジョンの設定)、目次や索引の活用(全体像の把握と理解度確認)、司法試験論文試験のまとめ方(ロジカルライティング)、スランプ対策・・・。

伊藤氏自身が悩みぬいた末に編み出した技術を学ぶことが出来ます。


伊藤氏の凄さは、単なるハウツーではなく、世のため人のために役立つ法曹を育成するという志の高さにあります。

自ら1票の格差を是正するための活動をしたり、日本国憲法の真の意義を普及していく・・・そういった地道で、奥の深い活動をされていると聞きます。

 

法科大学院が開校し、多数の法曹が輩出(排出?)される現代。

弁護士でさえ、会計士のようにサラリーマン化している状況です。

それでもローファームへの就職難とのことであり、また、新司法試験の合格率も年々減少しています。


伊藤氏の熱い語りを聴きながら、法曹に限らず、仕事に携わるすべてのビジネスパースンは、志(こころざし)や社会貢献をしていかなければならないと考えた次第です。

伊藤氏の率いる伊藤塾が、平成の松下村塾のようになり、よりよい社会、よりよい日本の礎になることを祈っています!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする