能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

京都・池坊に学ぶブランドマーケテイング 伝統、物語性そしてファッション性の魅力度 家元マネジメント

2014年04月28日 | 旅行記

京都の中心、六角堂。

京都のメインストリート三条通に位置しています。

このお寺は、聖徳太子が開いたと伝えられており、正式には頂法寺と言われています。

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そこは、華道の発祥の地。代々この六角堂を守ってきた池坊家によりお花の世界が確立されました。

もともとは、「供花」といって仏様に捧げる花を活けるという宗教的な行いがベースとなり、

そこに様々な作法や習わしが付加されてきたものらしいです。

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へそ石・・・京都の中心を意味する石だそうです。

歴史的には、15世紀頃から池坊と華道の記述があるそうです。

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上から見ると、本当に6角形です。

花の生命力を生かし、その美を追求すること、そしてそれを行う人間が華道を極め、徳を磨くことが、

この世界の原点であるように思います。

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ビジネスの中で、最も競争優位性があるもの・・・それは、「家元」・・・だと考えています。

家元・・・それはブランド。

その保有する歴史と伝統、ストーリーは、多くの人を魅了し、財布のひもを緩めさせます。

銭金ではない世界がそこにあるように思います。

三ケタの金額のする時計やアパレル、ヨーロッパのブランドメーカーの魅力も、家元的な存在だと思います。

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家元の中でも、最も成功しているブランドの一つである池坊。

さまざまな流派や分派もあるようですが、京都のど真ん中にある六角堂というシンボルは、やはり圧倒的優位性があると思います。

お弟子さんや分家した人たちも池坊ブランドをフル活用し、そこから得られる財貨は家元に還元される・・・。

このビジネスモデルこそが最強だと思います。

池坊は、北イタリアのファッションブランドにも負けないポジショニングを有していると思います。

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1日、京都をまったり散歩・・・京都は、ココロをフラットにさせてくれます。

ハイボールとナッツを買い込み、新幹線で帰路につきました。

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