東京から二時間弱で、歴史、自然、日本文化、食に接することができる歴史文化都市KYOTO。
その京都を広告するとなると・・・なかなか難問です。
「そうだ 京都、行こう」キャンペーンは、1993年にJR東海によってスタートした広告キャンペーン。
桓武天皇が京都に遷都した794年から1200年・・・これをベースとして始まったようてす。
それから20年・・・息の長いキャンペーンです。
キャッチコピーの「そうだ 京都、行こう」という表現も、コピーライターの技が凝縮されているように思います。
「そうだ」というアテンション、読点の持つ余韻、「行こう」というアクションの誘因・・・オヌシやるな!という感じです。
クリエイティブディレクターの佐々木宏さんが企画された、このキャンペーン。
まだまだ継続しそうです。
そういえば、今から半世紀近く前にあった「ディスカバージャパン」キャンペーン。
旧国鉄時代、この広告を見て旅に出た人も多かったのではないでしょうか?
おとなりの奈良の旅キャンペーン「うまし、うるわし奈良」もなかなかのビジュアルキャンペーンを展開していますが、
まだまだ京都には届いていないように思います。
2014年春のキャンペーンは、十輪寺。
いつもながらそうですが、これも、なかなかの出来栄えです。
コピーも秀逸。コピーライターは現地に行って、そこでアタマをひねったことが感じられます。
まだ、知らない場所がある。
まだ、知らないことがある。
それがなんだか、うれしいんだなあ。
この京都キャンペーンがある限り、京の都の魅力を発信し続けることになります。
京都は飛行機では行けません・・・新幹線かバス・・・多くの旅行者はJRを使います。
JRのドル箱にすべく、特別仕様列車、ホテル、土産物、荷物デリバリー、高齢者サービスなど、
様々なサービスの融合が必要になってくると思います。