能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

青山商事が全15段の新聞広告を掲載・・・新常態の時代、策を出して欲しかった・・・がんばれ!洋服の青山

2020年11月21日 | マーケティング

新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務、テレワーク、リモートワークが拡大・・・。

スーツを着て出勤するという今までのサラリーパースンの日々の常態が大きく変化しました。

IT系やサービス業の会社では、もうスーツそのものを着ていない所が増えてきました。

 

そうした中で、アパレル会社やスーツ会社が大苦戦。

スーツ業界も7割経済・・・あったはずの売上の3分の1が蒸発してしまいました。

 

スーツ業界トップの青山商事も292億円の赤字・・・。

店舗の2割に相当する160店の閉店、400名程度の希望退職・・・たいへんです。

米国ブルックス・ブラザーズだって連邦破産法適用・・・すごいことになってきました。

 

その「洋服の青山」が、中国新聞の朝刊に全15段の企業広告を掲載しました。

何度でも、立ち上がる。

この広島の地から

もう一度。

 

さらに、青山理社長からは、「ふがいない私に変わって、社員に暖かい声をかけていただきたい」というメッセージ。

なんとも切ない文面です。

山一證券の社長を思い出します。

規模の経済で拡大を続けた洋服の青山にスキはなかったのでしょうか?

BCPの策定や、インターネットビジネス、リアル店舗とデジタル店舗のシナジー、カジュアルがダメなら会社まわりのB2Bビジネスなど、いろいろと手を打っていたとは思います。

それらが機能せず、コロナで一気に表面化したというところでしょうか。

「まったく新しい洋服の青山へ」

今回の広告では、策を出して欲しかったです。

どう新しいのか?どう立ち上がるのか?どう立て直すのか?

それが、社員に希望、勇気、未来を与えることになります。

株主や地域社会、業界、社員の家族にも安心感を与えると思います。

 

ウイルスの付着しにくいスーツ開発、家庭で簡単に選択できるスーツ、店舗で試着しなくてもネットで気軽に買えるスーツ・・・いろいろあると思います。

先日の経済ニュースでは、ネクタイを変形させるとマスクにもなるといった珍商品も報道されていました。

 

自己資本比率が50%を超えている青山商事は、財務面では、まだまだ大丈夫だと思います。

コロナ禍を転機として、本当に新しく魅力的な会社にするための「まったく新しい洋服の青山」になっていただきたいものです。

コロナは、世界的規模で経済的打撃を与えました。

それでも、多くの経営者や従業員は、懸命に努力しています。

withコロナの時代、次のステージ、ニューノーマルに向けて、頑張っていかなければなりません。

がんばれ!ニッポン

がんばれ!青山商事


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食糧危機という勝機 ニッポンが救う人口100億人時代 今週の日経ビジネス誌 ジャック・アタリさんの切り口がすごい!

2020年11月21日 | 本と雑誌

今週の日経ビジネス誌2020.11.23号は、「食」の特集。

大学時代に読んだロバート・マルサスが著した「人口論」を思い出します。

食は等差級数的に増加するが人口は等比級数的に増加する・・・行きつく先は、食糧危機・・・。

結構、ショックだったことを思い出します。

 

食糧危機という勝機 ニッポンが救う人口100億人時代

新型コロナウイルス、バッタ群の大量発生、豚熱、大洪水・・・。

アフリカやアジアでは畑や田んぼが大きな水害被害を受け、世界各地では山火事が多発・・・異常気象の影響でしょうか?

人類にとっての食の危機・・・10月には、国連世界食糧計画(WFP)にノーベル平和賞が授与されました。

この特集では、この危機の中、鮮度を長持ちさせる日本の技術、陸上養殖サーモンや培養ステーキなど枯れた大地でも食物を作る日本の技術が紹介されています。

オムロン、JFEエンジニアリング、デンソーなどの事例が紹介されています。

工業分野、IT分野で他国に凌駕されている日本・・・コロナの影響で観光立国も疑問符・・・残されてたのは、食の分野ということでしょうか?

この特集の最後にあるのが、ジャック・アタリさんのインタビュー。

これが一番面白く、びっくり記事でした。

アタリさんは、欧州復興開発銀行初代総裁、経済学者。

1943年アルジェリア生まれのユダヤ系フランス人です。

わずか38歳でミッテラン大統領の特別補佐官を務め、サルコジ大統領のブレーン役だったスーパーエリート。

今で言うとマクロン大統領のような切れ味鋭い選良だったんでしょうね。

インタビュー記事でラインマーカーを引いたところを抜粋してみました。

 

・次世代の幸せを考えよ

・バイデン氏勝利を世界は歓迎

・中国の命題は食べ物の確保 自国の生存に必要なモノを手に入れる

・共産党も中国も今世紀中に崩壊

・米国はますます内向的な国になる

・民主主義の危機・・・「個人の自由」を強く掲げた民主主義にすり替わっている 自己陶酔や個人主義に走り勝ち

・90億人が健康な食生活を送るための方法・・・「少肉多菜」「少糖多果」「地産地消」「食育と節食」

・生きる意義は「分からない」のです。それでも私たちは答えを求め考えてしまう。

・世界レベルでの法の支配が必要

・他者と次世代について考え、奉仕する。それが現世代に課せられた務め。

 

さすがは、ヨーロッパの知の巨人。

一言ひとことが、刺さってきました。


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マツダスタジアムに一番近いコンビニ・・・セブンイレブン カルビーの「ふるシャカ」が半額セールス

2020年11月21日 | カープ大好き!

今日から日本シリーズ・・・読売vs.ソフトバンク。

去年はソフトバンクの4連勝・・・今年もSBなんですかねえ。

 

カープは、河田ヘッドコーチ就任。

九里は背番号12から11へ、坂倉は背番号61から31へ、矢崎は背番号41になるそうです。

 

半年に近いカープロス・・・ちょっと寂しいですね。

ということで、マツダスタジアムまでテクテク散歩です(笑)。

 

マツダスタジアムに一番近いコンビニ・・・セブンイレブン。

それまでは、赤いローソンでした。

セブンで、カルビーの「ふるシャカ」半額セールス。

在庫一掃セールです。

ちょっと得した気分です。

今年はコロナで開幕が遅れ、試合も少なく、観客数に制限がかかったため、在庫がいっぱいだったんですかねえ。

このそばには、新しいマンションが建つようです。

カープファンにとっては、住み心地がいいように思います。

友人がマツダスタジアムのそばに住んでいるんですが、試合のある日は大渋滞になるためクルマが出せないと言っていました。

一長一短なんですね。

がんばれ!カープ


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