能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

宮島一周クルージング タックしながらセイリングクルーザーは風上に向かって帆走 現代の七浦もうで

2017年05月22日 | 旅行
カープはドラゴンズに連敗するわ、FBのアカウントは乗っ取られるわ・・・涙の週末。

こんな時は、海しかない!
広島も夏日
海の仲間たちと、出帆です。




早朝、広島のヨットハーバーを出て、5時間かけて、世界遺産・宮島を一周してきました。



宮島は神様の住む島・・・パワーとエネルギーを秘めています。
風も良好。

厳島神社を造った平清盛の時代。
貴族たちは、船に乗り、七浦詣(もうで)を行っていました。
海路からしか見ることができない七つの浦にある小さな神社を一つずつ参っていくというものです。
当時の動力のない帆掛け舟では、さぞ、大変だったことでしょう。


まずは、厳島神社に海から参拝。
3人の女神様に手を合わせます。
航海の安全を祈るとともに、七浦詣に出発。


いい風が吹いています。
風上に向かって、タック。




タッキングこそが、ヨットの醍醐味です。
推進力と横流れ力のベクトルで揚力が発生し、ヨットは風上に向かって走ることが出来ます。
本当にエコな乗り物です。



かなり傾いてきました。

クルーは、片舷に移動・・・重り替わりで、船のバランスを取ります。


70年のヨット歴を持つ82歳の大先輩から、重い一言・・・。
元海上自衛官で、その後、会社経営をされてきたヨットマン・・・。
護衛艦でアメリカやメキシコに行った話。
教育学部を卒業するも先生にはならなかった話。
社長車の運転手をしていた話。
株で大損した話。会社を立ち上げ苦労した話・・・。
波乱万丈のお話は、男の夢と浪漫を刺激します。
尊敬する人生のロールモデル。



その大師匠から・・・
「今日は、艇長をやってください。」
エッ???
ジブセイル担当からスキッパー、ちょっとエラくなったような気分です(笑)。


36フィートもあるクルーザーは、少なくとも5人のクルーが必要。
風を読み、
潮の流れを判断し、
水深計をウォッチし、
蛇行しないように、しっかりティラーを保持する。
特に、風に向かって40度から45度の角度で登っていくタックでは、
クルーとの連携、チームプレーが必須となります。


まさに、組織のマネジメントと同じです。
乗組員の安全と命がかかっている・・・それは、組織や職場、家族と同じです。
責任重大。



本当は、オーナー席で、潮風に吹かれて、のんびりしていたいのですが・・・笑。
スキッパーは、お尻、痛いし・・・。


宮島を、無事一周・・・神様の島・宮島が輝いています。
本当に美しい!
女神様が微笑んでいるようです・・・。

風の音と波を切る音しかない海の上・・・。
海の上では、悩みや心配事が、すべて吹っ飛びます。

スマートで目先が効いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り

シーマンシップを発揮して、荒波を乗り越えていきたいと思います。

ヨットハーバーに到着。


風上に船を立て、艤装も完了。
無事、マリーナに到着です。


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