最高益の3社に2社は「内弁慶」。
国内で稼ぎます。
グローバル、アジア進出、超円高・・・といった経済環境の中、サバイバルの切札は海外進出。
でも、今週の日経ビジネスは、国内でしぶとく稼ぐ企業の特集。
興味深く読みました。
編集長の言葉どおり、内需の拡大は、雇用面や税収面でも大きな貢献があります。
今一度、足元を見つめなおす時期に来ているのかもしれません。
同誌では、経常利益の成長率でランキングをあげています。
地道で堅実な企業が多く、まだまだニッポンは大丈夫といった安心感を与えてくれます。
ニッポンで地道な稼ぐ企業ランキング
1位 ゴールドウィン 東京 スポーツウェア
2位 ニチモウ 東京 水産物卸
3位 ダイユーエイト 福島 ホームセンター
4位 タキロン 大阪 雨どい
5位 三井松島産業 東京 石炭
6位 イエローハット 東京
7位 DeNA 東京
8位 ツクイ 神奈川 高齢者介護
9位 アミューズ 東京 芸能プロ
10位 スタートトゥディ 千葉 ネット通販
この記事の中で食品トレーのトップシェアを持つエフピコ(広島)の小松社長は、海外には進出せず国内市場を掘り進めることを強調されていました。
同市場は、約5000億円。
同社の売上は1100億円。
まだまだ開拓の余地はあるとのことです。
こういったポジィティブな発想。
成熟、飽和、過当競争といった手垢のついた常套句に引きずられないポリシーが大切な時代ではないでしょうか。