能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

比治山スカイウォーク・・・がら~ん・・・乗っているのは自分ひとり バブルの負の遺産として後世に継承

2017年05月31日 | まち歩き
比治山スカイウォーク・・・がら~ん・・・乗っているのは自分ひとり。

とても不思議な空間です。

比治山スカイウォーク


広島市内の小高い山、比治山の頂上まで行く動く歩道とエスカレーター。
37.5メートルの高低差をアクセス。
平成10年に17億円の税金を投入して完成しました。


その後、度重なる批判や撤去の検討が続き、最後は行政訴訟まで起こされた代物です。
年間2000万円の維持費がかかるとのことで、金食い虫。
あれから17年・・・まだ、毎日毎日動いています。

山頂には、広島現代美術館と広島市まんが図書館・・・。
下側は、イオンの店舗と直結しています。
便利なのは便利なのですが、公費で一私企業のために設置されたのではないかと疑われる施設です。


広島市の道楽???

広島市は、広島大学が東広島市へ移転・・・若い人たちが一気に減少しました。

市内にあった空港は、三原市に移転。
東京へのアクセスが悪化しました。

中長期的に見ると、行政と政治がいかに街の姿を変えていくかを物語る悪い事案だと思います・・・涙。


税金、行政の予算は、福祉や介護、子育て、教育といった社会的に弱い立場のある人たちのために優先的に投下されるべき、と個人的には考えています。

バブルの負の遺産として、後世に語り継いでいく教材としては最適な、比治山スカイウォークです。

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