能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

そうだ 京都、行こうキャンペーン 20年にわたるロングテール広告・・・それがなんだか、うれしいんだなあ

2014年04月29日 | マーケティング

東京から二時間弱で、歴史、自然、日本文化、食に接することができる歴史文化都市KYOTO。


その京都を広告するとなると・・・なかなか難問です。


そうだ 京都、行こう」キャンペーンは、1993年にJR東海によってスタートした広告キャンペーン。

桓武天皇が京都に遷都した794年から1200年・・・これをベースとして始まったようてす。

それから20年・・・息の長いキャンペーンです。


キャッチコピーの「そうだ 京都、行こう」という表現も、コピーライターの技が凝縮されているように思います。

「そうだ」というアテンション、読点の持つ余韻、「行こう」というアクションの誘因・・・オヌシやるな!という感じです。

クリエイティブディレクターの佐々木宏さんが企画された、このキャンペーン。

まだまだ継続しそうです。


そういえば、今から半世紀近く前にあった「ディスカバージャパン」キャンペーン。

旧国鉄時代、この広告を見て旅に出た人も多かったのではないでしょうか?

おとなりの奈良の旅キャンペーン「うまし、うるわし奈良」もなかなかのビジュアルキャンペーンを展開していますが、

まだまだ京都には届いていないように思います。


2014年春のキャンペーンは、十輪寺。

いつもながらそうですが、これも、なかなかの出来栄えです。

コピーも秀逸。コピーライターは現地に行って、そこでアタマをひねったことが感じられます。


まだ、知らない場所がある。
まだ、知らないことがある。
それがなんだか、うれしいんだなあ。


この京都キャンペーンがある限り、京の都の魅力を発信し続けることになります。

京都は飛行機では行けません・・・新幹線かバス・・・多くの旅行者はJRを使います。

JRのドル箱にすべく、特別仕様列車、ホテル、土産物、荷物デリバリー、高齢者サービスなど、

様々なサービスの融合が必要になってくると思います。


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