通勤の道すがらにある寺院。
人間らしくやりたいなあ。
通勤の道すがらにある寺院。
新型コロナウイルスは、ビジネスの世界にも大きな影響を与えました。
「3密」回避のため、テレワークやリモートワーク、ZoomやWebexやスラック、会議 もオンライン、教育研修もオンライン・・・95誕生以来、今まで25年かけて必要と 思いつつ実現しなかったことが次々に現実のものとなっています。
そして、ハンコもなくなり、ペーパーレス社会に差し掛かっています。
さらに、東京の渋谷でもオフィスを縮小し、都心を脱出する企業も増えているそうです。
オフィス賃料も下落しているとのこと・・・コロナ、恐るべしです。
リモートワークの達人
ジェイソン・フリード&デイヴィド・ハイネマイヤー・ハンソン著
ハヤカワ文庫 (早川書房)
同書は、2013年に刊行され、世界中でリモートワークのバイブルとして広まった一冊。
早川書房から出版されているというのも面白いです。
著者は、ベースキャンプ社を経営・・・20年以上もリモートワークで働いているそうです。
だからこそ言えるリモートワークのコツを伝授しています。
目次
・イントロ オフィスのない世界
・リモートワークの時代がやってきた・・・通勤は人生の無駄づかい、9時〜5時からの解放 リモートワークの誤解を解く
・リモートのコラボ術・・・コアタイムを決める、同じ画面を見つめる、印象より中身、ミーティングを減らす
・リモートワークの落とし穴・・・孤独は人を狂わせる、自由は屈従になりうる、顧客の不安を取り除く
・リモート時代の人材採用・・・人柄が大事、地域で賃金差別をしない、文章力のある人を雇う
・リモート時代のマネジメント・・・席を見張るのはやめよう、1対1で話そう、無駄な手続きや承認を根絶しよう、怠けより働きすぎに注意しよう
・リモートワーカーの仕事スタイル・・・1日のリズムを作る、コンピュータを着替えよう、存在感は仕事でアピール
横石崇さんが書かれている解説もなかなか面白いです。
「リモートワークで働こうとするのであれば、まずは自分の人生の優先順位につい て割り振りしなければならない。」
「どのような人生を送りたいのか、自分の人生の重心をどこに置くのかといった戦 略が必要になる。」
「目的地を決めるのは、まぎれもなくあなたでしかない。」
「コロナウイルスは、孤独化ウイルス」
オフィスがなくなる日も、そう遠くないと思わせる一冊でした。
リモートワーカー、テレワーカー必読の一冊です。